目次
流産の種類は、「時期」「原因」「症状・所見」「進み具合」「回数」という5つの物差しで分けられています。そのため、1回の流産に「早期流産」「自然流産」「稽留流産」のように複数の名前がつくことがあります。稽留流産、進行流産、完全流産、不全流産、化学流産はそれぞれ別の物差しでの呼び名で、どれが当てはまるかによって、その後の経過や選択肢が変わります。妊娠初期の流産の多くは、受精の時点で生じた赤ちゃん(胚)の染色体の数の違いによるもので、妊娠中の行動が原因ではありません。この記事では、流産の種類を一覧で整理し、それぞれの意味と違い、いちばん多い原因、診断されたあとの考え方までを臨床遺伝専門医の立場から解説します。
Q. 流産にはどんな種類がありますか?
A. 時期(早期・後期)、原因(自然・人工・感染)、症状や所見(稽留・進行)、進み具合(完全・不全・化学流産)、回数(反復・習慣)の5つの分け方があります。同じ流産でも、見る物差しによって呼び名が変わります。なお切迫流産は「流産しかかっているが、赤ちゃんは生きている状態」で、流産とは区別されます。
- ➤稽留流産 → 出血や痛みがないまま、子宮の中で赤ちゃんの成長が止まっている状態
- ➤進行流産 → 出血と腹痛があり、流産が進んでいる状態。結果は完全流産か不全流産になる
- ➤化学流産 → 妊娠反応は陽性だが、超音波で胎嚢が見える前に終わった妊娠
- ➤いちばん多い原因 → 赤ちゃん(胚)の染色体の数の違い(約半数〜8割)
1. 流産とは|定義と起こる頻度
流産とは、妊娠22週より前に妊娠が終わってしまうことをいいます。妊娠22週は、赤ちゃんがお母さんのお腹の外で生きていける可能性が出てくる時期の目安で、この週数より前か後かで、医学上の呼び方が「流産」と「早産・死産」に分かれます[1]。
流産は決してまれなことではありません。妊娠と分かった人のうちおよそ7人に1人が経験するもので、年齢とともに起こりやすくなります。ここでは、まず定義と頻度を押さえてから、種類の話に進みます。
妊娠22週未満で妊娠が終わること(死産届との関係)
医学上の流産は「妊娠22週未満で妊娠が終わること」ですが、届出の制度では、妊娠12週以降に亡くなった赤ちゃんの出産は「死産」として扱われます。この2つの区切りは別々の目的で決められたものなので、混同しないように注意が必要です。
日本産科婦人科学会は、妊娠22週より前に妊娠が終わることを流産と定義しています[1]。一方、死産の届出に関する規程(昭和21年厚生省令)は、死産を「妊娠第四月以後における死児の出産」と定めています[2]。妊娠第4か月は妊娠12週0日から始まるため、妊娠12週以降の流産(後期流産)は、医学上は流産でありながら、市区町村への死産届が必要になります。
つまり、妊娠12週以上22週未満で妊娠が終わった場合は、「医学的には後期流産」「手続きの上では死産」という二つの顔を持つことになります。妊娠12週未満の早期流産では、死産届は必要ありません。手続きの詳細はお住まいの自治体や分娩した医療機関で確認してください。
どのくらい起こる?年齢で変わる頻度
流産は、妊娠と分かった妊娠の約15%に起こります。日本産科婦人科学会は自然流産の頻度を約15%としており[1]、世界の研究をまとめた2021年のLancetの報告でも、妊娠と確認された妊娠のうち流産になる割合は15.3%でした[3]。妊娠検査薬が陽性になる前に終わる妊娠まで含めると、実際の割合はさらに高くなると考えられています。
頻度は年齢によって大きく変わります。ノルウェーで2009〜2013年の約42万件の妊娠を調べた研究では、全体の流産率は12.8%で、最も低かったのは25〜29歳の約10%、45歳以上では53%でした[4]。日本産科婦人科学会も、40歳以上では流産率が40%以上になるとしています[1]。年齢とともに流産が増える主な理由は、後の章で説明する卵子の染色体の変化です。
年齢以外にも、流産の経験が多いこと、喫煙、飲酒、極端な肥満ややせ、父親の年齢が40歳を超えていることなどが、流産の起こりやすさと関連すると報告されています[3]。ただしこれらは多くの人を集めて調べた統計上の関連で、一人ひとりの流産の原因がそれだったと言えるものではありません。ここで示した数字は集団の平均であり、個人の流産の確率をそのまま表すものではない点に注意してください。ご自身の状況に当てはめて知りたい方は、流産しやすい人の特徴もあわせてご覧ください。
2. 流産の種類一覧|5つの分け方
流産の種類は、「いつ起きたか(時期)」「なぜ起きたか(原因)」「どんな症状・所見か」「どこまで進んだか(進み具合)」「何回目か(回数)」の5つの物差しで分けられます。日本産科婦人科学会は、原因、症状や所見、進み具合、回数による分類を示しており[1]、これに妊娠12週を境にした時期の区分を加えると、よく使われる呼び名がひととおり整理できます。
大切なのは、これらが「別々の流産」ではなく「同じ流産を別の角度から見た名前」だという点です。たとえば、妊娠8週の健診で症状がないまま心拍が確認できないと分かった場合、それは「早期流産」であり、「自然流産」であり、「稽留流産」でもあります。その後に出血が始まって内容物がすべて出れば「完全流産」、一部が残れば「不全流産」と呼ばれます。
📋 流産の種類一覧(5つの分け方)
| 分け方 | 種類 | 意味 |
|---|---|---|
| 時期 | 早期流産/後期流産 | 妊娠12週未満/妊娠12週以降22週未満 |
| 原因 | 自然流産/人工流産/感染流産 | 自然に起きた流産/人工妊娠中絶/子宮の感染を伴う流産 |
| 症状・所見 | 稽留流産/進行流産 | 症状がないまま子宮内で成長が止まっている/出血と腹痛で流産が進んでいる |
| 進み具合 | 完全流産/不全流産/化学流産 | 内容物がすべて出た/一部が残っている/胎嚢が見える前に終わった |
| 回数 | 反復流産/習慣流産 | 2回くり返した/3回以上くり返した |
※分類は日本産科婦人科学会[1]による。切迫流産は流産ではなく、妊娠が続いている状態を指します(第7章)。
海外では、欧州ヒト生殖学会(ESHRE)の専門部会が、超音波で妊娠が確認される前の消失を「生化学的妊娠の消失」、超音波で確認された後を「臨床的流産」と呼び分けるなど、少し異なる用語を提案しています[5]。国や資料によって呼び方に違いはありますが、日本の医療機関の説明はおおむね上の表の区分に沿っています。
3. 時期による種類:早期流産と後期流産
流産は、妊娠12週未満で起こる「早期流産」と、妊娠12週以降22週未満で起こる「後期流産」に分けられます。時期で分けるのは、起こる頻度も、主な原因も、その後の手続きも、この境目で大きく変わるためです。
早期流産(12週未満)
早期流産は妊娠12週未満の流産で、流産の大部分を占めます。米国産婦人科学会(ACOG)の診療指針では、妊娠が失われるケースのおよそ80%が妊娠初期(妊娠13週まで)に起こるとされています[6]。日本では12週未満を早期流産と呼ぶのに対し、ACOGは12週6日までを「早期妊娠損失」としており、区切りは1週ほど異なります。
早期流産の最も多い原因は、赤ちゃん(胚)の染色体の数の違いです。国立成育医療研究センターは、早期流産の50〜60%は受精卵の異常が原因としています[7]。受精の時点で染色体が1本多い、あるいは少ないといった違いがあると、多くの場合、赤ちゃんは妊娠初期のうちに育つことができなくなります。この仕組みは第9章で詳しく説明します。
この時期の流産は、妊娠中の過ごし方で防げるものではないことが大半です。重い物を持った、仕事を続けた、運動をしたといったことを原因として自分を責める方は少なくありませんが、国立成育医療研究センターも「流産は、誰のせいではありません」と明言しています[7]。
後期流産(12週以降22週未満)
後期流産は妊娠12週以降22週未満の流産で、早期流産より頻度は低くなります。国立成育医療研究センターも、12週以降22週未満の流産を後期流産と定義しています[7]。いわゆる安定期に入ってからの流産も、22週より前であればこの区分に入ります。
後期流産では、染色体の違い以外の要因が関わる割合が早期流産より大きくなるとされ、子宮や子宮の出口(頸管)の状態、感染などが関係することがあります。また、第1章で触れたとおり、妊娠12週以降の流産は死産届の対象になり[2]、陣痛を起こして赤ちゃんを出産する形での処置になることが多いのも、早期流産との違いです。
後期流産の起こり方、週数ごとの頻度、気をつけたい症状については、妊娠中期の流産の記事で詳しく扱っています。
4. 原因による種類:自然流産・人工流産・感染流産
原因による分類では、自然に起きた「自然流産」、人工的に妊娠を終わらせる「人工流産」、子宮の感染を伴う「感染流産」の3つに分けられます。日本産科婦人科学会もこの3つを原因による分類として示しています[1]。日常会話で「流産」と言うときは、ほとんどが自然流産を指しています。
自然流産
自然流産は、人工的な処置によらず、自然に妊娠が終わってしまう流産のことです。人工流産以外のすべての流産がここに含まれ、手術で子宮の内容物を取り除いたかどうかは関係ありません。稽留流産で手術を受けた場合も、原因の区分としては自然流産です。
この記事で扱う稽留流産、進行流産、完全流産、不全流産、化学流産は、いずれも自然流産を別の物差しで分けた呼び名です。第1章で紹介した「妊娠の約15%」という頻度も、自然流産についての数字です[1]。
人工流産(人工妊娠中絶)
人工流産は、人工的に妊娠を終わらせること、つまり人工妊娠中絶を指します。日本では母体保護法にもとづき、妊娠22週未満に限って、指定された医師が行うことができます。医学用語としての「人工流産」は、自然流産と区別するための呼び名です。
人工妊娠中絶の方法、受けられる週数、術後の経過などは、人工妊娠中絶とはの記事で解説しています。
感染流産
感染流産は、流産に子宮の細菌感染が加わった状態です。日本産科婦人科学会は、細菌が子宮に感染して流産になった場合、放置すると敗血症という全身の重い感染症につながる危険があると説明しています[1]。流産の途中や、子宮に内容物が残った状態で感染が起こることがあります。
流産のあとに発熱、悪臭のあるおりもの、強くなっていく下腹部の痛みがある場合は、感染が疑われるため、早めに受診する必要があります。妊娠中に注意したい病原体や感染による流産の起こり方については、感染による流産のリスクで詳しく解説しています。
💡 用語解説:敗血症(はいけつしょう)
敗血症とは、感染に対する体の反応が過剰になり、血圧の低下や臓器の働きの障害を起こす状態のことです。感染に対する体の反応が制御できなくなり、臓器障害を起こすことが問題です。必ずしも「細菌が血液中に入り込むこと」自体が診断の前提ではありません。感染流産で問題になるのは、子宮の中の感染をきっかけに全身状態が悪化することで、発熱や悪寒、強い腹痛がある場合は、時間を置かずに医療機関を受診することが大切です。
5. 症状・所見による種類:稽留流産と進行流産
症状や所見による分類では、症状がないまま赤ちゃんの成長が止まっている「稽留流産」と、出血や腹痛を伴って流産が進んでいる「進行流産」に分けられます。同じ早期流産でも、この2つは気づき方も、その後の選択肢も異なります[1]。
稽留流産とは|症状がなく気づきにくい流産
稽留流産(けいりゅうりゅうざん)とは、出血や腹痛がないまま、子宮の中で赤ちゃんが亡くなっている状態です。「稽留」は「とどまる」という意味で、赤ちゃんや胎盤のもとになる組織が子宮の中にとどまっていることから、この名前がついています。症状がないため本人は気づかず、妊婦健診の超音波検査で初めて分かることがほとんどです[1]。
つわりや胸の張りが急に軽くなったことをきっかけに受診して分かる場合もありますが、つわりの強さは日によっても変わるため、症状の変化だけで稽留流産かどうかを判断することはできません。「しんどいのか」という疑問もありますが、体の症状が乏しいまま診断されることがあります。
「胎嚢は見えたのに赤ちゃん(胎芽)が見えない」という状態も、稽留流産の一つの形です。ただし、妊娠のごく初期は胎芽がまだ小さく、見えないのが正常な時期もあります。米国の超音波学会の基準では、胎嚢の平均の直径が25mm以上あるのに胎芽が見えない場合や、頭からお尻までの長さ(頭殿長)が7mm以上あるのに心拍が見えない場合に、流産と診断できるとしています[8]。
この基準は、正常な妊娠を誤って流産と判断しないよう、厳しめに設定されています[8]。基準に届かない段階では、1〜2週間ほど間を空けて再び超音波検査を行い、経過を見て判断します。1回の検査だけで結論を出さないのはこのためです。稽留流産と診断されたあとは、自然に排出されるのを待つか、手術で子宮の内容物を取り除くかを選びます(第10章)。自然排出を待つ場合の経過は、流産の自然排出で詳しく解説しています。
💡 用語解説:胎嚢(たいのう)と胎芽(たいが)
胎嚢とは、子宮の中で赤ちゃんを包む袋のことで、超音波検査で最初に確認できる妊娠のしるしです。胎芽とは、妊娠初期の赤ちゃんのことで、おおむね妊娠10週ごろまでをこう呼び、それ以降は胎児と呼びます。胎嚢の中に胎芽が見え、さらに心臓の拍動(心拍)が確認できると、妊娠が順調に進んでいると判断する目安になります。
進行流産とは|出血と腹痛で流産が進んでいる状態
進行流産とは、子宮の出口(頸管)が開き、出血が増えて、流産が進んでいる状態です。日本産科婦人科学会は、子宮頸管が開き、出血が増えている状態を進行流産としています[1]。子宮が収縮して中身を外に押し出そうとするため、生理痛より強い下腹部の痛みを伴うことが多くなります。
いったん進行流産になると、妊娠を続けることはできません。この点が、出血があっても赤ちゃんが生きている「切迫流産」との大きな違いです。進行流産は、その結果によって、子宮の内容物がすべて出た「完全流産」と、一部が残った「不全流産」のどちらかに分かれていきます。
出血の量が多い、痛みが強い、めまいや立ちくらみがあるといった場合は、夜間や休日でも受診が必要です。流産に伴う出血の量や色、受診の目安については、流産に伴う出血の記事で詳しく扱っています。
6. 進み具合による種類:完全流産・不全流産・化学流産
進み具合による分類では、子宮の内容物がすべて出た「完全流産」、一部が残った「不全流産」、超音波で胎嚢が見える前に終わった「化学流産(生化学的妊娠)」に分けられます。完全流産と不全流産は、進行流産がどのように終わったかを表す呼び名です[1]。
上の図は流産が進む流れを示したもので、進行流産のあとは、内容物がすべて排出されれば完全流産、一部が子宮内に残れば不全流産となります。稽留流産の場合は、症状のない状態から始まり、自然に排出が始まると同じように進行流産を経て、完全流産か不全流産になります。
完全流産とは
完全流産とは、赤ちゃんや胎盤のもとになる組織が、すべて自然に子宮の外に出た状態です。日本産科婦人科学会は、流産した組織がすべて排出された状態を完全流産としています[1]。内容物が出きると子宮は元の大きさに戻り始め、出血や痛みはおさまっていきます。
超音波検査で子宮の中に何も残っていないことが確認できれば、通常は手術の必要はありません。出血が少量ずつ続くことはありますが、多くは数日から1〜2週間で落ち着きます。ただし、発熱や出血の増加がある場合は、内容物の遺残や感染を確認するために受診が必要です。
不全流産とは
不全流産とは、流産は起きたものの、組織の一部が子宮の中に残っている状態です。国立成育医療研究センターも、一部が子宮の中に残っている状態を不完全流産とし、手術か自然排出を待つかを検討するとしています[7]。
子宮の中に組織が残っていると、子宮がうまく縮まらず、出血や腹痛がだらだらと続くことがあります。残っている量や出血の状態によって、そのまま自然に出るのを待つこともあれば、手術で取り除くこともあります。どちらがよいかは、出血量、感染の有無、本人の希望をふまえて医師と相談して決めます。
化学流産(生化学的妊娠)とは
化学流産とは、妊娠検査薬や血液検査で妊娠反応が陽性になったものの、超音波検査で胎嚢が確認される前に妊娠が終わった状態です。医学的には「生化学的妊娠」と呼ばれます。日本産科婦人科学会は、妊娠反応は陽性だが超音波で胎嚢を確認する前に流産したものを生化学的妊娠としています[1]。
ESHREの専門部会も、超音波で確認されず、尿や血液中のhCG(妊娠すると増えるホルモン)の低下だけで分かる妊娠の消失を「生化学的妊娠の消失」と定義しています[5]。受精卵が子宮内膜に着床し始めたあと、ごく早い段階で成長が止まったものと考えられています。
化学流産は生理の予定日から少し遅れた時期に、いつもの生理のような出血として起こることが多く、妊娠検査薬を使っていなければ気づかないことも少なくありません。出血の量や時期がいつもの生理と違うと感じる人もいます。化学流産の症状や原因、その後の妊娠については化学流産の記事で、医学用語としての定義は生化学的妊娠(用語)の解説で詳しく扱っています。
化学流産と稽留流産の違い
化学流産と稽留流産の一番の違いは、超音波検査で胎嚢が確認されたかどうかです。化学流産は胎嚢が見える前に終わった妊娠で、稽留流産は胎嚢や胎芽が確認されたあとに、子宮の中で成長が止まった状態です。
🔬 化学流産と稽留流産の違い
| 項目 | 化学流産(生化学的妊娠) | 稽留流産 |
|---|---|---|
| 胎嚢の確認 | 確認される前に終わる | 確認されたあとに成長が止まる |
| 分かるきっかけ | 妊娠反応陽性のあとの出血・反応の低下 | 妊婦健診の超音波検査 |
| 症状 | 生理のような出血が多い | 出血や腹痛がないことが多い |
| 処置 | 通常は不要 | 待機または手術を選ぶ |
| 流産回数への算定(日本) | 数えない(3回以上くり返す場合は原因を調べる) | 数える |
※流産回数の扱いは「不育症管理に関する提言」[9]による。
流産の回数の数え方にも違いがあります。日本の「不育症管理に関する提言」では、生化学的妊娠は流産回数に数えませんが、3回以上くり返す場合は「反復生化学的妊娠」として原因を調べるとしています[9]。一方、ESHREの専門部会は、超音波で確認されなかった妊娠の消失も不育症の定義に含めるべきだと提案しており[5]、国際的にも扱いは一致していません。
7. 切迫流産は「流産」ではない
切迫流産とは、出血や腹痛など流産しかかっているサインがあるものの、赤ちゃんは生きていて、妊娠が続く可能性がある状態です。名前に「流産」とつくため誤解されやすいのですが、切迫流産は流産の種類ではなく、流産が起きるかもしれない「手前の状態」を指します。切迫流産と診断されても、多くの妊娠はそのまま続いていきます。
妊娠初期の切迫流産の治療については、日本産科婦人科学会が、妊娠12週未満の切迫流産に対して流産を予防する効果のある治療は「なさそう」だとしつつ、無理な労働は避けるよう勧めています[1]。以前は「絶対安静」が勧められることもありましたが、安静が流産を防ぐかどうかを調べた研究をまとめたCochraneレビュー(2つの試験、84人)では、安静を支持する質の高い根拠は見つかりませんでした[10]。
黄体ホルモン(プロゲステロン)については、英国で約4,000人を対象に行われた試験があります。妊娠初期に出血があった人全体では、赤ちゃんが生まれた割合は黄体ホルモン群75%、偽薬群72%とほとんど差がありませんでした。一方、過去に3回以上流産している人では72%と57%で、黄体ホルモン群のほうが高い結果でした[11]。ただしこれは流産歴のある人の一部に限った海外の結果で、国内の標準的な治療として確立しているわけではありません。
妊娠初期の出血の多くは、妊娠そのものは続いていく出血です。一方で、出血が増える、痛みが強くなるといった場合は進行流産に移っていることもあるため、自己判断せず受診してください。切迫流産の原因や、妊娠中期以降の切迫流産の扱いは、切迫流産とはの記事で詳しく解説しています。
8. 回数による種類:反復流産・習慣流産と不育症
流産を2回くり返すことを「反復流産」、3回以上くり返すことを「習慣流産」といいます。日本産科婦人科学会と日本不育症学会は、この回数による呼び分けを示しています[1][12]。そして、流産や死産を2回以上くり返し、赤ちゃんを得られない状態を「不育症」と呼びます[9]。
反復流産や習慣流産は決してまれではありません。ただし頻度の数字は、調べた集団や方法によって違います。
🔁 反復流産・習慣流産の頻度
| 出典 | 2回以上(反復流産) | 3回以上(習慣流産) |
|---|---|---|
| 日本産科婦人科学会 | 2〜5% | 約1% |
| 不育症管理に関する提言(岡崎コホート研究) | 4.2% | 0.88% |
| 日本不育症学会(エコチル調査) | 5.0% | 1.1% |
※出典:日本産科婦人科学会[1]、不育症管理に関する提言[9]、日本不育症学会[12]。対象集団と調査方法が異なります。
おおまかに言えば、妊娠経験のある女性のおよそ20人に1人が2回以上、100人に1人ほどが3回以上の流産を経験していることになります。ただし、1回ごとの流産を独立した一定確率の出来事として単純計算することはできません。流産リスクは年齢や妊娠歴などによって異なり、既往流産回数が増えるほど次回流産リスクが高くなることも報告されています。反復流産・習慣流産では、こうした背景を踏まえて原因評価が検討されます。
欧州のESHREのガイドラインは2022年の改訂で、2回以上の妊娠の消失を不育症と定義しています(子宮外妊娠と胞状奇胎は除く)[13]。日本の提言も2回以上の流死産の既往を不育症としており[9]、「2回続いたら原因を調べることを考える」という考え方は共通しています。
不育症の原因としては、子宮の形の異常、甲状腺などの内分泌の異常、抗リン脂質抗体などの血液が固まりやすい状態、夫婦どちらかの染色体の構造の違い(均衡型転座など)が知られています。ただし、原因を調べても特定できないことも多く、その相当数は赤ちゃんの染色体の数の違いが偶然くり返したものと考えられています[9]。
💡 用語解説:均衡型転座(きんこうがたてんざ)
均衡型転座とは、2本の染色体の一部が入れ替わっているものの、遺伝情報の過不足はない状態のことです。本人は健康で、自覚することはほとんどありません。ただし卵子や精子ができるときに、入れ替わった部分の組み合わせによって遺伝情報が多すぎたり足りなかったりする受精卵ができることがあり、流産をくり返す原因の一つになります。夫婦の血液の染色体検査で調べることができます。
🩺 院長コラム【2回目の流産で知っておいてほしいこと】
流産を2回くり返すと、「自分の体に何か原因があるのでは」と考えるのは自然なことです。けれども、流産の多くは受精の時点で決まる赤ちゃんの染色体の数の違いによるもので、2回続いても偶然の重なりであることは少なくありません。実際、不育症と診断された方の多くが、次の妊娠で赤ちゃんを迎えています。
そのうえで、夫婦のどちらかに均衡型転座がある場合のように、調べることで次の妊娠に向けた選択肢が変わる原因もあります。臨床遺伝専門医としては、原因を調べる検査と、その結果が次の妊娠にとって何を意味するかを、分けて整理することが大切だと考えています。
夫婦の染色体を調べる検査は、血液から染色体の数と形を観察するGバンド法の染色体検査で行います。不育症の検査や治療の全体像は、不育症とはの記事にまとめています。
9. 流産のいちばん多い原因は胚の染色体異常
流産のいちばん多い原因は、赤ちゃん(胚)の染色体の数の違いで、流産の約半数から8割を占めると報告されています。染色体は遺伝情報をまとめて収めている構造で、ヒトの細胞には通常46本(23対)あります。受精の時点でこの本数が多かったり少なかったりすると、赤ちゃんは多くの場合、妊娠初期のうちに育つことができなくなります。
染色体異常の割合は、資料によって幅があります。
🧬 流産に占める染色体異常の割合
| 出典 | 染色体異常の割合 |
|---|---|
| 米国産婦人科学会(ACOG) | 早期流産の約50% |
| 国立成育医療研究センター | 早期流産の50〜60% |
| 不育症管理に関する提言 | 流産の60〜80% |
| 日本産科婦人科学会 | 12週未満の流産の約80% |
| 日本不育症学会 | 流産全体の50〜80%(最近では80%) |
※出典:ACOG[6]、国立成育医療研究センター[7]、不育症管理に関する提言[9]、日本産科婦人科学会[1]、日本不育症学会[12]。
数字に幅があるのは、主に検査技術の違いによるものです。流産した組織の細胞を培養して染色体を調べる方法では、細胞が育たなかったり、お母さんの細胞が混ざったりして、結果が出ないことがありました。米国で2,180例の流産組織を調べた研究では、同じ施設でも前半の時期(1990〜1997年)は異常の割合が42.8%だったのに対し、技術が改善した後半(1998〜2002年)は65.8%でした[14]。日本不育症学会も、これまで流産の原因の多くが「不明」とされてきたのは、赤ちゃんの染色体を調べる機会が少なかったためだと指摘しています[12]。
数の異常(トリソミー・モノソミー・三倍体)
流産の原因になる染色体の違いの多くは、本数の違い(染色体の数的異常)で、なかでも1本多い「トリソミー」が最も多くみられます。先ほどの2,180例の研究では、染色体に異常があった流産のうち、トリソミーが約64%、三倍体が約11%、X染色体が1本しかないモノソミーXが約10%、複数の染色体に異常があるものが約6%、構造の異常が約4%、四倍体が約4%でした[14]。
トリソミーの中で最も多いのは16トリソミーで、21番、22番が続きます[14]。日本不育症学会も、16番、22番、21番トリソミーの順に多いとしています[12]。16トリソミーは生まれてくる赤ちゃんにはほとんどみられず、そのほとんどが妊娠初期に流産に至ります。一方、21トリソミー(ダウン症候群)は、流産に至ることもあれば、出生に至ることもあります。
1本少ない「モノソミー」は、常染色体(性染色体以外の染色体)ではほぼ育つことができず、X染色体のモノソミー(45,X)だけが一部出生に至ります。三倍体は、染色体が1組(23本)まるごと多い69本の状態で、2つの精子が1つの卵子に受精した場合などに起こり、ほとんどが流産に至ります。
💡 用語解説:三倍体(さんばいたい)
三倍体とは、通常は2組(46本)ある染色体が3組(69本)ある状態のことです。1つの卵子に2つの精子が受精したり、卵子や精子が染色体を2組持ったまま受精したりして起こります。特定の1本が多いトリソミーとは異なり、すべての染色体が1.5倍になっているため、ほとんどの場合、妊娠を続けることができません。流産した組織の染色体検査で見つかる代表的な異常の一つです。
母体年齢で増える理由
年齢とともに流産が増える主な理由は、卵子の染色体の数の違いが起こりやすくなることです。第1章で紹介したように、流産率は25〜29歳の約10%から45歳以上の53%まで上がります[4]。2,180例の研究でも、複数の染色体に異常がある流産は、年齢の高い女性の組織で多くみられました[14]。
卵子のもとになる細胞は、お母さん自身が胎児だったころから体の中にあり、排卵の直前まで、染色体を半分に分ける分裂(減数分裂)の途中で長い間止まっています。年齢を重ねると、この分裂で染色体が正しく2つに分かれない「染色体不分離」が起こりやすくなり、1本多い、または少ない卵子ができる割合が増えます。
この仕組みは、年齢とともにダウン症候群などのトリソミーの赤ちゃんが増える理由とも共通しています。卵子の中で何が起きているのかについては、卵子で異数性が起こる仕組みで詳しく解説しています。
流産はお母さんのせいではない
妊娠初期の流産の多くは、受精の時点で生じた染色体の数の違いによるもので、妊娠中の行動や生活で防げるものではありません。国立成育医療研究センターも「流産は、誰のせいではありません」としています[7]。仕事、軽い運動、性交渉、パソコン作業などが妊娠初期の流産の原因になることを示す根拠はありません。
ストレスについては、流産との関連を示す研究が報告されています[3]。ただし、これは統計上の関連であり、ストレスが流産を引き起こしたと言えるものではありません。流産をした人がその後に強いストレスを感じることも多く、どちらが先かを区別するのは難しいのが実情です。詳しくはストレスと流産の記事で解説しています。
なお、後期流産や感染流産のように、お母さん側の要因が関わる流産もあるため、「すべての流産が赤ちゃんの染色体によるもの」というわけではありません。原因が気になる場合は、流産の時期と経過をもとに、担当の医師と確認していくことが大切です。
🩺 院長コラム【「何がいけなかったのか」を探しすぎないために】
流産のあと、多くの方が「あの日に無理をしたから」「あれを食べたから」と原因を探そうとします。けれども、妊娠初期の流産の多くは、受精したその時点ですでに決まっている染色体の数の違いによるものです。その後の生活で変えられるものではありません。
染色体の数の違いは、どの年齢の方の妊娠にも一定の割合で起こります。臨床遺伝専門医の立場からは、流産の原因を「自分の行動」に求めるより、「受精卵の染色体」という仕組みから理解していただくことが、次の妊娠を考えるうえでも大切だと考えています。
10. 流産と診断されたら|待機・手術と次の妊娠
早期流産と診断されたあとの対応には、自然に排出されるのを待つ「待機」と、手術で子宮の内容物を取り除く方法があり、どちらを選んでも治療の効果はほぼ同じとされています。日本産婦人科医会は、手術療法、薬物療法、待機療法のどれを選んでも、ほぼ同様の治療効果をもたらすと考えられているとしています[15]。
待機を選んだ場合、平均すると2週間でおよそ75〜90%が自然に排出され、2週間で排出されなくても4週間くらいまでの待機はおおむね許容されるとされています[15]。国立成育医療研究センターは、手術をした場合も待機した場合も感染症の発症率に差はなかった一方で、待機では出血や腹痛による緊急入院の割合が高いという報告があることを紹介しています[7]。
手術は、以前は子宮の内側をかき取る方法(掻爬法)が中心でしたが、子宮内の癒着を避けるために、吸引による方法へ移ってきています[15]。海外では薬で排出を促す方法も広く使われていますが、日本で承認されている経口中絶薬(メフィーゴパック)の適応は、妊娠63日(9週0日)以下の人工妊娠中絶に限られており、自然に起きた流産は含まれていません[16]。2026年時点で、日本では流産を適応とする承認薬はありません。
手術が必要になるケースや方法、費用の目安は流産手術が必要なケースで詳しく解説しています。
⚠️ Rh陰性の方へ
血液型がRh陰性の方は、流産のあとに抗D免疫グロブリンという注射を受ける必要があります[1]。流産の際に赤ちゃんの血液がお母さんの体に入ると、次の妊娠で赤ちゃんの血液を攻撃する抗体ができることがあり、それを防ぐためのものです。ご自身の血液型が分からない場合は、担当の医師に確認してください。
次の妊娠については、日本産科婦人科学会が、流産から次の妊娠までの間隔を空けなくても、再び流産するリスクは上がらないとしています[1]。体の回復と気持ちの準備ができたタイミングで考えてかまいません。流産後の生理の戻り方や、次の妊娠に向けて気をつけたいことは、流産後の妊娠の記事にまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 化学流産と稽留流産はどう違いますか?
一番の違いは、超音波検査で胎嚢が確認されたかどうかです。化学流産は、妊娠反応は陽性になったものの、胎嚢が見える前に終わった妊娠です。稽留流産は、胎嚢や胎芽が確認されたあとに、症状がないまま子宮の中で成長が止まった状態です。化学流産は通常処置が不要ですが、稽留流産は待機か手術を選びます。
Q2. 胎嚢は見えたのに赤ちゃん(胎芽)が見えないのは流産ですか?
妊娠のごく初期は胎芽がまだ小さく、見えないのが正常な時期もあります。米国の超音波学会の基準では、胎嚢の平均の直径が25mm以上あるのに胎芽が見えない場合に、流産(稽留流産)と診断できるとしています。基準に届かない段階では、1〜2週間ほど間を空けて再び超音波検査を行い、経過を見て判断します。
Q3. 流産は何回続いたら検査を受けるべきですか?
日本の「不育症管理に関する提言」も欧州のESHREのガイドラインも、流産や死産を2回以上くり返した場合を不育症としており、原因を調べることを考える目安になります。流産リスクは年齢や妊娠歴などによって異なり、既往流産回数が増えるほど次回流産リスクが高くなることも報告されています。夫婦の染色体を調べる検査もその一つです。
Q4. 流産は自分の行動やストレスのせいですか?
妊娠初期の流産の多くは、受精の時点で生じた赤ちゃんの染色体の数の違いによるもので、妊娠中の行動で防げるものではありません。ストレスは流産との関連が報告されていますが、統計上の関連であり、原因と断定できるものではありません。
Q5. 流産したら必ず手術が必要ですか?
必ずしも必要ではありません。完全流産で子宮の中に何も残っていなければ、通常は手術は不要です。稽留流産や不全流産でも、自然に排出されるのを待つ方法と手術の方法があり、どちらを選んでも治療の効果はほぼ同じとされています。出血量や感染の有無、本人の希望をふまえて医師と相談して決めます。
まとめ
流産の種類は、時期(早期・後期)、原因(自然・人工・感染)、症状や所見(稽留・進行)、進み具合(完全・不全・化学流産)、回数(反復・習慣)の5つの物差しで分けられ、1回の流産に複数の名前がつくことがあります[1]。切迫流産は、流産しかかっていても赤ちゃんが生きている状態で、流産とは区別されます。
流産は妊娠の約15%に起こり、年齢とともに増えます[3][4]。妊娠初期の流産の多くは、受精の時点で生じた赤ちゃんの染色体の数の違いによるもので、妊娠中の行動が原因ではありません。流産を2回以上くり返す場合は不育症として原因を調べることが考えられ、夫婦の染色体の構造の違いなど、調べることで次の妊娠に向けた選択肢が変わる原因もあります[9]。診断されたあとの対応は、待機と手術のどちらでも効果はほぼ同じとされており[15]、経過と希望に応じて担当の医師と決めていきます。
🧬 流産をくり返す原因を染色体から調べたい方へ
ミネルバクリニックでは、染色体検査(Gバンド法)と臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングを行っています。なお、当院では流産の診断や処置(手術)は行っておりません。流産の診断・処置については、妊婦健診を受けている産婦人科で確認してください。
参考文献
- [1] 流産・切迫流産. 公益社団法人 日本産科婦人科学会. [日本産科婦人科学会]
- [2] 死産の届出に関する規程(昭和21年厚生省令第42号). 厚生労働省 法令等データベース. [厚生労働省]
- [3] Miscarriage matters: the epidemiological, physical, psychological, and economic costs of early pregnancy loss. Lancet. 2021. doi:10.1016/S0140-6736(21)00682-6. [PubMed 33915094]
- [4] Role of maternal age and pregnancy history in risk of miscarriage: prospective register based study. BMJ. 2019;364:l869. [PubMed 30894356]
- [5] Kolte AM, Bernardi LA, Christiansen OB, et al. Terminology for pregnancy loss prior to viability: a consensus statement from the ESHRE early pregnancy special interest group. Hum Reprod. 2015;30(3):495-498. doi:10.1093/humrep/deu299. PMID:25376455. [ESHRE]
- [6] ACOG Practice Bulletin No. 200: Early Pregnancy Loss. Obstet Gynecol. 2018. American College of Obstetricians and Gynecologists. [ACOG]
- [7] 流産について. 国立成育医療研究センター 産科. [国立成育医療研究センター]
- [8] Doubilet PM, Benson CB, Bourne T, et al. Diagnostic criteria for nonviable pregnancy early in the first trimester. N Engl J Med. 2013;369(15):1443-1451. doi:10.1056/NEJMra1302417. PMID:24106937. [PubMed 24106937]
- [9] 不育症管理に関する提言. 「不育症管理に関する提言」改訂委員会. [PDF]
- [10] Aleman A, Althabe F, Belizán JM, Bergel E. Bed rest during pregnancy for preventing miscarriage. Cochrane Database Syst Rev. 2005;(2):CD003576. doi:10.1002/14651858.CD003576.pub2. PMID:15846669. [Cochrane]
- [11] Coomarasamy A, Devall AJ, Cheed V, et al. A Randomized Trial of Progesterone in Women with Bleeding in Early Pregnancy. N Engl J Med. 2019;380(19):1815-1824. doi:10.1056/NEJMoa1813730. PMID:31067371. [NEJM]
- [12] 不育症について. 日本不育症学会. [日本不育症学会]
- [13] ESHRE guideline: recurrent pregnancy loss: an update in 2022. Hum Reprod Open. 2023;2023(1):hoad002. doi:10.1093/hropen/hoad002. [Oxford Academic]
- [14] Menasha J, Levy B, Hirschhorn K, Kardon NB. Incidence and spectrum of chromosome abnormalities in spontaneous abortions: new insights from a 12-year study. Genet Med. 2005;7(4):251-263. doi:10.1097/01.GIM.0000160075.96707.04. PMID:15834243. [Genetics in Medicine]
- [15] 早期流産の処置方法の選択. 公益社団法人 日本産婦人科医会. [日本産婦人科医会]
- [16] メフィーゴパック 患者向医薬品ガイド. 医薬品医療機器総合機構(PMDA). [PMDA]





