InstagramInstagram

無痛分娩3つのデメリット、リスクを回避する方法|自閉症についても解説

無痛分娩と聞くと、出産の最初から最後まで痛みがないというイメージを持ってしまいます。しかし、実際は通常分娩と同じように陣痛はあります。

また無痛分娩の入院前後の流れが分からず具体的なイメージが持てないと感じている方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、無痛分娩の基礎知識について以下の内容を解説します。

  • ・無痛分娩のメリット・デメリット
  • ・入院前後の流れや費用
  • ・無痛分娩に関するよくある質問

無痛分娩について正しく理解して納得した上で受けられるように、ぜひこの記事をご活用ください。

無痛分娩とは?

無痛分娩とは、硬膜外麻酔や脊髄くも膜下麻酔により分娩時の痛みを和らげる出産方法のことです。全身麻酔とは違い意識があるため、出産直後に赤ちゃんとすぐに対面ができるメリットがあります。

無痛分娩には、以下の2種類があります。

  • ・自然無痛分娩
  • ・計画無痛分娩

自然無痛分娩とは陣痛が始まったら麻酔を使って痛みを和らげる分娩方法です。一方の計画無痛分娩とは、決まった出産日に陣痛誘発と麻酔を使う分娩方法です。

日本では無痛分娩に対して「痛みがない分娩は出産ではない」「出産の痛みから逃げてズルい」などのネガティブなイメージを持った方もいます。しかし、出産直前の痛みを和らげるため、陣痛による痛みは通常の出産と同じように感じます。

そのため、別名「和痛分娩」とも呼ばれます。海外では急速に普及しており、日本国内でも徐々に実施件数が増えている段階です。

※参考資料:厚生労働省/小児・周産期医療について

無痛分娩の4つのメリット

屋内で子供を出産する前に女性を診察する医師、接写

無痛分娩には、以下の4つのメリットがあります。

  • ・メリット①:分娩の痛みがない
  • ・メリット②:縫合など分娩後の処置が痛くない
  • ・メリット③:緊急手術にも移行しやすい
  • ・メリット④:分娩後の回復が早い傾向にある

出産による痛みを和らげる他にも出産中のリスクを減らしたり、分娩後の回復を早めたりするメリットもあります。

では、詳しく解説します。

メリット①:分娩の痛みがない

分娩時の痛みを和らげることこそ、無痛分娩の最大のメリットです。

ただし、自然無痛分娩の場合は陣痛による痛みはあるので、全ての痛みから解放されるわけではないと知っておきましょう。

分娩時に痛みを感じないと出産した実感が湧かないと考える方もいます。しかし、無痛分娩も立派な出産であり、自然分娩や帝王切開と遜色はありません。

また痛みがないことで、以下のメリットが考えられます。

  • ・痛みに対する恐怖が和らぎ、出産に前向きになれる
  • ・赤ちゃんに会うためのモチベーションの維持ができる
  • ・出産後、赤ちゃんへ全力を注げる

多くの妊婦は出産に対して「痛かったらどうしよう」と強い不安を抱えています。無痛分娩なら分娩時の痛みを和らげられるため、出産に対して前向きになれます。そして、今回の出産でネガティブな印象を持たなければ、次回以降も挑戦してみようと思えますよね。

また、出産中も「あともう少しで赤ちゃんに会えるから頑張ろう」というモチベーションや出産後は痛みがない分、赤ちゃんへ全力を注げるメリットもあります。

メリット②:縫合など分娩後の処置が痛くない

分娩が終わって安心しても、会陰切開後(赤ちゃんが出やすいように出口を切って広げること)の縫い合わせがあります。針と糸で縫うためチクチク痛んだり、不快感を伴ったりします。

しかし無痛分娩であれば、麻酔の影響で陰部周囲までの痛みが感じにくくなっています。そのため、分娩後の縫い合わせで痛みを感じることもありません。

ただし、麻酔が切れたら縫った部分は痛くなるため注意しましょう。特に排尿時など陰部に力を入れた際に痛むことがあるので、刺激にならないように慎重になる必要があります。傷口は1週間程度で徐々に回復するのでご安心ください。

メリット③:緊急手術にも移行しやすい

無痛分娩中であれば緊急手術が必要になった際、速やかに移行できるメリットもあります。

例えば、出血多量で緊急帝王切開に移行する場合、自然分娩だと一から麻酔を導入しなければいけません。一方で無痛分娩中なら麻酔を投与するルートが確保されています。加えて麻酔の効果を確認できているため、止血と帝王切開の処理に注力できます。

つまり、いつでも手術に移行できるため、出産に対するリスクを下げられるということです。

補足的ですが「無痛分娩により胎児仮死状態になるリスクが高まり帝王切開」になるという噂がありますが、医学的根拠はありませんので、ご安心ください。

メリット④:分娩後の回復が早い傾向にある

自然分娩の方に比べて、分娩後の回復が早い傾向にあります。

無痛分娩なら分娩中の痛みが少ない分、体力の温存ができるからです。というのも、自然分娩だと陣痛から分娩までの痛みがダイレクトに伝わり、痛みによるストレスや酸素消費量の増加により、体力を著しく消費します。

一方の無痛分娩(硬膜外麻酔)だと痛みが和らいでいる分、分娩中もリラックスでき、酸素消費量を抑えることができるという報告もあります。体力が温存できるため出産後の食事や離床(ベッドから離れて過ごすこと)が進み、より回復を促せるでしょう。

ただし、出産後の回復スピードは人によって異なるため、必ずしも回復が早いわけではありません。

無痛分娩の3つのデメリット

母と新生児。 産院で出産。 出産後、生まれたばかりの赤ちゃんを抱きしめる若いお母さん。 出産する女性

無痛分娩のデメリットは、以下の3つです。

  • ・デメリット①:微弱陣痛
  • ・デメリット②:麻酔薬の副作用
  • ・デメリット③:麻酔チューブ挿入手技による合併症

ただし、異常があればすぐに対処してもらえるため、ご安心ください。また、デメリットに納得した上で無痛分娩を受けないと後悔することになるため、前提知識として必ず知っておきましょう。

では、詳しく解説します。

デメリット①:微弱陣痛

無痛分娩に使われる麻酔の影響で陣痛が弱まることがあり、これを「微弱陣痛」と呼びます。

出産で感じる痛みの脊髄神経は、子宮収縮に関する神経の近いところにあるからです。また、麻酔の影響で効果的にいきめなかったり、タイミングが分からなかったりすることもあります。

赤ちゃんが危険な状態になると医師の判断で速やかに以下の対応が行われるため、ご安心ください。

  • ・麻酔の減量・中止
  • ・陣痛促進剤の使用
  • ・人工破膜
  • ・吸引・鉗子分娩

微弱陣痛は赤ちゃんがしんどいと訴えている証拠です。そのため、まずは麻酔の量を減量・中止して様子を見ます。改善がなければ、陣痛促進剤を使ってお母さん・赤ちゃんが無事に出産できる後押しをします。

入り口まで近づいたら吸引・鉗子分娩により外からも引っ張って、生まれるためのお手伝いをします。

デメリット②:麻酔薬の副作用

麻酔薬は体にとって異物そのものです。もちろん極力体に害にならないように作られているものの、人によっては副作用が現れることも十分に考えられます。

麻酔薬の代表的な副作用は、以下の通りです。

  • ・徐脈・血圧低下
  • ・呼吸困難感
  • ・発熱
  • ・頭痛
  • ・かゆみ
  • ・足のしびれ
  • ・硬膜外カテーテル挿入部からの感染

その他にも麻酔薬が血管内に入ると局所麻酔中毒(耳鳴り、味覚異常、痙攣、意識消失、呼吸抑制)などの症状が出ることもあります。痛みが和らぐメリットばかりに目が行きがちですが、実は麻酔薬による副作用の確率もゼロではないと知っておきましょう。

※参考資料:日本産科麻酔学会 JSOAP/無痛分娩 Q&A

デメリット③:麻酔チューブ挿入手技による合併症

麻酔チューブが上手く入っていないと十分な麻酔の効果が得られません。

具体的には、以下の症状があれば麻酔チューブの入れ替えが行われます。

  • ・片側効き
  • ・まだら効き
  • ・そもそも麻酔が効いた感覚がない

硬膜外麻酔とは、脊髄の外側の硬膜にある空間に局所麻酔薬を入れる麻酔法です。麻酔カテーテルを入れて持続的に麻酔薬を投与することで、痛みを和らげ続けられます。麻酔カテーテルを入れる処理は非常に難しく、厳密さが求められるため、慎重に行われます。

しかし、麻酔カテーテルの位置が「浅い」or「深い」や「ズレている」と麻酔の効きにムラが出ます。そこで硬膜外麻酔後に正しい位置に入り、麻酔の効果が得られているかを十分確認してから分娩を始めます。

無痛分娩を受ける方の入院前後の流れ

出産を押している間、サポートのために妻の手を握っている男性のクローズアップ

無痛分娩を受けたいと思っても入院前後のイメージがつかないから不安という方も多いのではないでしょうか?

そこでこの章では、無痛分娩を受ける方の入院前後の流れについて解説します。

流れが分かれば安心したり、受診時に具体的な相談をしたりもできます。

入院前の流れ

無痛分娩の入院までの流れは、以下の通りです。

  • ・無痛分娩が受けられる施設を探す
  • ・医師からの説明を受ける
  • ・出産日の予約
  • ・事前検査

無痛分娩を受けられる施設は、JALA無痛分娩関係学会・団体連絡協議会のサイトから探せます。受診予約と無痛分娩について医師へ相談しましょう。

中には過去の病気や現在の体質により無痛分娩自体が受けられない方もいます。そのため、安心・安全に受けられるかを評価するための事前検査が行われます。事前検査で問題がなければ、出産日の予約をしましょう。

また、無痛分娩外来を設けている施設もあります。施設によっては無痛分娩外来を受診していないと無痛分娩の予約ができないこともあるため、妊婦健診で早めに相談しておくことをおすすめします。

※参考資料:JALA無痛分娩関係学会・団体連絡協議会

入院後の流れ

無痛分娩の入院後の流れは、以下の通りです。

  • ・陣痛促進剤を投与
  • ・麻酔カテーテルの挿入
  • ・分娩第二期になると麻酔薬の投与
  • ・分娩完了
  • ・母子ともに麻酔薬による副作用がないか経過観察

無痛分娩も子宮口(赤ちゃんが出てくる穴がしっかり開く)が全開になるまでは、麻酔薬は使いません。陣痛で子宮口が開くまで待ちます。ただし、微弱陣痛で子宮口が開かない方に対しては、陣痛促進剤を使うなどの処置が行われるでしょう。

子宮口が全開になって赤ちゃんが出てこられるようになると、麻酔カテーテルを挿入して麻酔薬を投与します。その後、分娩台にて医師・助産師のサポートを受けながら、出産をします。

出産後は母子ともに麻酔薬の副作用やその他健康被害がないか継続的な観察が必要です。副作用が出たら、医師の指示のもと速やかに対処してもらえるので、ご安心ください。

無痛分娩の費用と経済的負担の軽減方法

自然分娩の相場は「約40〜50万円」であり、無痛分娩はこれらの費用にプラスで「5〜20万円」が追加になります。出産する病院やクリニックによって多少金額に違いがありますので、事前に確認しておく事をおすすめします。

加えて、以下の処置や条件に当てはまるなら、追加費用がかかる可能性が高くなります。

  • ・土日祝日の出産
  • ・陣痛促進剤などの追加薬剤の使用
  • ・感染症の保菌者
  • ・緊急手術(帝王切開)への変更

また、出産に必要なのは分娩費用だけではありません。入院費や食事代など合計した金額で考えておかなければいけません。無痛分娩は決して安くはないため、除痛と経済的な負担を天秤にかけて、自分にとって最も良い選択ができるようになりましょう。

全国の無痛分娩が受けられる病院・クリニック

近年、日本でも普及してきた無痛分娩ですが、実際に受けられる施設はそこまで多くありません。

ご希望の方は、JALA無痛分娩関係学会・団体連絡協議会のサイトから最寄りの病院やクリニックを探せます。日本産科麻酔学会 JSOAPによると、日本では約2,400の分娩施設があり、その30%(720施設)で無痛分娩を受けられます。

また、厚生労働省では国内で無痛分娩を行っている施設の情報を発信しています。全国の無痛分娩を受けられる施設へのアンケート調査をした結果を提示しているため、現在無痛分娩を考えている方で情報を集めたいなら、一読して損はないでしょう。

無痛分娩はまだまだ普及段階であり、情報が少ないという課題があります。そんな中でもしっかりと情報を集めて、知識・経験の豊富な医師のいる施設で安全・安楽な分娩が行えるようにすることが重要です。

※参考資料
JALA無痛分娩関係学会・団体連絡協議会
日本産科麻酔学会 JSOAP/無痛分娩 Q&A
厚生労働省/小児・周産期医療について

無痛分娩に関する6つのQ&A|後悔したくない方へ

母と新生児。 産院で出産。 出産後、生まれたばかりの赤ちゃんを抱きしめる若いお母さん。 出産する女性

この章では、無痛分娩で後悔したくない方向けに、以下の6つの質問にお答えします。

  • 質問①:どのくらい痛みが和らぎますか?
  • 質問②:「無痛分娩はずるい」という意見に傷つきました。
  • 質問③:無痛分娩ができない人はいますか?
  • 質問④:出産後の授乳に悪影響はありませんか?
  • 質問⑤:無痛分娩中の制限はありますか?
  • 質問⑥:自然分娩中に無痛分娩に切り替えられますか?

では、詳しく解説します。

質問①:どのくらい痛みが和らぎますか?

大前提として痛みの程度は人によって異なります。そして、無痛分娩は出産に関する全ての痛みを和らげるものではありません。

というのも、陣痛により子宮口が完全に開くまでは麻酔の投与はさてません。

分娩までの陣痛の場所と強さについては、日本産科麻酔学会のイラストをご覧ください。

無痛分娩

日本産科麻酔学会/Q2. お産のときはどこが痛いのですか?どのくらい痛いのですか?より画像引用)

分娩は以下の三期に分類できます。

  • 第一期:陣痛開始から子宮口全開までの時期
  • 第二期:赤ちゃんが生まれてくる時期
  • 第三期:胎盤が排出される時期

それぞれに痛みを感じる場所や程度が異なるため、痛みがどれくらい和らぐかを示す絶対的な指標はありません。しかし、最も痛いとされる第二期が無痛分娩の対象であるため、痛みに対するストレスはかなり減らせるのではないかと考えられます。

※参考資料
日本産科麻酔学会/Q1. どうしてお産は痛いのですか?
日本産科麻酔学会/Q2. お産のときはどこが痛いのですか?どのくらい痛いのですか?

質問②:「無痛分娩はずるい」という意見に傷つきました。

痛みも含めて分娩と考える方の中には、「無痛分娩はずるい」という心ない意見も見られます。しかし、この記事の第2章でも述べたように、無痛分娩も立派な出産です。自然分娩や帝王切開と遜色はありません。

痛みから逃げるイメージのある無痛分娩ですが、通常分娩と同じように陣痛の痛みはあります。無痛分娩でも陣痛の痛みに耐えて産んだことは、紛れもない事実です。そして、約10ヶ月もの間、赤ちゃんをお腹の中で育てたのは、外でもないあなた自身です。

無痛分娩でも自信を持って出産してくださいね。

質問③:無痛分娩ができない人はいますか?

残念ながら無痛分娩を受けられない方も、ごく稀におられます。

無痛分娩が受けられない方の特徴は、以下の通りです。

  • ・血液サラサラの薬を内服している
  • ・血小板(血を固める血液成分)が少ない体質
  • ・腰部ヘルニア手術や側弯症で脊髄の形に変形が見られる
  • ・過去に麻酔薬でアレルギー反応が出た
  • ・麻酔カテーテルをいれるあたりの皮膚炎や過敏症がある
  • ・麻酔カテーテルからの感染リスクがある
  • ・神経難病を患っている
  • ・肥満
  • ・出産の展開が早すぎて処置が間に合わない

無痛分娩を希望した場合、事前検査にて可能かを評価します。検査内容は施設により異なりますが、多くの場合、問診や血液検査、レントゲンが行われます。

これらの検査結果を踏まえて、無痛分娩ができるか判断してもらいましょう。

質問④:出産後の授乳に悪影響はありませんか?

現在のところ、無痛分娩の麻酔薬が授乳に悪影響を及ぼすという報告はされていません。

近年、無痛分娩で広く用いられている低濃度の麻酔薬は出産後の授乳への影響は少ないと考えられています。また、出産直後の赤ちゃんは授乳量自体が少なく、お母さんのミルクに麻酔の影響があったとしても、摂取量は極めて少ないと予測されます。

このことから、無痛分娩に用いる麻酔の影響で、出産後の授乳や赤ちゃん自体への悪影響を及ぼすとは考えにくいでしょう。

※参考資料:日本産科麻酔学会/Q17. 硬膜外鎮痛は授乳に影響を与えますか?

質問⑤:無痛分娩中の制限はありますか?

無痛分娩中は、以下の動作を制限されることがあります。

  • ・水分摂取
  • ・歩行
  • ・排尿

基本的に腰から下へ麻酔がかかるため、水分摂取の制限はありません。しかし、麻酔による気分不良や嘔吐などの症状を考慮して、施設によっては飲水制限を設けている場合もあります。

麻酔薬を使うことで下半身の運動機能への影響も考えておかなければいけません。

例えば、足のしびれや脱力が現れることもあります。無理に歩くと転倒するリスクもあるため、ベッド上安静など医師の指示に従いましょう。また尿が出にくい時は、尿道から細い管を入れて尿を回収する処置がされることもあります。

下半身の痺れや脱力、排尿困難は麻酔薬の影響です。時間とともに症状は消えるため、ご安心ください。

施設により対応方法は若干異なるため、詳しく知りたい方は受診予定の施設に問い合わせて確認しましょう。

質問⑥:自然分娩中に無痛分娩に切り替えられますか?

施設によって考え方が異なりますが、自然分娩中に無痛分娩に切り替えることも可能です。

その場合、麻酔薬を使うことによる副作用や合併症などの同意をしておく必要があります。そのため、妊婦健診時に無痛分娩の可能性についても相談しておき、事前検査や同意書のサインなどをしておきましょう。

まとめ: 無痛分娩も立派な出産|痛みを和らげて思い出に残る出産を

ミルクを飲む生まれたばかりの赤ちゃん

以上、無痛分娩に関する基礎知識を解説しました。

要点を以下にまとめます。

  • ・無痛分娩で和らげる痛みは「分娩第Ⅱ期(赤ちゃんが生まれてくる時)」
  • ・出産中のリスク軽減や分娩後の回復を早めるメリットがある
  • ・微弱陣痛を誘発する可能性がある
  • ・無痛分娩は通常分娩よりも「約5〜20万円」高くなる
  • ・無痛分娩も立派な分娩であり自信を持っても良い

無痛分娩に関しては賛否両論あります。「痛みがないと出産ではない」などという心ない意見もありますが、無痛分娩だからと言って全く痛みがないわけではありません。通常の分娩と同じように陣痛はあります。

また、お腹で10ヶ月も育てて出産を迎えられたのは、あなたの努力があったからです。これから無痛分娩に挑戦しようとお考えの方は、自信を持って出産してください。

この記事が無痛分娩に挑戦する後押しになれば嬉しいです。

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会認定総合内科専門医、日本臨床腫瘍学会認定がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会認定臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

仲田洋美のプロフィールはこちら

関連記事