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流産手術が必要なケースとは?稽留流産・不全流産の手術方法・費用・術後の過ごし方

仲田洋美 医師

この記事の監修:仲田洋美(臨床遺伝専門医)

ミネルバクリニック院長。臨床遺伝専門医として遺伝医療に携わっています。

流産手術(子宮内容除去術)が必要になるのは、稽留流産や不全流産で妊娠組織が子宮に残っていて自然に出てこないとき、出血が多いとき、感染が疑われるときです。完全流産であれば、通常は手術をしません。流産は確認された妊娠の約15%に起こり[1]、早い時期の流産の約半数は受精卵の染色体の数の偶然の異常によるもので、妊娠中の行動で防げるものではありません[2]。この記事では、手術が必要になるケース、吸引法と掻爬法の違い、費用と保険、術後の過ごし方、そして流産組織の染色体検査で原因を調べる意味までを解説します。

この記事でわかること
📖 読了時間:約14分
🩺 流産手術・費用・術後・原因検査
★ 臨床遺伝専門医監修

Q. 流産したら必ず手術が必要ですか?

A. 必ずではありません。自然に出てくるのを待つ方法(待機)と手術のどちらも選べることが多く、英国NICEの指針では、流産と診断された場合の第一選択として7〜14日の待機療法を推奨しています。ただし、出血が多い、感染が疑われる、待っても出てこない、といった場合は手術が勧められます。国内では流産に使える承認薬がないため、選択肢は主に「待機」か「手術」です。

  • ➤手術が必要なケース → 稽留流産・不全流産で残っている、出血が多い、感染がある
  • ➤方法 → 吸引法が推奨され、掻爬法より合併症が少ない
  • ➤費用 → 自然流産の手術は保険適用。手術料はMVAで4,000点(3割負担で約12,000円)
  • ➤原因を知る → 流産組織の染色体検査で、約半数に染色体異常が見つかる

1. 流産手術(子宮内容除去術)とは

流産手術とは、流産になった後に子宮の中に残っている胎嚢(たいのう)や絨毛(じゅうもう)などの妊娠組織を、器具を使って取り除く処置のことです。医学的には「子宮内容除去術」と呼ばれ、英語では uterine evacuation(子宮内容の排出)や uterine aspiration(子宮内吸引)と表現されます。健康保険の点数表では「流産手術」という名前で、妊娠11週までと、11週を超えて21週までとに分けて定められています[3]。

手術の目的は、子宮に残った組織による出血の長期化や感染を防ぎ、子宮を元の状態に戻すことです。流産そのものを「治す」処置ではなく、すでに止まってしまった妊娠を体の外に出す処置だという点を、最初に押さえておいてください。

💡 用語解説:子宮内容除去術

子宮内容除去術とは、子宮の中に残った妊娠組織(胎嚢・絨毛・脱落膜など)を取り除く処置の総称です。流産手術のほか、人工妊娠中絶や、分娩後に胎盤の一部が残った場合などにも行われます。使う器具によって、吸引で取り出す「吸引法」と、金属のさじのような器具でかき出す「掻爬法(そうはほう)」に分かれます。

流産の定義と頻度

日本では、妊娠22週より前に妊娠が終わることを流産と呼びます。そのうち妊娠12週未満のものを早期流産といい、流産の大部分はこの時期に起こります。流産の頻度を世界の研究でまとめた2021年の報告では、確認された妊娠のうち流産になる割合は15.3%でした。妊娠したことのある女性のうち、流産を1回経験した人は10.8%、2回は1.9%、3回以上は0.7%と推計されています[1]。米国産婦人科学会(ACOG)は、臨床的に確認された妊娠の約10%が早期流産になるとしており[2]、数字の違いは「どの時点で妊娠を確認したか」という数え方の違いによるものです。

年齢は流産のリスクと強く関係します。先の報告では、流産のリスクは20〜29歳で約12%と最も低く、45歳以上では約65%まで上がるとされています[1]。これは主に、卵子の染色体の数の異常が年齢とともに増えるためです。仕組みは年齢とともに卵子の染色体異常が増える理由で詳しく解説しています。

早期流産の約半数は、受精卵に偶然生じた染色体の数の異常が原因です。ACOGの患者向け資料は、仕事、運動、性交、妊娠前のピルの使用、つわりは早期流産の原因にならないと明記しています[4]。転倒やちょっとした衝撃も、通常は原因になりません。一方で、強いストレスと流産の間に関連があるとする報告はありますが、因果関係ははっきりしていません[1]。流産はご本人の行動のせいで起きたものではないことが大半です。

染色体の数の異常とは、本来23対46本ある染色体が1本多い(トリソミー)、1本少ない(モノソミー)、1組まるごと多い(三倍体)といった状態です。詳しくは染色体の数の異常をご覧ください。流産の種類の全体像は流産の種類にまとめています。

2. 流産手術が必要になるケース

手術を検討するのは、子宮の中に妊娠組織が残っている状態、つまり稽留流産と不全流産です。このうえで、出血の量、感染の有無、ご本人の希望によって、待機と手術のどちらにするかが決まります。英国国立医療技術評価機構(NICE)の指針は、流産と診断されたら7〜14日の待機を第一選択とし、例外として、出血の危険が高い場合(妊娠第1三半期の後半など)、過去の妊娠でつらい経験をした場合、血液が固まりにくい病気がある場合や輸血ができない場合、感染の徴候がある場合を挙げています[5]。

稽留流産

稽留流産(けいりゅうりゅうざん)とは、赤ちゃんの心拍が確認できなくなった、あるいは胎嚢の中に赤ちゃんが育たないまま、出血や腹痛がなく子宮の中にとどまっている状態です。症状がないため、妊婦健診の超音波検査で初めてわかることが多いのが特徴です。稽留流産は、待機・手術のどちらも選べる代表的なケースで、待っていても何週間も出てこないことがあるため、計画的に終わらせたい方は手術を選ぶことになります。

不全流産

不全流産とは、出血とともに流産が始まり、妊娠組織の一部は出たものの、一部が子宮の中に残っている状態です。残った組織があると出血がだらだらと続いたり、感染の原因になったりします。残っている量が少なければ待機で出てくることもありますが、出血が続く場合や量が多い場合は手術で取り除きます。健康保険では、不全流産に対する子宮内容除去術は流産手術とは別の項目として定められています[6]。

進行流産・出血が多いとき

進行流産とは、出血と腹痛が強くなり、流産がまさに進んでいる状態です。多くはそのまま組織が出てきますが、大きなナプキンが1時間に2枚以上いっぱいになる状態が2時間以上続く場合や、発熱、悪寒、強い痛みがある場合は、すぐに受診が必要です[4]。出血が止まらない場合は、急いで子宮内容を取り除く処置が行われます。出血の見分け方は流産に伴う出血でも解説しています。

完全流産・化学流産では、ふつう手術はいらない

完全流産とは、妊娠組織がすべて自然に出て、子宮の中が空になった状態です。超音波検査で残りがないことを確認できれば、手術は通常必要ありません。また、妊娠検査薬で陽性になったものの、超音波で胎嚢が見える前に終わる化学流産も、生理のように出血して終わるため、手術の対象にはなりません。

手術と自然排出の選び方

待機と手術は、どちらかが医学的に明らかに優れているわけではなく、ご本人の希望を重視して選ぶ方法です。7つの臨床試験・1,521人をまとめたコクランレビューでは、待機を選んだ人は2週間後や6〜8週間後の時点で組織が残っていることが多く、予定外の手術が必要になった割合は待機群28%、手術群4%でした。輸血は待機群で1.4%、手術群では0でした。一方、感染の頻度や心理面の結果は両群で同程度でした[7]。

ACOGは、待機で自然に完了する割合を最大で約80%、吸引による手術で完了する割合を約99%としています[2]。ただし、待機での完了率は稽留流産か不全流産か、何日待つかで大きく変わるため、個々の方の確率として読むことはできません。

⚖️ 待機(自然排出)と手術の比較

項目 待機(自然排出) 手術(吸引法)
終わる時期 予測できない(数日〜数週間) 日程を決めて終えられる
完了する割合 最大で約80% 約99%
予定外の手術 28% 4%
感染 両群で同程度
主な負担 自宅での出血・痛み、長引く出血 麻酔と手術に伴う合併症

※完了割合はACOG[2]、予定外の手術・感染はコクランレビュー[7]による。

海外では、ミフェプリストンとミソプロストールという薬で排出を促す「薬物療法」も選択肢です。NICEは稽留流産にミフェプリストン200mg、48時間後にミソプロストール800μgを使うとしています[5]。しかし国内で承認されている経口中絶薬(メフィーゴパック)の効能は「妊娠63日以下の人工妊娠中絶」に限られ、流産の治療には承認されていません[8]。そのため国内では、待機か手術かの二択が中心になります。自然に出てくるのを待つ場合の経過は流産の自然排出を待つ場合で詳しく解説しています。

3. 流産手術の方法

流産手術の方法には吸引法と掻爬法があり、世界保健機関(WHO)は妊娠14週未満では吸引法を推奨し、掻爬法(鋭匙による掻爬)は行わないよう勧めています[9]。どちらも膣から子宮の出口(子宮頸管)を通して器具を入れ、中の組織を取り出す点は同じですが、取り出し方と合併症の起こりやすさが違います。

吸引法(電動吸引・手動真空吸引法MVA)

吸引法は、カニューレと呼ばれる細い管を子宮に入れ、陰圧で組織を吸い出す方法です。電動のポンプで吸引する電動吸引法と、手で陰圧をかける器具を使う手動真空吸引法(MVA:manual vacuum aspiration)があります。MVAは器具が静かで小さく、NICEの指針でも局所麻酔下の外来処置として選択肢に挙げられています[5]。

日本の健康保険でも吸引法は区別されており、妊娠11週までの流産手術は、手動真空吸引法によるものが4,000点、その他の方法によるものが2,000点と定められています[3]。

💡 用語解説:MVA(手動真空吸引法)

MVAは manual vacuum aspiration の略で、手で操作する吸引器にやわらかいカニューレをつけて、子宮の中の組織を陰圧で吸い出す方法です。電源が不要で音が静かなことが特徴です。吸引法全体として、金属の器具でかき出す掻爬法よりも子宮内の遺残や子宮穿孔が少ないと報告されています。

掻爬法

掻爬法(そうはほう)は、胎盤鉗子や鋭匙(えいひ)と呼ばれるさじ状の器具を使い、子宮の内側から組織をかき出す方法です。日本では長く広く使われてきました。日本産婦人科医会が2012年に行った全国調査(人工妊娠中絶が対象)では、術式は吸引と掻爬の併用が5割、掻爬法が3割、吸引法が2割でした。合併症の総発生率、特に子宮内に組織が残る「遺残」は、吸引法に比べて併用法と掻爬法で有意に多く、子宮に穴があく子宮穿孔も掻爬法で多いという結果でした[10]。

この調査は人工妊娠中絶を対象としたものですが、器具を子宮に入れて組織を取り出す操作は流産手術と共通です。WHOが掻爬法を吸引法に置き換えるよう推奨しているのも、こうした合併症の差が背景にあります[9]。吸引法と掻爬法の違いは人工妊娠中絶の解説でも触れています。

子宮頸管を広げる前処置(ラミナリアなど)

子宮の出口(子宮頸管)は妊娠中は固く閉じているため、器具を入れる前に少し広げる処置を行うことがあります。国内では、海藻などからつくられた棒状の拡張材(ラミナリア)を頸管に入れ、水分を吸ってゆっくり膨らむ力で広げる方法がよく使われます。挿入時や膨らむときに生理痛のような痛みを感じることがあります。痛みの仕組みはラミナリアの解説をご覧ください。なお、頸管を広げる処置の費用は流産手術の点数に含まれ、別に請求されません[3]。

麻酔と痛み

国内の流産手術は、点滴から麻酔薬を入れて眠っている間に行う静脈麻酔が多く行われています。この場合、手術中の痛みはほとんど感じません。一方、海外では子宮頸部の周りに局所麻酔を打って行う方法も一般的で、NICEも局所麻酔下のMVAを選択肢としています[5]。麻酔の方法は施設によって違うため、事前の説明で確認してください。術後は、子宮が元の大きさに戻ろうと収縮するため、生理痛のような下腹部の痛みが数日続くことがあります。

4. 手術当日の流れ:日帰りか入院か

妊娠初期の流産手術は、多くの施設で日帰りで行われています。健康保険の流産手術は外来でも入院でも算定でき、入院が必須とされているわけではありません[3]。ただし、妊娠週数が進んでいる場合、出血が多い場合、持病がある場合などは入院で行うこともあり、どちらになるかは施設とご本人の状態によります。

一般的な流れは次のとおりです。まず手術前の診察で、超音波検査による流産の確認、血液検査(血液型・貧血・感染症など)、手術と麻酔の説明と同意を行います。手術当日は、麻酔のために食事や水分を控える時間が指定されます。必要に応じて頸管の前処置を行ったうえで手術を受け、麻酔から覚めるまで院内で休みます。帰宅は付き添いの方と一緒が望ましく、当日の車の運転は避けるよう指示されるのが一般的です。

術前の診察超音波・血液検査・同意
▶
当日の準備絶食・必要なら前処置
▶
手術麻酔下で吸引など
▶
回復・帰宅後日、術後の診察

手術の後は、1〜2週間程度で術後の診察を受け、子宮の中に組織が残っていないか、出血が落ち着いているかを確認するのが一般的です。取り出した組織は病理検査に出されることがあり、その結果もこの時に説明されます。病理検査の意味は第8章で解説します。

5. 流産手術の費用と保険

自然流産(稽留流産・不全流産など)に対する手術は、病気の治療として健康保険が適用されます。手術料そのものは国が定めた点数で決まっており、そこに診察料、検査料、麻酔料、薬剤料などが加わって、最終的な支払額になります。

保険が使えるケース・使えないケース

保険が使えるのは、稽留流産や不全流産など、自然に起きた流産に対して医学的な理由で行う手術です。一方、人工妊娠中絶は病気の治療ではないため、同じ吸引法の処置であっても保険の対象外で、全額自己負担になります。なお、点数表上、妊娠22週以降に妊娠が終わった場合は流産手術としては扱われず、実際に行った分娩誘導や産科手術として算定されます[3]。

自己負担の目安(手術料の点数と3割負担の計算)

保険診療では1点が10円で、3割負担の方はその3割を支払います。手術料の点数は次のとおりです。

💴 流産手術の点数と3割負担の目安(手術料のみ)

項目 点数 3割負担の目安
流産手術(妊娠11週まで・手動真空吸引法) 4,000点 約12,000円
流産手術(妊娠11週まで・その他の方法) 2,000点 約6,000円
流産手術(妊娠11週超〜21週まで) 5,110点 約15,300円
子宮内容除去術(不全流産) 1,980点 約5,900円

※点数は令和8年度の医科診療報酬点数表による[3][6]。診察料・検査料・麻酔料・薬剤料・入院料などは含まない。実際の支払額は施設・麻酔の方法・入院の有無により異なります。

よく「流産手術の相場は○万円」と紹介されることがありますが、総額は麻酔の方法や術前検査の内容、入院の有無で変わるため、一律の相場で示すことはできません。正確な金額は、手術を受ける施設で事前に確認してください。

高額療養費・民間医療保険・妊婦のための支援給付

1か月の医療費の自己負担が上限額を超えた場合は、健康保険の高額療養費制度で超えた分が払い戻されます。上限額は年齢と所得によって決まります。民間の医療保険では、流産手術が手術給付金の対象になっていることが多いものの、給付の有無や金額は契約内容によって異なるため、保険会社に確認が必要です。

2025年4月からは、国の「妊婦のための支援給付」が始まりました。1回目は妊婦1人につき5万円、2回目は胎児の数×5万円が支給され、胎児心拍を確認した後に流産・死産・人工妊娠中絶となった方も対象です[11]。申請には心拍を確認した日などを証明する書類が必要になるため、お住まいの市区町村の窓口で必要書類を確認してください。

また、妊娠12週(85日)以降の流産・死産では、健康保険の出産育児一時金の対象になります。妊娠22週未満の流産では産科医療補償制度の対象分娩ではないため、支給額は48万8千円です[24]。妊娠第4月(12週)以後に妊娠が終わった場合は、医師の死産証書を添えて7日以内に市区町村へ死産届を出すことも定められています[13]。

仲田洋美院長

🩺 院長コラム【手術の前に確かめておきたいこと】

流産の診断後には、手術の日程や費用を含め、短い期間で治療方針を検討することがあります。待機と手術はいずれも医学的に選択される方法であり、出血や感染などの臨床状況に問題がなければ、ご本人の希望を踏まえて選択します。

そのうえで、手術を選ぶ場合は「どの方法で行うのか(吸引法か掻爬法か)」「麻酔はどうするのか」「取り出した組織をどう扱うのか(病理検査や染色体検査に出せるのか)」の3点を確かめておくことが大切だと考えています。特に染色体検査は、手術の後では出すことができないため、希望する場合は手術前に伝えておく必要があります。

6. 流産手術のリスクと合併症

流産手術は比較的短時間で終わる処置ですが、出血、感染、子宮穿孔、組織の遺残、子宮内腔の癒着といった合併症が起こることがあります。頻度は多くありませんが、事前に知っておくと術後の変化に気づきやすくなります。

⚠️ 流産手術で起こりうる主な合併症

合併症 内容
出血 術中・術後に出血が多くなることがある。多い場合は追加の処置や輸血が必要になることもある
感染 子宮や卵管に細菌が入り、発熱や腹痛が出る。抗菌薬で治療する
遺残 組織の一部が子宮に残り、出血が続く。再度の処置が必要になることがある
子宮穿孔 器具で子宮の壁に穴があく。程度によっては腹腔鏡や開腹での手術が必要
子宮内腔の癒着 子宮の内側の膜が傷つき、前後の壁がくっつく。月経量の減少や不妊の原因になることがある

※術式による遺残・穿孔の差は日本産婦人科医会の調査[10]による。

子宮穿孔は、先の日本産婦人科医会の調査で掻爬法に多く、偶発事例として報告された子宮穿孔63例では、その56%に腸管の損傷を伴っていました[10]。まれな合併症ですが、術式の選択がこうした差につながります。

子宮内腔の癒着(アッシャーマン症候群とも呼ばれます)については、流産後に子宮鏡で調べた女性の19.1%に癒着が見つかったとするメタ解析があります。多くは軽症(58.1%)で、流産や掻爬の回数が増えるほど癒着のリスクが高まり、特に掻爬の回数が主な要因と考えられています[14]。この数字は子宮鏡検査を受けた集団のもので、手術を受けた方全員に当てはまる割合ではありません。

また、子宮内容除去術(D&C)の既往がある女性は、その後の妊娠で早産(37週未満)がやや多いことが、約185万人を含むメタ解析で報告されています(オッズ比1.29)。複数回の既往ではオッズ比1.74でした[15]。ただし、これは観察研究に基づく関連で、手術そのものが原因と断定されたわけではありません。1回の手術を受けた方が早産になるかどうかを、この数字から個別に予測することはできません。

💡 用語解説:子宮内腔の癒着(アッシャーマン症候群)

子宮の内側を覆う子宮内膜は、月経のたびに剥がれて再生する層と、その土台になる層からできています。土台の層まで傷つくと、治る過程で子宮の前後の壁がくっつき、子宮の中の空間が狭くなることがあります。これを子宮内腔の癒着といい、月経量が減る、月経が来なくなる、妊娠しにくくなるといった症状の原因になります。子宮鏡で診断し、癒着をはがす治療を行います。

7. 手術後の過ごし方

手術の後は、数日から1週間程度、少量の出血と生理痛のような腹痛が続くのが普通です。体の回復に合わせて日常生活に戻りますが、感染を防ぐための注意と、受診が必要な症状を知っておくことが大切です。

安静の期間と仕事への復帰

麻酔を使った当日は、眠気やふらつきが残ることがあるため自宅で休みます。翌日以降は、体調に合わせて家事や軽い仕事から戻ることができます。何日休むべきかについて決まった基準はなく、出血や痛みの程度、仕事の内容(立ち仕事や力仕事かどうか)によって変わります。施設の説明に従い、激しい運動は出血が落ち着くまで控えてください。

受診したほうがよい出血・腹痛・発熱

術後の出血は徐々に減っていくのが通常です。大きなナプキンが1時間に2枚以上いっぱいになる状態が2時間以上続く、発熱や悪寒がある、強い腹痛があるといった場合は、感染や遺残の可能性があるため、すぐに受診してください[4]。においの強いおりものも感染のサインのことがあります。

入浴・性交渉

ACOGは、術後1〜2週間はタンポンの使用や性交など、膣に物を入れることを避けるよう勧めています[4]。子宮の出口が完全に閉じるまでは細菌が入りやすいためです。湯船につかってよい時期は施設によって指示が異なるため、術後の診察で確認してください。

生理が戻る時期と次の妊娠

早期流産の後は、早ければ2週間ほどで排卵が起こり、妊娠することもあります[4]。月経が戻る時期には個人差があります。NICEは、流産の処置の3週間後に尿の妊娠検査をして、陰性になっていることを確かめるよう勧めています[5]。妊娠検査で使うhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)は妊娠組織から出るホルモンで、hCGがいつまでも下がらない場合は、組織の遺残や、後で述べる胞状奇胎を疑うきっかけになります。

次の妊娠までどのくらい待つべきかについては、ACOGは医学的に待つ理由はないとしています[4]。流産後6か月未満で妊娠した場合と6か月以上あけた場合を比べたメタ解析でも、6か月未満のほうが再度の流産(リスク比0.82)や早産が少なく、短い間隔が悪い結果につながるという根拠は示されませんでした[16]。一方で、月経を一度待つと次の妊娠の週数を数えやすくなるという実務上の利点はあります。詳しくは流産後の妊娠で解説しています。

Rh陰性の方の抗D免疫グロブリン

血液型がRh(D)陰性の方では、赤ちゃん側のRh陽性の血液に対する抗体ができるのを防ぐため、抗D免疫グロブリンを注射することがあります。NICEは手術を受けたRh陰性の女性に投与するとしていますが[5]、ACOGは2024年、妊娠12週未満の流産・中絶ではルーチンの投与を省く選択を提案しており[17]、見解は分かれています。主治医の方針に従ってください。妊娠との関係はRhマイナスの妊娠・出産でも解説しています。

気持ちの回復

流産の後は、体が回復しても、気持ちが追いつかない時期が続くことがあります。流産は心理的な負担も大きく、不安や抑うつの症状が出る人がいることが報告されています[1]。眠れない、日常生活が手につかないといった状態が続く場合は、産婦人科の主治医に伝えてください。こども家庭庁も、流産・死産を経験した方向けに、都道府県の相談窓口などの支援制度をまとめています[12]。

8. 流産の原因を調べる:流産組織の染色体検査

手術で取り出した絨毛(胎盤のもとになる組織)の染色体を調べると、その流産の原因が染色体の異常だったかどうかがわかることがあります。この検査は「流産絨毛染色体検査」や、英語の products of conception(妊娠組織)の頭文字をとって「POC検査」とも呼ばれます。

何がわかるか

妊娠初期の流産組織1,000例を染色体分析で調べた研究では、50.1%に染色体異常が見つかりました。異常の内訳は、特定の染色体が1本多いトリソミーが59.7%、染色体が1組まるごと多い倍数体(三倍体など)が22%、X染色体が1本だけの45,Xが7.5%でした[18]。

1,745例を調べた2023年の研究でも、染色体分析で異常が見つかったのは50.4%で、最も多かったのは16番と7番の染色体の異常でした。16トリソミーはすべて母親由来で、卵子ができる減数分裂の段階で生じたものでした。さらに、通常の染色体分析で「正常」とされた検体の一部をより細かく解析すると、異常の割合は67.8%まで上がり、流産の原因として染色体の異常がさらに大きな割合を占めることが示されています。胎児の染色体異常は、母親・父親の年齢が高いほど多くみられました[19]。

国内の「不育症管理に関する提言2025」も、自然流産の検体の約50〜70%に染色体異常が見つかり、染色体の数の異常が流産の最大の原因であると整理しています[20]。流産の原因が胎児の染色体の数の異常だとわかれば、それは受精の段階で偶然に起きたことであり、ご本人の生活や行動が原因ではなかったと確かめることができます。

💡 用語解説:G分染法(ギムザ分染法)

G分染法は、培養した細胞の染色体をギムザ液で染め、染色体ごとに現れる縞模様(バンド)から、染色体の数と大きな構造の変化を調べる方法です。この結果を並べて表したものを核型といいます。流産絨毛の検査で保険が適用されるのは、このG分染法による検査です。

検査の限界と保険適用の条件

G分染法は細胞を培養して調べるため、絨毛が生きた状態で、無菌的に採取された検体でしか分析できません。また、母親の細胞が混ざると、母親の染色体を調べてしまい正しい結果が出ません[20]。自然に出てきた組織や時間がたった組織では培養できないことが多く、手術で採取した組織のほうが検査に向いています。SNPを使った染色体マイクロアレイや次世代シーケンサーによる解析は培養が不要で、こうした条件の制約が緩くなります[20]。

保険については、2022年4月から、流産検体を用いたG分染法による絨毛染色体検査が保険適用になりました[20]。届出をした医療機関で行う場合に限って算定でき[21]、点数は令和8年度で4,465点です。算定できるのは「自然流産の既往のある患者であって、流産手術を行った者」とされており[22]、過去にも自然流産の経験があり、今回手術を受けた方が対象になります。提言2025も、2回目以降の流産では可能な限り実施すべき検査としています[20]。

手術で取れた組織は病理検査も

手術で取り出した組織は、顕微鏡で調べる病理検査に出されることがあります。目的の一つは胞状奇胎かどうかの確認です。胞状奇胎は、絨毛が異常に増えて小さな袋状になる病気で、500〜1,000妊娠に1回程度起こるとされています。超音波で流産と思われていても、最終的な診断は手術後の病理検査で決まることがあり、逆に胞状奇胎が疑われていても病理で流産と診断されることもあります[23]。胞状奇胎と診断された場合は、その後にhCGの値を追跡する管理が必要になるため、病理の結果は術後の診察で必ず確認してください。

流産が続くときは不育症の検査と夫婦の染色体検査

流産または死産が2回以上ある状態を不育症といい、生児がいるかどうかや、連続しているかどうかは問いません[20]。不育症の検査では、子宮の形、血液が固まりやすい体質(抗リン脂質抗体など)、甲状腺の働きなどとともに、夫婦の染色体検査が推奨される検査に位置づけられています。ただし、夫婦の染色体検査は結果がご本人や家族に大きな意味を持つため、十分な遺伝カウンセリングと同意のうえで行うべきとされています[20]。

夫婦のどちらかが、染色体の一部が入れ替わっていても全体の量は変わらない均衡型転座を持っている場合、ご本人は健康でも、受精卵では染色体の量に過不足が生じて流産しやすくなることがあります。夫婦の染色体は、血液で染色体検査(Gバンド法)を行って調べます。一方で、流産組織の検査で胎児の染色体の数の異常が見つかった場合は、偶然に起きた流産である可能性が高く、原因不明の不育症と区別して次の妊娠のリスクを考える手がかりになります[20]。

仲田洋美院長

🩺 院長コラム【原因を知ることの意味】

流産の多くは受精卵に偶然生じた染色体の数の異常で起こり、妊娠中の行動によって防げるものではありません。流産組織の染色体検査は、その流産が染色体異常によるものだったかを調べ、原因を医学的に検討するための方法の一つです。

一方で、検査で異常が見つからなかった場合や、培養できずに結果が出なかった場合の解釈も、あらかじめ整理しておく必要があります。検査結果は、その流産の原因を検討し、必要に応じて次の妊娠に向けた評価方針を考えるための医学的情報として扱います。

よくある質問(FAQ)

Q1. 流産手術と自然排出はどちらがいいですか?

どちらかが医学的に明らかに優れているわけではありません。手術は日程を決めて確実に終えられる一方、待機は手術を避けられますが、予定外の手術が必要になる割合(28%)や出血が長引く可能性が手術(4%)より高くなります。感染の頻度は同程度です。出血が多い、感染がある場合は手術が勧められます。

Q2. 流産手術は痛いですか?

国内では静脈麻酔で眠っている間に行うことが多く、その場合は手術中の痛みはほとんどありません。前処置のラミナリアや、術後に子宮が収縮するときに、生理痛のような痛みが出ることがあります。麻酔の方法は施設によって異なります。

Q3. 流産手術は日帰りでできますか?

妊娠初期の流産手術は、多くの施設で日帰りで行われています。ただし、妊娠週数が進んでいる、出血が多い、持病があるなどの場合は入院になることもあり、施設とご本人の状態によります。

Q4. 流産手術の費用はいくらですか?

自然流産の手術は保険適用です。手術料は妊娠11週までの手動真空吸引法で4,000点(3割負担で約12,000円)、その他の方法で2,000点(約6,000円)で、これに診察・検査・麻酔・薬剤などの費用が加わります。総額は施設によって異なるため、事前に確認してください。

Q5. 流産手術で保険や給付金は出ますか?

健康保険が適用され、高額療養費制度も使えます。民間の医療保険の手術給付金は契約内容によります。国の妊婦のための支援給付は、胎児心拍を確認した後の流産も対象です。妊娠12週(85日)以降の流産では出産育児一時金の対象となり、妊娠22週未満の流産では支給額は48万8千円です。

Q6. 流産手術の後、仕事は何日休めばいいですか?

決まった基準はありません。麻酔を使った当日は休み、翌日以降は体調に合わせて軽い仕事から戻る方が多いです。出血や痛みの程度、仕事の内容によって変わるため、施設の説明に従ってください。

Q7. 流産手術の後、次の妊娠はいつからできますか?

ACOGは、早期流産の後に医学的に待つ理由はないとしています。流産後6か月未満で妊娠しても、再度の流産や早産が増えるという根拠は示されていません。月経を一度待つと次の妊娠の週数を数えやすいという利点はあります。

Q8. 流産手術を受けると妊娠しにくくなりますか?

多くの方は手術後に問題なく妊娠しています。ただし、掻爬の回数が多いほど子宮内腔の癒着が起こりやすいことや、子宮内容除去術の既往がある人で早産がやや多いという関連が報告されています。これは観察研究に基づく関連で、個々の方の将来を予測するものではありません。

Q9. ミネルバクリニックで流産手術は受けられますか?

いいえ、当院では流産手術を行っていません。流産手術についてのご予約・お問い合わせはお受けしておりません。流産の診断や手術については、産婦人科を受診してください。

まとめ

流産手術(子宮内容除去術)は、稽留流産や不全流産で妊娠組織が子宮に残っているとき、出血が多いとき、感染が疑われるときに行われます。完全流産や化学流産では、通常は手術をしません。待機と手術のどちらにも医学的な裏づけがあり、ご本人の希望を重視して選びます[7]。国内では流産に使える承認薬がないため、選択肢は主に待機か手術です[8]。

手術の方法は、掻爬法より合併症の少ない吸引法が推奨されています[9]。自然流産の手術は保険適用で、2025年からは胎児心拍を確認した後の流産も妊婦のための支援給付の対象です。早期流産の約半数は受精卵の染色体の数の偶然の異常によるもので[2]、手術で採取した組織の染色体検査で原因を確かめることができます。2回以上流産が続く場合は、不育症の検査と夫婦の染色体検査も検討されます[20]。

🏥 流産手術をお考えの方へ

当院では、流産手術(子宮内容除去術)を行っておりません。
この件についてのご予約・お問い合わせはお受けしておりません。
流産の診断や手術については、産婦人科を受診してください。

この記事は流産手術を正しく知っていただくための解説であり、当院での診療をご案内するものではありません。なお、流産を繰り返す場合など、具体的な遺伝学的評価が必要と判断された場合に限り、遺伝カウンセリングが関係することがあります。

参考文献

  • [1] Miscarriage matters: the epidemiological, physical, psychological, and economic costs of early pregnancy loss. Lancet. 2021;397(10285):1658-1667. [DOI]
  • [2] ACOG Practice Bulletin No. 200: Early Pregnancy Loss. Obstet Gynecol. 2018;132(5):e197-e207. [PubMed 30157093]
  • [3] 医科診療報酬点数表 K909 流産手術(令和8年版). 今日の臨床サポート. [K909]
  • [4] Early Pregnancy Loss (FAQ090). American College of Obstetricians and Gynecologists. [ACOG]
  • [5] Ectopic pregnancy and miscarriage: diagnosis and initial management (NG126). Management of miscarriage. National Institute for Health and Care Excellence. 2019(2023年更新). [NICE]
  • [6] 医科診療報酬点数表 K909-2 子宮内容除去術(不全流産)(令和8年度). しろぼんねっと. [K909-2]
  • [7] Expectant care versus surgical treatment for miscarriage. Cochrane Database Syst Rev. 2012;CD003518. [PubMed 22419288]
  • [8] メフィーゴパック 添付文書情報(効能・効果). KEGG MEDICUS(JAPIC). [KEGG]
  • [9] Abortion care guideline. Methods of surgical abortion: Recommendations 23-26. World Health Organization. 2022. [WHO]
  • [10] 日本産婦人科医会. 妊娠12週未満の人工妊娠中絶手術による合併症(日本産婦人科医会調査結果より). [日本産婦人科医会]
  • [11] こども家庭庁. 妊産婦への伴走型相談支援と経済的支援の一体的実施(妊婦等包括相談支援事業・妊婦のための支援給付). [こども家庭庁]
  • [12] こども家庭庁. 流産・死産等を経験された方へ. [こども家庭庁]
  • [13] 死産の届出に関する規程(昭和21年厚生省令第42号). 厚生労働省 法令等データベース. [厚生労働省]
  • [14] Systematic review and meta-analysis of intrauterine adhesions after miscarriage: prevalence, risk factors and long-term reproductive outcome. Hum Reprod Update. 2014;20(2):262-278. [DOI]
  • [15] Dilatation and curettage increases the risk of subsequent preterm birth: a systematic review and meta-analysis. Hum Reprod. 2016;31(1):34-45. [PubMed 26534897]
  • [16] Interpregnancy interval following miscarriage and adverse pregnancy outcomes: systematic review and meta-analysis. Hum Reprod Update. 2017;23(2):221-231. [DOI]
  • [17] ACOG Clinical Practice Update: Rh D Immune Globulin Administration After Abortion or Pregnancy Loss at Less Than 12 Weeks of Gestation. Obstet Gynecol. 2024;144(6). [Obstet Gynecol]
  • [18] Chromosomal abnormalities in products of conception of first-trimester miscarriages detected by conventional cytogenetic analysis: a review of 1000 cases. J Assist Reprod Genet. 2018;35:265-271. [DOI]
  • [19] Prevalence of chromosomal alterations in first-trimester spontaneous pregnancy loss. Nat Med. 2023;29:3233-3242. [DOI]
  • [20] 「不育症管理に関する提言」改訂委員会. 不育症管理に関する提言2025(令和7年5月13日改訂). こども家庭庁. [PDF]
  • [21] 厚生労働省保険局医療課. 令和4年度診療報酬改定の概要 医療技術. [PDF]
  • [22] 医科診療報酬点数表 D006-5 染色体検査 通知(令和8年版). 今日の臨床サポート. [D006-5]
  • [23] 和歌山県立医科大学 産科婦人科. 絨毛性疾患. [和歌山県立医科大学]
  • [24] 全国健康保険協会. 出産育児一時金. 妊娠85日(4か月)以降の死産(流産)・人工妊娠中絶を含む支給要件と支給額. [協会けんぽ]

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プロフィール
仲田洋美 医師(臨床遺伝専門医)

この記事の監修・執筆者:仲田 洋美

(臨床遺伝専門医/がん薬物療法専門医/総合内科専門医)

ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得後、
臨床遺伝学・内科学・腫瘍学を軸に診療を続けてきました。
のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医です。

出生前診断(NIPT・確定検査・遺伝カウンセリング)においては、
検査結果の数値そのものだけでなく、
「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、
一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。

ハイティーンの時期にベルギーで過ごし、
日本人として異文化の中で生活した経験があります。
価値観や宗教観、医療への向き合い方が国や文化によって異なることを体感しました。
この経験は現在の診療においても、
「医学的に正しいこと」と「その人にとって受け止められること」の両立を考える姿勢の基盤となっています。

また、初めての妊娠・出産で一卵性双生児を妊娠し、
36週6日で一人を死産した経験があります。
その出来事は、妊娠・出産が女性の心身に与える影響の大きさ、
そして「トラウマ」となり得る体験の重みを深く考える契機となりました。
現在は、女性を妊娠・出産のトラウマから守る医療を使命の一つとし、
出生前診断や遺伝カウンセリングに取り組んでいます。

出生前診断は単なる検査ではなく、
家族の未来に関わる重要な意思決定です。
年齢や統計だけで判断するのではなく、
医学的根拠と心理的支援の両面から、
ご家族が後悔の少ない選択をできるよう伴走することを大切にしています。

日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/
日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。

2025年には APAC地域における出生前検査分野のリーダーとして国際的評価を受け、
複数の海外メディア・専門誌で特集掲載
されました。

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