このページでは認可施設である大学病院に悪阻で入院中に認可外施設のミネルバクリニックにNIPTを受けに来た患者さんについてお伝えします。前の妊娠出産が相当大変で、頑張れるかどうかこの検査で決めたい、という理由でした。
認可施設(大学病院)に入院中に外出許可をとってミネルバクリニックでNIPTを受けた彼女
なんとなんと、なななーーーんとっ!!
ある日、れっきとしたNIPT認定施設である大学病院に
つわり(妊娠悪阻)で入院中の患者さんが
NIPTをミネルバクリニックで受けにやってきましたーーー
大変驚きましたっ!!
なんでミネルバで?
- 院内紹介でも時間かかるから。
先生、何も言わずに出してくれたの?外出許可。
- ちゃんとここにくるって言ってきました!
という感じ。
や。すごいですよね!
でも。
ミネルバは認定外施設ですが
認定外は美容外科とか皮膚科とか
およそ出生前診断と関係なさそうで経験もないところが
「採血だけね」というスタイルがほとんどの中
大学病院では普通に出生前診断にたずさわっている遺伝専門医がやっているので
信頼をいただいているってことです。
ミネルバクリニックには、実は、産婦人科医が 無認可(認可外)いくんだったらここにして と言って
患者さんが来るパターンも結構あります。
でも。大学病院入院中の患者さんはこの方が初めてでした。
そのあと、何人かいらして増えましたが。
うちのクライエント(遺伝診療では患者さんをクライエントと表現します。)は
お医者さんが一番多いですからね。
弁護士さんも多いですよ。
このクライエントも医療者でしたが。
やっぱ医療職に選んでいただいているって
嬉しいですね。
先生のところがあってよかったーーー
結果を聞きに来た時もまだ入院中でしたが。
彼女は本当になんどもそういって
最後はわたしにハグして帰りました!!
やー。とっても嬉しいです💛
それにしても
日産婦からは目の敵にされていると思いきや
現場のお医者さんたちはちゃんと評価してくれているらしく
いろんな病院から
うちではやってないけど
ミネルバに行くように言われた と
患者さんが来ます。
がんばっててよかったー。
明日からもがんばります!
ところで。
この患者さんですが。
悪阻のひどさで大学病院に入院ってそれだけでも大変そうですが。
どうしてそうなるのかというと。
前の妊娠出産が本当に大変だったそうなんですよね。
どうやら彼女は 癒着胎盤 で。
大野事件で有名になりましたね?
といっても一般の人には有名じゃないかもしれないのでお伝えすると。
胎盤の絨毛という部分が子宮の筋層以上の深さに達してしまい
胎盤の盤出が遅くなるし
無理にはがそうとしたら大出血してしまいます。 ←大野事件
なので。
出産後に抗がん剤をしばらく飲んでいたそうです。
出産で死ぬの生きるのを経験した人にしかわかんないですよ。
わたしも実は、産科ICUに入れられていたので、経験あります。
こういう怖い経験をすると
赤ちゃんは可愛いのはわかっているので欲しいんだけど
心理的にハードルが非常に高い。
せめてお子さんが正常だと確認できる検査で確認して
安心したいってことなんですよね。
そうすると前向きになれる。