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化学流産の原因、その後妊娠できるかを現役女性医師が解説

ピンクの花を持つ白いパンティを身にまとったスリムな女性。婦人科、月経、女性の性器の健康のコンセプト。

「妊娠検査薬で陽性反応が出たのに、産婦人科へ行ったら赤ちゃんが確認できなかった」 こんな経験をしたママはいませんか?このような症状を化学流産(生化学的妊娠)と呼びます。症状が起きるまで聞いたことないかもしれませんが流産の一つです。

このページでは化学流産の症状・原因・先輩ママの体験談などを紹介します。最後までお付き合いください。

化学流産とは

尿や血液が妊娠を示しているのに超音波エコーで調べても妊娠の兆候が見られない状態を化学流産といいます。つまり非常に早い段階で流産をしてしまった状態です。

どうしてそういったことが起きたのかといいますと妊娠検査薬です。ご存じのように妊娠検査薬は尿から妊娠しているかどうかを判定します。早い段階で検査をしたことによって妊娠しているのがわかったけど、すぐに流産をしてしまったということです。妊娠反応で見ているのは、hCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)です。妊娠していないときは女性の身体からは分泌されていません。妊娠するとhCGは子宮内膜受精卵の接着・浸潤部位から血液に循環し、尿へ排泄されます。これを血液検査や尿検査で見ています。hCGは出産するまで胎盤から分泌され続けるホルモンで妊娠8~12週に最も多く検出されます。

ここ10数年妊娠検査薬が薬局やドラッグストアでも購入できるようになったのと妊娠検査薬の精度が上がったために起きた病態です。

化学流産が起きる時期と症状

妊娠検査薬が正しい反応を示すのは妊娠4週目以降です。胎嚢(たいのう)が超音波エコーで確認できるのは妊娠5~6週目になります。その間に何かしらの理由で流産してしまったのが化学流産です。妊娠検査薬よりも早く妊娠に気づいたものの健診を受けたら確認が取れなかったケースもあります。

症状としては、自覚症状もなく出血するだけです。量も普段の生理と変わらないので妊娠検査薬を試していなければ、遅れていた生理が来たと思うくらいです。そのため流産していることにも気づかない女性がたくさんいます。

化学流産が起きる原因

下腹部に痛みのある妊娠超初期の女性

化学流産の正確な原因は不明ですが、一般的に、流産の原因は精子卵子の質が良くなかったり、ご夫婦に問題がなくても胎児に染色体異常がみられたりすることによって引き起こされる胚の問題だと考えられています

他にも胎児の染色体異常が原因の可能性があります。なぜならエコー検査で妊娠が確認されたあとに起こる流産は60~70%が染色体異常によるものだからです。また母体がクラミジアや梅毒などの感染症にかかっていると流産しやすくなります。子宮緊縮などを引き起こし、子宮の状態が正常ではなくなるためです。

そして35歳以上の女性は妊娠すると糖尿病、高血圧、血液凝固異常や甲状腺異常などの発生率が高くなり、化学流産の原因になる恐れがあります。それら以外にも以下の症状により化学流産する可能性があるのでご確認ください。

 

因みに体外受精を行うと受精胚の子宮移植後、9日から14日以内に血液検査をし、妊娠しているかどうかを確認します(クリニックによって異なります)。着床していれば血液検査の結果は陽性です。残念ながら受精卵の異常により、その後すぐに化学流産が起こることがあります。体外受精や顕微授精をしても化学流産を繰り返してしまう場合は、着床障害が疑われます。着床障害の定義は「40歳未満の女性において、最低3回のサイクルで良好な胚を4個以上移植しても妊娠しない」ことです。

考えられる理由としては、受精卵や子宮内部に問題がある場合、免疫寛容性(受精卵には父親由来のDNAが含まれているため、母親の免疫が攻撃してしまう可能性があるため抑える働きのこと)が上手く機能していないことです。母親が抗リン脂質抗体症候群や、血液を固めて血を止める働きに問題がある凝固因子異常の場合、流産や死産につながりやすいといわれています。

着床障害が疑われれる場合には産婦人科を受診して、夫婦の染色体検査、子宮形態検査、自己抗体検査を行い、原因を突き止めてから不育症治療を開始します。

化学流産してもまた妊娠はできるの?

結論から申し上げますと妊娠は可能です。なぜなら化学流産が起きるということは、少なくとも排卵や受精には問題がないという証拠になるからです。ただし、予防する方法や治療法はありません。もし複数回化学流産をしてしまったならばかかりつけの産婦人科医に相談をしましょう。

もし男女ともに問題がないときは必要以上に落ち込む必要はありません。再び妊娠・出産できる可能性は十分にあります。

化学流産後は妊娠しやすくなるのか?

妊娠検査薬陽性反応

自然流産、人工流産に限らず「流産をすると妊娠しやすくなる」という説があります。化学流産でも同じように妊娠しやすくなると思われるかもしれません。しかし残念ながら化学流産は医学的には「流産」としてカウントされません。ただし、妊娠できたという証明にはなりますので次の機会に挑戦してほしいと思います。

通常の妊娠の場合、ポリープや癒着があり、掻爬時に治療をした場合は妊娠しやすくなる可能性があるかもしれませんが、そういったデータはないので「流産したら妊娠しやすくなる」というのは医学的な根拠はありません。

化学流産を経験したママ達のお話

過去に化学流産をしてしまったママさん達の体験談をご紹介します。

産婦人科で妊娠検査を行った3日後に化学流産をしてしまいました。腹痛が数日続いたある日、お手洗いに行った際に、ショーツに軽く血が付いていたので着床出血かなと思いましたが、今思うと極微量でも明らかに鮮血でした。その後は生理2日目と変わらない量の出血が数日間続きました。ものすごく怖くて怖くて堪りませんでしたが、産婦人科を再受診し、「残念ながら今回は流れてますね」と言う先生の言葉で、一気に現実を目の当たりにし頭が真っ白になりました。それからは自分を責め、毎日泣いていました。女性は誰しも妊娠して無事に産むという『当たり前』だと思っていたことが、”さよなら”に変わった瞬間でした。その後は、リセットを2回ほど待って妊活を再開しました。化学流産してからは、体調もいつもと変わりなく過ごしています。

今回妊娠するにあたり、化学流産を3度程経験しました。そのどれもが、フライング検査を行っていたから分かったことでした。そうでなければ、生理予定日に生理がきて、「今回も妊娠できなかったか~」で終わっていたことだったと思います。化学流産、最初に経験した時は妊娠検査薬の薄い陽性を見てしまっていた分、すごくショックでした。みなさんも化学流産を経験したらショックかもしれませんが、できれば前向きに受け止めて、次の周期を頑張ってほしいなと思います。

ずっと基礎体温をつけていたのですが、高温期に入った頃からなんとなく体調がおかしいな、と感じていました。もしかして、と思い、その日から1日おきに検査薬を試しました。すると日に日に線は濃くなり、さらに反応が出るまでの時間が早くなっていきました。しかし、まだまだくっきり陽性とは程遠い状態。調べてみると「妊娠が継続している場合尿をかけてみるみる線が出てくる」と出てきたので、ダメかもしれないと毎日悶々としていました。ついに生理予定日になりましたが相変わらず検査薬の反応は薄いまま。予定日1週間後に産婦人科を受診しましたが、確認は出来ず…。この頃には基礎体温がじわじわと下がっていたので、もう100%化学流産だろうと思いました。受診した2日後、がくっと基礎体温が下がり午前中に大量に出血。いつもの生理よりも生理痛が重く、量も多く辛かったです。血が止まるのを待って再び検査薬を試したところ、思った通り化学流産となってしまいました。化学流産はつらいですが、妊娠検査薬を試さなければ通常の生理と同じです。また、自分は妊娠できる体なんだ!とぜひポジティブに考えてください。

妊活を始めた3ヶ月目の時、生理予定日に妊娠検査薬を使ったところ、陽性反応。主人と大喜びしました。あと1週間経ったら病院に行くつもりでした。が、生理予定日から5日後に出血。初めは少しでしたが、段々量が増えあっという間に生理2日目ぐらいの量になりました。慌てて産婦人科へ受診し、内診の結果…「赤ちゃんはいないよ。子宮内膜は厚くなってるけどねぇ。化学流産かなぁ。まぁ気にすることはないです。生理がきたと思ってくれて大丈夫ですよ。」とあっさり言われました。その時初めて化学流産を知りました。
生理予定日に妊娠検査薬を試さなければ、ただのちょっと遅れた生理がきたと思っただけだったと思います。化学流産とは絶対に気付かなかった出来事だったと思います。化学流産でも流産は流産。ショックは大きいです。でも又赤ちゃんが戻ってきてくれると…信じるのみです。

まとめ

新しい人生の始まりだ!明るいアフリカ系アメリカ人の未来の母親は、妊娠検査で良い結果を信じられず、朝早く目覚め、寝室の内装に対してカジュアルなパジャマを着用する W

不幸にも化学流産によって妊娠の継続ができなかったご夫婦やカップルは落ち込んでいることでしょう。しかし先述したように男女ともに妊娠できる身体であることが証明されていますので悲観的にならないでください。次は化学流産することなく妊娠が継続できると思って妊活を続けていただけると幸いです。

東京の「ミネルバクリニック」は臨床遺伝専門医が在籍するNIPT実施施設であり、たくさんの妊婦さんの悩みや不安と真摯に向き合い、笑顔になれる出産に導いてきました。妊娠初期からの出生前診断を受ける医療機関にお悩みの方は、知識・経験・実績とも「第三者から認証されている」臨床遺伝専門医が診療している「ミネルバクリニック」まで是非、ご相談ください。

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この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号

 

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