InstagramInstagram

先天異常とは?先天奇形・奇形児の原因・確率・種類を臨床遺伝専門医が解説

仲田洋美 医師

この記事の監修:仲田洋美(臨床遺伝専門医)

のべ10万人以上の意思決定に伴走。2025年国際誌『Global Woman Leader』表紙抜擢など、世界基準の出生前診断と遺伝カウンセリングを提供。

📍 クイックナビゲーション

「赤ちゃんに先天異常があったらどうしよう」「奇形児が生まれる原因は何だろう」——妊娠中にそうした不安を抱えて、夜中にこの言葉を検索される方は少なくありません。まずお伝えしたいのは、先天異常の多くは、誰のせいでもなく起こるということです。この記事では、先天異常とは何か、どのくらいの割合で起こるのか、原因や種類を、臨床遺伝専門医の立場から、正確に、そして不安をあおらない言葉で整理してお伝えします。

この記事でわかること
📖 読了時間:約10〜12分
🩺 先天異常・先天奇形
臨床遺伝専門医監修

  • 先天異常とは、生まれつきの形や機能の違いを広く指す言葉であること
  • 赤ちゃんのおよそ3〜5%にみられ、決してまれではないこと
  • 原因の多くは特定できず、「母親のせい」ではないこと
  • 染色体・遺伝子・環境がどう関わるのか
  • 出生前にわかること・わからないこと、検査で確かめる方法

\ 赤ちゃんのご不安も、臨床遺伝専門医に直接ご相談いただけます /

📅 遺伝カウンセリング枠を確認する

※オンラインでのご相談にも対応しています/NIPT詳細ページ

先天異常とは?まず言葉の意味から

はじめに結論からお伝えします。先天異常とは、生まれる前に生じた原因によって、生まれつき体の形や働きに違いがある状態を広く指す言葉です。英語ではbirth defectと呼ばれます。出生前、生まれたとき、あるいは生後しばらくしてから気づかれることもあります。

ここで大切なのは、「先天異常」がとても幅の広い言葉だということです。目に見える形の違い(形態異常)だけでなく、見た目には分からない体の働きの違い(機能異常)も含みます。ひとくくりに語られがちですが、実際には数え切れないほど多様な状態が、この一語のなかに含まれています。

「形の違い」と「働きの違い」の2つに大きく分かれる

先天異常は、大きく2つのグループに分けて理解すると整理しやすくなります。ひとつは体の形にあらわれる先天奇形(先天的な形態異常)、もうひとつは体の働きにあらわれる機能的な違いです。心臓や手足、口唇口蓋の形などにあらわれるものが前者、代謝や神経・筋肉、内分泌、血液、免疫などにかかわるものが後者にあたります。

💡 用語解説:先天奇形と「奇形」という言葉

先天奇形…生まれる前に生じた、体の形の違いのこと。「奇形」は医学の専門用語ですが、日常語としては強い響きを持つため、傷つく方もいらっしゃいます。当院では、その言葉の重みに配慮しながら説明することを大切にしています。

形の違いをすべて「異常」と呼ぶことにも、本来は慎重であるべきです。ここでは検索して情報を探しておられる方に届くよう一般的な用語を用いますが、その背景にこうした配慮があることを、まずお伝えしておきます。

仲田洋美院長

🩺 院長コラム【「奇形児」という検索語の向こうにいる方へ】

「奇形児」という言葉で検索なさる方の多くは、悪気があるわけではなく、ただ不安で、正しい言葉を知らないまま手がかりを探しておられます。私はその検索の向こうに、眠れない夜を過ごす妊婦さんの顔を思い浮かべます。

ですから、言葉づかいを責めるより先に、正確な知識をお届けしたいのです。生まれつきの形や働きの違いは、その子の価値や人生を決めるものではありません。まずはそのことを、ここでお伝えしておきたいと思います。

先天異常の割合・確率はどのくらい?

受精した1個の細胞から、心臓や脳、手足のそろった赤ちゃんの体ができあがるまでの過程は、想像を超えて複雑です。それでも大多数の赤ちゃんは無事に育ちますが、ひとつひとつの工程が精密であるがゆえに、一定の割合で違いが生じます。

個々の疾患そのものはまれでも、先天異常をすべて合わせると、その頻度は決して低くありません。世界保健機関(WHO)は、先天異常はおよそ33人に1人(約3%)の新生児にみられると報告しています[1]。定義や調査方法、追跡する期間によっても変わり、生後しばらくして分かるものまで含めると、おおむね3〜5%とされることが多いものです。

📊 数字をどう受け取るか

「3〜5%」を高いと感じるか低いと感じるかは、人によって違います。ただ、この数字には軽いものから重いものまで、あらゆる状態がまとめて含まれている点に注意が必要です。

生活にほとんど影響しない小さな違いも、丁寧な医療的サポートを要するものも、すべて同じ「3〜5%」の中にあります。この一語だけで、赤ちゃんの将来を思い描くことはできません。

なお、先天異常は乳幼児期(0〜4歳)の死亡原因として上位を占めることが、日本の人口動態統計でも示されてきました。数字としては重く受け止められがちですが、これは医療の進歩でほかの原因による死亡が大きく減った結果、相対的に順位が上がったという側面も持っています。医学の発展により、以前は難しかった状態にも、いまでは多くの治療やサポートの選択肢があります。

奇形児が生まれる原因は? ― 多くは「原因不明」

「なぜ生まれたのか」という問いは、当事者にとって最もつらい問いです。正直にお答えすると、先天異常の原因の多くは、現在の医学でも特定できません。原因が分かるものを大きく分けると、染色体の変化、単一の遺伝子の変化、環境要因、そしてこれらが複雑に絡み合ったものになりますが、これらで説明できるのは全体の一部にとどまります[2]

🧬 原因のおおまかな内訳

染色体の変化…全体のおよそ1割前後。ダウン症候群(21トリソミー)などが含まれます。

単一遺伝子の変化…数%程度。1つの遺伝子の変化が原因となるものです。

環境要因…感染や一部の薬など。全体からみると少数です。

原因不明・多因子…最も多いグループ。複数の要因がわずかずつ関わると考えられています。

つまり、「はっきりした一つの原因」が見つかることのほうが、むしろ少数派なのです。染色体を調べても違いが見つからないこともあります。だからこそ、原因を一つに決めつけて誰かを責めることには、科学的な根拠がありません。

⚠️ 大切なこと:先天異常のあるお子さんが生まれたとき、「母親のせい」「あのとき○○をしたから」という考えが流布することがあります。しかし多くの場合、これは誤りです。ご自分を責める必要はありません。

先天異常=遺伝、ではありません

よくある誤解として、「先天異常はすべて遺伝する」というものがあります。これは正しくありません。一般の方だけでなく、医療関係者のあいだでも見られる思い込みですが、親から子へ受け継がれる形の遺伝病は、実際には多くありません。

「体質を受け継ぐこと」と「病気が遺伝すること」は別

先天異常には、遺伝子や染色体の変化がかかわるものもあります。ただし、その変化が親から受け継がれたとは限りません。たとえばダウン症候群の多くは、ご両親の染色体には変化がなく、赤ちゃんに新しく生じたものです。「遺伝子がかかわる」ことと「親から遺伝する」ことは、同じではないのです。

また、体の設計図である遺伝子は、いつ・どの細胞で・どれくらい働くかまで精密に制御されています。この制御のどこかにたまたまエラーが起こると、脳や心臓が形づくられる大切な時期に影響し、先天異常につながることがあります。これは遺伝形式のはっきりした遺伝病とは、性質が異なります。

💡 用語解説:染色体異常と単一遺伝子疾患

染色体異常…遺伝子がぎっしり並んだ「染色体」の数や形の変化。くわしい解説はこちら

単一遺伝子疾患…1つの遺伝子の変化が原因となる状態。単一遺伝子疾患のページもご覧ください。親から受け継ぐ場合と、赤ちゃんに新しく生じる場合の両方があります。

環境が関わる先天異常 ― 感染・薬・アルコール

受精からおよそ3か月までは、臓器が急速に形づくられる器官形成期です。この時期に外からの影響を受けると、体の形づくりに違いが生じることがあります。ただし、あとで述べるように、影響があるものは限られており、日常の多くの行動は心配ありません。

感染症・一部の薬

風疹、サイトメガロウイルス、トキソプラズマなどは、感染する時期によって赤ちゃんに影響することがあります。また、母親が服用した場合に影響しうる薬もあります。抗けいれん薬の一部や、血圧を下げる一部の薬などが知られていますが、こうした薬は限られており、多くの薬は妊娠中でも安全に使えます。自己判断で中止せず、必ず主治医にご相談ください。

💡 X線について:妊娠中のレントゲン(1回の単純撮影)であれば、胎児への影響は心配いりません。健診で撮影が必要になっても、過度に不安になる必要はありません。

アルコールと胎児アルコール症候群

妊娠中の飲酒については、はっきりお伝えできることがあります。「ここまでなら安全」という量は分かっていません。米国では、原因のはっきりした発達の遅れの中で、胎児アルコール症候群が最も多いとされます[3]。子宮内での発育の遅れ、生後の低身長、発達の遅れ、特徴的な顔つきなどを伴います。ですから、妊娠中は飲酒を避けるのが望ましいとされています。

一方で、妊娠に気づく前にごく少量を1〜2回口にしていたとしても、それだけで先天異常と結びつけるのは適切ではありません。過ぎたことを悔やみ続けるより、これからできることに目を向けていただければと思います。

仲田洋美院長

🩺 院長コラム【「あのときの一杯」を悔やむ方へ】

診察室では、「妊娠に気づかず飲んでしまった」「薬を飲んでしまった」と、青ざめた顔で打ち明けてくださる方に、よくお会いします。その不安は痛いほど分かります。けれど、先天異常のある赤ちゃんの背景に、特定の行動を安易に結びつけることは、私たち専門家がいちばん慎むべきことです。

因果関係は、そんなに単純ではありません。不確かなことで自分を責め続けるより、いま何ができるかをご一緒に考えましょう。それが、赤ちゃんにとっても、いちばんよいことだと私は思っています。

先天異常の種類 ― 単発のものと、多発奇形症候群

先天異常には、体の1か所だけにみられるものと、複数の部位にまたがってみられるものがあります。後者のうち、解剖学的に離れた複数の場所に、いくつもの形の違いが分布する場合を「多発奇形症候群」と呼びます。「多発奇形症候群とは」「多発奇形 いつわかる」といった検索が多いのも、この状態への関心の高さを示しています。

複数の部位に違いがみられる場合、単一遺伝子疾患や染色体の変化がかかわっている可能性が、相対的に高くなります。医師は、成長の様子、体の各部のバランス、左右対称かどうか、筋緊張の状態などから、違いの組み合わせをみて臨床的に病名を推定し、必要に応じて遺伝子検査染色体検査で確定診断を行います。

🔬 用語解説:多発奇形症候群

多発奇形症候群…離れた複数の部位に、複数の形の違いが同時にみられる状態。一つひとつを別々に考えるのではなく、「組み合わせのパターン」として捉えることで、背景にある原因(多くは特定の症候群)にたどり着きやすくなります。診断には専門的な評価が必要です。

出生前に何がわかる? ― NIPTと確定検査

「生まれる前に調べられないのか」というご質問をよくいただきます。出生前の検査で分かることには範囲があり、すべての先天異常が事前に分かるわけではありません。ここは正確に知っておいていただきたいところです。

NIPTでわかること

NIPT(新型出生前診断/非侵襲的出生前検査)は、お母さんの血液に含まれるDNAのかけらを調べる検査です。採血のみで流産の心配がなく、主に次のようなことを調べられます。

🩺 NIPTで調べられる主な項目

染色体の数の変化…21・18・13トリソミーなど。

染色体の構造の変化…微細な欠失など、検査プランによって対象が異なります。

単一遺伝子疾患…一部の項目について、対応するプランがあります。

ただし、NIPTは可能性を絞り込むための検査(非確定的検査)です。陽性となった場合には、必ず確定検査に進んでいただく必要があります。検査の範囲について、くわしくはスーパーNIPTのページ全染色体・微細欠失検査のページをご覧ください。

確定検査 ― 羊水検査・絨毛検査

確定検査は羊水検査絨毛検査で、赤ちゃん由来の細胞そのものから核型(染色体の並び)を確認します。生まれたあとに確かめる場合も、染色体検査(Gバンド法)で確認します。出生前にわかるのは主に染色体や一部の遺伝子の変化であり、体の細かな形の違いのすべてが分かるわけではない点は、あらかじめ理解しておいていただきたいところです。

当院でできること

ミネルバクリニックは臨床遺伝専門医が運営し、ご相談から検査、結果のご説明、その後のフォローまで終始責任をもって支援するクリニックです。2025年6月に産婦人科を併設し、確定検査まで院内で行える体制を整えました。

🏥 当院の検査・サポート体制

臨床遺伝専門医が運営

ご相談から結果のご説明まで、専門医が一貫して関わります

産婦人科併設(2025年6月〜)

NIPTから確定検査までを院内で。転院の必要がありません

日曜・祝日に検査

確定検査は基本的に日曜日か祝日に実施。遠方の方も予定を立てやすくなります

中立・非指示的な相談

特定の選択へ誘導せず、ご自身で選べるよう情報をお伝えします

オンラインで全国から

遠方の方もご相談いただけます

陽性後まで見届ける

結果が出たあとの時間こそ、いちばん支えが必要な時期だと考えています

検査前後の遺伝カウンセリングは、臨床遺伝専門医が担当します。また、当院でNIPTを受けられる方には互助会(8,000円)にご加入いただき、陽性となった場合の羊水検査・絨毛検査の費用に充てられます。オンラインNIPTにも対応しています。

まとめ

📌 重要ポイントのまとめ
  • 先天異常とは:生まれつきの体の形や働きの違いを広く指す言葉で、内容はきわめて多様
  • 割合・確率:新生児のおよそ3〜5%にみられ、決してまれではない
  • 原因:多くは特定できず、「母親のせい」ではない
  • 遺伝との関係:「遺伝子がかかわる」ことと「親から遺伝する」ことは別
  • 環境要因:影響しうるものは限られ、多くの薬やX線は過度に心配しなくてよい
  • 検査:NIPTは可能性を絞り込む検査、確定は染色体検査による。すべてが事前に分かるわけではない

先天異常という言葉は、どうしても不安を呼び起こします。けれど本当に大切なのは、正確な知識で、根拠のない自責や不安から自由になることだと私たちは考えています。気がかりなことがあれば、どうかお一人で抱え込まず、ご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 先天異常とは何ですか?

生まれる前に生じた原因によって、生まれつき体の形や働きに違いがある状態を広く指す言葉です。目に見える形の違い(先天奇形)と、見た目には分からない働きの違い(機能異常)の両方を含みます。含まれる状態は非常に多様で、軽いものから医療的サポートを要するものまでさまざまです。

Q2. 奇形児が生まれる確率はどのくらいですか?

先天異常をすべて合わせると、新生児のおよそ3〜5%にみられるとされています。世界保健機関(WHO)はおよそ33人に1人(約3%)と報告しています。ただしこの数字には、生活にほとんど影響しない小さな違いから、丁寧なサポートを要するものまで、あらゆる状態が含まれている点に注意が必要です。

Q3. 奇形児が生まれる原因は何ですか?

原因が分かるものには、染色体の変化、単一の遺伝子の変化、感染や一部の薬などの環境要因があります。ただし最も多いのは、はっきりした原因を特定できないグループです。複数の要因がわずかずつ関わって起こると考えられており、「一つの原因」が見つかることはむしろ少数派です。

Q4. 先天異常は母親のせいなのですか?

多くの場合、そうではありません。「母親のせい」「あのとき○○をしたから」という考えが流布することがありますが、科学的な根拠はありません。原因の多くは特定できず、誰かの行動に結びつけられるものではないのです。ご自分を責める必要はありません。

Q5. 先天異常はすべて遺伝するのですか?

いいえ。「先天異常=遺伝病」という思い込みは正しくありません。遺伝子や染色体の変化がかかわるものもありますが、その変化が親から受け継がれたとは限らず、赤ちゃんに新しく生じることも多くあります。「遺伝子がかかわる」ことと「親から遺伝する」ことは別の話です。

Q6. 妊娠中にお酒や薬を口にしてしまいました。大丈夫でしょうか?

妊娠に気づく前にごく少量のアルコールを1〜2回口にしていたとしても、それだけで先天異常と結びつけるのは適切ではありません。薬についても、影響しうるものは限られており、多くは妊娠中でも安全に使えます。自己判断で中止せず、必ず主治医にご相談ください。過ぎたことを悔やむより、これからできることに目を向けていただければと思います。

Q7. 多発奇形症候群とは何ですか?いつわかりますか?

解剖学的に離れた複数の部位に、複数の形の違いが同時にみられる状態を指します。この場合、単一遺伝子疾患や染色体の変化がかかわっている可能性が相対的に高くなります。医師が全身の状態や違いの組み合わせをみて臨床的に病名を推定し、遺伝子検査や染色体検査で確定診断を行います。わかる時期は状態によって異なり、出生前・出生時・生後としてさまざまです。

Q8. 出生前の検査で、先天異常はすべてわかりますか?

いいえ、すべては分かりません。NIPTは主に染色体の数や構造の変化、一部の単一遺伝子疾患を対象とし、可能性を絞り込む非確定的検査です。確定は羊水検査や絨毛検査による染色体検査で行います。出生前に分かるのは主に染色体や一部の遺伝子の変化であり、体の細かな形の違いのすべてが事前に分かるわけではありません。

🏥 ミネルバクリニックへのご相談

赤ちゃんのことで眠れない夜を過ごしていらっしゃる方も、検査を受けるかどうか迷っていらっしゃる方も、どうぞお気軽にご相談ください。臨床遺伝専門医が、答えを押しつけずにご一緒に整理します。

🏥 赤ちゃんのご不安についてのご相談も承ります
✓ 臨床遺伝専門医が運営し、終始責任をもって支援します
✓ 産婦人科併設で、NIPTから確定検査まで院内対応(2025年6月〜)
✓ 確定検査は基本的に日曜・祝日に実施
✓ 中立・非指示的な遺伝カウンセリングで、ご自身の決定に寄り添います

関連記事

染色体染色体異常とは?数と構造の違いをやさしく解説先天異常の原因の一つ、染色体の変化について整理しています。遺伝子単一遺伝子疾患とは?原因と検査について1つの遺伝子の変化が原因となる状態を解説します。環境要因胎児アルコール症候群とは?妊娠中の飲酒の影響アルコールと赤ちゃんの関係を、正確な言葉でお伝えします。用語解説染色体が増えると、なぜ影響が出るのか遺伝子量という考え方から、その仕組みを解説します。多発奇形全前脳胞症とは?原因・特徴・出生前診断複数の部位にかかわる先天異常の一例として解説します。検査NIPT(新型出生前診断)とは?費用・時期・わかること出生前検査で何がわかるのか、基本から解説します。

参考文献

  1. World Health Organization. Congenital disorders. [WHO]
  2. Feldkamp ML, Carey JC, Byrne JLB, Krikov S, Botto LD. Etiology and clinical presentation of birth defects: population based study. BMJ. 2017;357:j2249. [PubMed]
  3. Williams JF, Smith VC; Committee on Substance Abuse. Fetal Alcohol Spectrum Disorders. Pediatrics. 2015;136(5):e1395-e1406. [PubMed]
  4. 出生前検査認証制度等運営委員会「NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)とは」 [公式サイト]

仲田洋美 医師(臨床遺伝専門医)

この記事の監修・執筆者:仲田 洋美

(臨床遺伝専門医/がん薬物療法専門医/総合内科専門医)

ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得後、 臨床遺伝学・内科学・腫瘍学を軸に診療を続けてきました。 のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医です。

出生前診断(NIPT・確定検査・遺伝カウンセリング)においては、 検査結果の数値そのものだけでなく、 「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、 一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。

ハイティーンの時期にベルギーで過ごし、 日本人として異文化の中で生活した経験があります。 価値観や宗教観、医療への向き合い方が国や文化によって異なることを体感しました。 この経験は現在の診療においても、 「医学的に正しいこと」と「その人にとって受け止められること」の両立を考える姿勢の基盤となっています。

また、初めての妊娠・出産で一卵性双生児を妊娠し、 36週6日で一人を死産した経験があります。 その出来事は、妊娠・出産が女性の心身に与える影響の大きさ、 そして「トラウマ」となり得る体験の重みを深く考える契機となりました。 現在は、女性を妊娠・出産のトラウマから守る医療を使命の一つとし、 出生前診断や遺伝カウンセリングに取り組んでいます。

出生前診断は単なる検査ではなく、 家族の未来に関わる重要な意思決定です。 年齢や統計だけで判断するのではなく、 医学的根拠と心理的支援の両面から、 ご家族が後悔の少ない選択をできるよう伴走することを大切にしています。

日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/ 日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。 2025年には APAC地域における出生前検査分野のリーダーとして国際的評価を受け、 複数の海外メディア・専門誌で特集掲載されました。

お電話での受付可能
診療時間
午前 10:00~14:00
(最終受付13:30)
午後 16:00~20:00
(最終受付19:30)
休診 火曜・水曜

休診日・不定休について

クレジットカードのご利用について

publicブログバナー
 
medicalブログバナー
 
NIPTトップページへ遷移