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結婚相手に求める年収と理想|アンケート調査結果を紹介

ただ付き合うだけでなく、これから先の長い人生を一緒に歩んでいくことになるのが結婚相手です。

結婚を考える時、結婚式やマイホーム、マイカー購入、子どものための貯金などお金のこともたくさん考えるという方も少なくないのではないでしょうか。

結婚では相手との相性や金銭感覚も大切ですが、年収や経済力は結婚相手の条件としても非常に重要な要素だと言われています。

この記事では、結婚相手の年収が大事と考えている方はどのくらいいるのか、理想とする年収、近年の変化などをご紹介していきます。

年収について気になっている方はぜひこの記事を参考にしてみてください。

年収の高い男性を理想としている女性は7割近く

お金
気になるのが、実際どれくらいの女性が、結婚相手となる男性の年収を重要視しているのか、という点です。

婚活支援サービスを運営している株式会社パートナーエージェントは、25~44歳の未婚女性1,780人を対象に結婚相手の収入についてのアンケートを実施しました。

アンケートでは「高収入な男性と結婚したいと思いますか?」と質問。その結果、下記のような結果となりました。

  • 結婚したいと思う…21.6%
  • どちらかといえば思う…42.6%
  • どちらともいえない…26.3%
  • どちらかといえばそう思わない…3.7%
  • そう思わない…2.2%

これによれば、回答した女性のうち、67.8%もの人たちが高収入な男性の方がいいと回答しています。

7割近くの人が、結婚相手の年収は高いほうがいいと考えているということがわかります。

高いと感じる年収は?

では、年収金額がどのくらいであれば高収入だとみなされるのでしょうか。「高収入」という言葉は多くの人が使っていますが、漠然としており、「○○万円からが高収入」という明確な決まりはありません。

株式会社パートナーエージェントによるアンケートの結果、高収入であると感じる年収は601万円以上という方が多く、67.6%という結果となりました。

これは回答者の年収もアンケート結果に影響しており、アンケートに回答した女性自身の年収が高いと、高収入であると感じる年収も変わってきます。

年収が1,001万円以上の女性の場合、1,001万円以上であれば「高収入である」と感じるようです。

結婚相手に求める最低年収

なぜ女性の多くが年収の高い、高収入な男性と結婚したいと考えているのか、その理由については「お金に困らない生活を送りたいから」という理由が圧倒的に多く、84.3%という結果となりました。

しかし、明治安田総合研究所が発表した「結婚・出産に関するアンケート調査について」の2014年のデータによれば、女性が結婚相手の男性に求めている希望の年収と、実際の男性の年収では大きなギャップがあることがわかっています。

20代女性は400万円以上の年収を希望している人が57.1%となっていますが、実際に年収400万円以上の20代男性の数は少なく、11.7%のみに限られます。

女性が30代になると、希望する年収はさらに高くなります。38.5%の人が500万円以上の年収を希望するようになります。

しかし、実際に年収500万円以上の30代男性は13.5%のみとなっており、女性が考えている「結婚相手に求める最低年収」を満たしている男性は多くはないということがわかります。

女性の社会進出により変化が

女性
近年では、たくさんの女性が社会進出をしています。それにより、結婚相手の男性に望む年収にも変化が現れてきています。

リスクモンスター株式会社が行った「第10回この企業に勤める人と結婚したいランキング」では、上記でご紹介した2014年のデータとは変化が現れてきています。

下記は、男性と女性それぞれの、結婚相手に求める最低年収です。

【男性】

  1. 年収は気にしない…43.3%
  2. 300万円以上…13.3%
  3. 500万円以上…12.3%
  4. 600万円以上…8.0%
  5. 800万円以上…7.0%

【女性】

  1. 500万円以上…21.5%
  2. 年収は気にしない…20.0%
  3. 600万円以上…19.0%
  4. 400万円以上…12.8%
  5. 800万円以上…10.3%

女性の21.5%は結婚相手に500万円以上の年収を望んでいるものの、同じくらいの人が「年収は気にしない」と考えているということもわかります。これは、5人に1人の女性は、男性の年収を気にしていないということです。

以前の日本では「女性は家にいて家事や子育てに専念し、家を守る存在」というイメージがありましたが、現在では時代が変わり、多くの女性が社会に出て活躍し、バリバリ仕事をこなしています。

「私も仕事を続けたいから、協力して育児を行っていきたい」と考えている女性も多く、自分が働いていることから結婚相手の男性にも高い年収を求めることがなくなったと考えられます。

高収入でも貯金ができない人は不人気

年収が高くても貯金ができない人、お金の使い方が荒い人、金銭感覚がずれている人の場合は不人気のようです。

株式会社マネーフォーワードが行った「結婚するなら、相手はどんな年収と貯金のバランスの男性がいいですか?」というアンケートでは、下記のような結果が出ています。

  • 年収1000万円、貯金0円…3.4%
  • 年収700万円、貯金300万円…33.2%
  • 年収500万円、貯金500万円…56.3%
  • 年収300万円、貯金700円…7.2%

年収1000万円も稼いでいる高収入の男性でも、貯金が0円の場合は計画性がなく、結婚には不安を感じるという女性が多いようです。

年収500万円、貯金500万円という人が56.3%でもっとも多く、年収と貯金のバランスを大切にしていることが多いようです。

共働きや節約で生活は可能

国税庁長官官房企画課が公表した「民間給与実態統計調査」によれば、日本人は約441万円が平均収入だと言われています。

厚生労働省の「国民生活基礎調査」では1世帯当たりの平均所得金額は約552万円と言われており、結婚生活は十分に可能です。

ここからさらに節約、共働きをすればもっと少ない収入であっても生活は十分送ることができますし、貯金もできるでしょう。

「いずれ子どもを持って、マイホームを買いたい」と夢見ているのであれば、目標を持って夫婦で一緒に貯金するのもいいかもしれません。

子どもを育てるにはいくら必要?

ゼクシィが行った「ゼクシィ新生活準備調査 2016」によれば新婚生活でかかる生活費はおよそ22万円ほどという結果が出ており、1年間では300万円ほどになります。

しかしこれは、夫婦二人で生活した場合です。

子どもがいると、かかるお金は大きく変わってきます。妊娠や通院、出産については出産手当金、出産育児一時金などの給付金を活用することで負担を減らすこともできますが、子どもを健康に、大きく立派に育て上げるためにはお金もかなりかかります。

子育ての最初の区切りと言われているのが3歳ですが、子どもが3歳になるまでにかかるお金は300万円〜400万円ほどだと言われています。

さらに、幼稚園から大学まで公立を選んだとしても、少なくとも1,000万円の学費がかかります。

私立を選ぶ、選択肢を増やすのであればさらにお金が必要になることとなり、このことを考えれば確かに結婚相手の年収について考えることは大切なことでもあると言えるのかもしれません。

将来を考えるのであれば保因者診断を

診断
自分たちの将来のこと、子どものことを考えるのであれば、お金のことだけでなく遺伝性疾患についても目を向けてみてください。

発生頻度が4万人に1人の常染色体劣性疾患保因者は100人に1人いると言われており、もしも偶然、保因者同士が母親・父親となった場合、子どもは25%の確率で遺伝性疾患になり、50%の確率で保因者となります。

「遺伝性疾患キャリアスクリーニングパネル検査」とは、ご夫婦の組み合わせで子どもに遺伝性疾患が起こる可能性はあるのか、それを調べるための検査です。

血縁者に遺伝性疾患の方がいない場合でも保因者のカップルの組み合わせによって常染色体劣性遺伝性疾患が発生します。

これは通常の血液検査ではわからないため、遺伝性疾患キャリアスクリーニングパネル検査を行い、病的変異の有無を検査する必要があります。

まとめ

結婚相手の年収についてご紹介させていただきましたが参考になりましたか?

子どものことや将来のことなど、いろいろなことを考えればお金のことはとても大切なことです。将来を見据えて、しっかり話し合いをするといいでしょう。

また、結婚して子どもを持ちたいと考えているのであれば、遺伝性疾患キャリアスクリーニングパネル検査を受けてみることもおすすめです。

国内有数の遺伝子専門クリニックであるミネルバクリニックでは、臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングを実施しており、患者さん一人ひとりに寄り添った丁寧な診療を行っております。

遺伝性疾患について正確な情報や知識もお伝えすることができますので、不安のある方や気になることがある方は、この機会に是非ミネルバクリニックまでお気軽にお問い合わせください。

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 (がん薬物療法専門医認定者名簿)、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医(臨床遺伝専門医名簿:東京都)として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

仲田洋美のプロフィールはこちら

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