NIPTは、母体の血液中に流れるDNAの断片の塩基配列を読み取る「シークエンス」によって、胎児の染色体の異常を推定する検査です。第2章では、NIPTの土台となるシークエンスとは何か、そしてその代表的な方法であるサンガー法と、DNAシークエンサーを用いたジデオキシ法の原理、さらにNIPTで実際に使われている次世代シークエンサー(NGS)の仕組みと、NGS以外の技術までを、7つのページに分けて解説します。

PART 1
シークエンスの基本
NIPTがDNAの何を読んでいるのかを理解するための出発点です。
2-1NIPTはDNAをシークエンスする検査:シークエンスとはDNAの塩基配列を読み取る「シークエンス」の基本と、NIPTでなぜ必要なのか
PART 2
シークエンスの方法
塩基配列を読み取る代表的な2つの方法の原理を解説します。
2-2シークエンスの方法①:サンガー法とはDNA鎖の伸長を途中で止めて配列を読む、サンガー法(ジデオキシ法)の原理
2-3シークエンスの方法②:DNAシークエンサーを用いたジデオキシ法蛍光標識とキャピラリー電気泳動で自動化された、DNAシークエンサーによる読み取り
PART 3
次世代シークエンサー(NGS)の仕組み
NIPTで使われるNGSが、採血した血液から結果のデータを出すまでの流れを、シークエンサーの前・中・後の3段階で解説します。
2-4シークエンサーにかける前:DNAの抽出とライブラリー調製血漿からcfDNAを取り出し、シークエンサーで読める形(ライブラリー)に整える工程
2-5NGSの仕組み:クラスター形成から塩基配列の読み取りまでDNA断片を増やして並べ、数百万本を同時に読み取るNGSの原理と、読み取りの品質の見方
2-6シークエンサーのあと:デマルチプレックスとアライメント読み取ったデータを検体ごとに振り分け、ヒトゲノムのどこから来たDNAかを決める工程
◀ 前の章第1章 母体血中の胎児DNA(cffDNA)とは
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