他院のNIPT・保因者検査でお悩みの方へ

NIPT検査は、生まれてくるお子さんの命に関わる大切な検査です。
検査を受けて終わりではありません。妊娠期間や、お母さんの年齢、胎児に異常がある程度など、様々な要素を考慮した上で検査結果を捉え、ご自身やお子さんにとってベストな選択をする必要があります。

そのためには信頼できる医療機関や遺伝専門医である医師を選択することが重要です。ではたくさんあるNIPTを行っている医療機関の中でどのように選べばよいのでしょうか？

NIPT検査のクリニックは、どうやって選んだらいい？

どの施設でNIPT検査を受けるか比較検討する際に、重要なポイントがいくつかあります。

ポイント１　NIPT検査後のアフターフォロー（心理面）が充実しているか

NIPT検査で陽性が出た際の精神的ダメージは、人によっては相当のもの。そんな中、羊水検査を受けるのか、あるいは中絶するのか、など重大な決断をする必要があります。心に寄り添って、次の最善のステップを一緒に考えてくれるようなクリニックが望ましいと言えます。 

ポイント２　NIPT検査後のアフターカバー（費用面）が充実しているか

NIPT検査で陽性が出た場合、羊水検査を考えられる方が多いでしょう。医療機関にもよりますが、羊水検査を受けるには10〜20万前後かかります。NIPT検査後の大きな出費は経済的にも心理的にも辛いもの。陽性時、羊水検査費用の補償プランを用意しているクリニックがお薦めです。  

ポイント３　ご自宅から通いやすい環境、またはオンライン診察の対応をしているか

つわりなど体調の変化も大きい時期は、なるべく家から近い場所か、オンライン診療も可能なクリニックだと助かりますね。ご負担なく受診できる環境のクリニックが好ましいといえるでしょう。

ポイント４　NIPT遺伝子検査機関の規模や精度（信頼性）・遺伝専門医の質の高い診断が受けられるか

NIPTの検査機関はクリニックによってさまざまです。信頼できる検査機関を使っているかどうか、遺伝子分野のスペシャリストである臨床遺伝専門医が在籍しており、遺伝カウンセリングを受けられるクリニックなのか確認してみましょう。 

ポイント５　NIPT検査の実績数

NIPTは精度が高い検査ではあるものの、稀に判定不能が出たり、偽陰性などがある場合も。さらに、モザイクなど判断が難しい場合もあります。だからこそNIPT検査の実績数が多く、さまざまな症例を読み解いたことがある、経験豊富なクリニックを選びたいものです。NIPT検査は人生を左右するような大切な検査。だからこそ何よりも検査機関の実績や検査の質は重要になってきます。

NIPT検査を受けたから終わり、では決してありません。NIPTで陽性が出た場合、さまざまな条件を考慮して 限られた時間の中で、羊水検査などの確定検査にすすむのか、中絶するのか否かの決断をくださなくてはなりません。それに伴い、心理的・経済的負担もかかってきます。検査前や検査後の遺伝専門医によるカウンセリングは欠かせないといえるでしょう。

NIPTはお母さんの採血によって簡単に行える検査のため、国内でも多くのクリニックで行われていますが、中には検査結果を出して終わりのクリニックもあるようです。そのようなクリニックでは、安心するために高い費用をかけて検査を受けたにも関わらず、妊婦さんはより大きい不安を抱えることになってしまいます。このような場合は、セカンドオピニオンを強くお薦めさせていただきます。