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NIPTの検査条件となる年齢や妊娠時期と2種類の施設の特徴を紹介

母体・胎児ともにノーリスクで特定の染色体異常を調べることができるNIPT。
出生前診断を初めて受ける妊婦さんに推奨されるNIPTですが、その検査条件となる年齢や妊娠時期が気になる方も多いと思います。
NIPTは、今日まで医療技術の進歩とともに取り扱う医療施設も増えており、数ある施設の中から妊婦さんが自身にとって最適な施設を選べる時代も近づいてきています。
そこでこの記事では、これからNIPTを受ける妊婦さんが知っておきたい検査条件や、検査を受けられる2種類の施設の特徴を詳しくご紹介していきます。
NIPTの検査条件

赤ちゃんが生まれる前にダウン症候群(21トリソミー)などの疾患を持っている可能性を検査できるNIPTは、妊娠何週目で何歳以上の妊婦さんが受けられる検査なのか?
その疑問の答えを詳しくご説明していきます。
NIPTで調べられる染色体異常症
まずは、NIPTを受ける意味を妊婦さん自身が理解しなければなりません。
2013年4月から国内でも開始されたNIPTは、妊婦さんに身体的リスクをともなわない新型出生前診断で、侵襲的検査における流産や早産のリスクを完全に回避できる検査です。
胎児の染色体異常症を確定させる検査ではありませんが、その検査精度はこれまでの出生前診断よりもかなり優れており、ノーリスクで染色体異常の有無を調べることができるのが大きな利点です。
NIPTは、母体からの採血で特定の染色体を分析し、染色体の異数からダウン症候群(21トリソミー)と呼ばれる21トリソミーや18トリソミー、13トリソミーといった3つの疾患の可能性を調べることができます。
陽性反応が出た場合は、その後、確定的検査で染色体異常症の有無を調べ、生まれてくる赤ちゃんが何らかの染色体異常症を持っている場合、親族は出生に向けた準備を早い段階から進めることができます。
妊婦の年齢
若くして妊娠された方やこれから高齢出産に臨む妊婦さんは、自分の年齢でNIPTを受けることができるのか心配になるものです。
NIPTを取り扱っている施設は主に2種類に分けられ、施設によって検査を受けることができる妊婦さんの年齢制限が設けられています。
NIPTは胎児と母体ともに害を与えない検査のため、検査を受けられる年齢の上限はありません。ただし、日本産婦人科学会が定めた厳重な条件を満たした認可施設は、35歳未満の妊婦さんはNIPTの検査対象外となってしまいます。
では、34歳以下の妊婦さんはどこで検査を受けられるのか?それは日本産婦人科学会に認められていない無認可施設になります。若い妊婦さんは、NIPTを受けられる施設の選択肢が無認可施設しかないということを覚えておきましょう。
妊娠時期
NIPTは、妊娠初期の段階から受けられる検査なので、結果に応じた出産の準備を早い段階で始めることができます。
現時点で存在するNIPTを取り扱う施設のほとんどが、妊娠10週目から検査を受けられるようになっており、東京のミネルバクリニックはさらに早い妊娠9週目から検査を行なっています。
ミネルバクリニックは、大学病院レベルの臨床遺伝専門医が在籍する国内唯一の第2・第3世代のNIPTを取り扱う無認可施設です。年齢制限なしで世界最新鋭の技術のNIPTと遺伝カウンセリングを受けられるため、東京在住以外の患者様も多く診療にこられています。
1日でも早く検査を受けたい方は、ミネルバクリニックまでお気軽ご相談ください。
その他の条件
妊婦さんの年齢や妊娠時期以外にも、実はNIPTを受けるための条件がいくつか設けられています。
その条件があるのは認可施設で、35歳以上かつ妊娠10週目以降という条件に加えて、母体血清マーカー検査・コンバインド検査・超音波検査などで事前に陽性と診断された場合に検査の対象となります。
また、過去に染色体異常症を持つ赤ちゃんを妊娠した経験を持つ方や、両親のどちらかに均衡型ロバートソン転座があり、胎児が13または21トリソミーになる可能性がある場合も検査を受けることができます。
認可施設の場合、妊娠10週目以降でも必ずNIPTを受けられるわけではなく、複数の条件を満たさなければなりません。
そのため、無認可施設でNIPTを受ける妊婦さんがこの数年で増え続けているのが現状です。
認可施設と無認可施設で異なる特徴

NIPTは妊娠していれば誰でも自由に受けられるものではなく、特に認可施設では検査を受けるハードルが高くなってしまいます。
35歳未満の妊婦さんの中には「日本産婦人科学会から認められていない無認可の施設で本当にNIPTを受けていいのか?」と不安になる方もいると思います。
その不安を解消するために、ここからは認可と無認可それぞれの施設の特徴をご説明していきます。
認可施設の特徴
年齢35歳以上という検査条件が設けられている認可施設は、無認可施設と比べて医療技術や設備、環境が整っている施設が多くみられます。
認可施設でNIPTを受ける利点となるのが、臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラーが在籍しており、検査前後の遺伝カウンセリングを受けられるという点です。
遺伝カウンセリングは、親族に対して遺伝子検査とはどのようなものか、そして検査に向けて複数の選択肢を提示する大切な場であり、妊婦さんの立場における生活面や社会面への影響を十分に理解してもらうために行われます。
検査後は親族に配慮された説明がされ、染色体異常症を持つお子さんを出産した後の生活支援、社会的支援システムの情報提供が行われます。
遺伝カウンセリングを受けることで出産に対する不安が和らぎ、前向きな気持ちになれる妊婦さんも多いため、遺伝カウンセリングがあることを前提とした施設選びは大事になります。
無認可施設の特徴
先述の通り、無認可施設はNIPTを受けられる年齢制限がなく、出産に対して不安を抱く妊婦さんが気軽に相談できる体制が整っています。
日本産婦人科学会が定めた厳重な条件を満たしていない施設ではありますが、NIPTの実施を制限されているわけではないため、安全に検査を受けることができます。
臨床遺伝専門医の在籍、遺伝カウンセリングの実施という条件が揃っていない無認可施設は多く、施設によって技術・知識・実績・経験にばらつきがあるのが特徴です。
実際に、遺伝カウンセリング環境が整っていない一部の無認可施設が問題視されていますが、施設を選ぶ権利は患者様にあるため、その施設の医療環境や実績、口コミなどを見て正しい施設選びをすれば問題はありません。
認可と無認可どちらの施設がおすすめ?
「認可」と「無認可」という文字を並べた場合、何となく認可が良いという方は多いと思います。しかし、認可であればどの施設を選んでもいいというわけではありません。
NIPTに関する新たな指針では、認可施設と繋がる連携施設でもNIPTを取り扱う方針が固まり、連携施設で臨床遺伝専門医以外がNIPT検査を行うケースも増えるとみられています。
認可施設の強みは臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラーによる検査と遺伝カウンセリングを受けられるというものでしたが、この方針によって認可と無認可の環境の差が埋まる可能性があります。
「認可だから」という施設の決め方ではなく、今現在抱えている悩みに真剣に向き合い、出産に対する不安な気持ちに寄り添ってくれるような医師がいる施設を選ぶことがとても大事になってきます。
まとめ
NIPTの検査条件となる年齢や妊娠時期、そして認可施設と無認可施設という2種類の施設の特徴をご紹介しましたが参考になりましたか?
認可施設の検査条件はハードルが高く、妊婦さんは35歳以上・妊娠10週目以降という前提のもとでさらに条件を満たす必要があります。
年齢制限なしの無認可施設は、若い妊婦さんでも気軽にNIPTを受けることができますが、施設の医療環境を事前によく調べることをおすすめします。
ミネルバクリニックは、NIPT検査のハードルを下げ、高水準の技術と設備を用いた遺伝子治療をちまたで受けられる東京の無認可施設です。
年齢制限がない無認可施設でNIPTを受けることを検討されている妊婦さんは、実績・経験が豊富な臨床遺伝専門医がいるミネルバクリニックまで、この機会に是非ご相談ください。
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カリオセブン|全部の染色体を7Mbでスキャン+微小欠失9疾患。胎児のDNA2.5%から可能なので9週から検査できます。
デノボ|父親の加齢と相関する25遺伝子44疾患
ペアレントコンプリート:通常のNIPT(母親の側に原因がある疾患をチェック)+デノボ(父親側に原因がある疾患をチェック)
コンプリートNIPT:ペアレントコンプリート+カリオセブンの全部が入っています
イルミナVeriseq2(全染色体を7Mbで欠失・重複のスキャンが可能。但し、胎児のDNAが8%ないと正確性を担保できないため、妊娠11週からとなります)
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