みなさま、こんにちわ。
都内有名ブランド病院Aから、患者さんが駆け込んできました。
NTが厚いって言われたみたいなのですが。
A病院でNIPT(新型出生前診断/非侵襲的出生前検査)となると予約がいっぱいで2か月近く待たないといけないって。
心配でたまらなくて、うちに電話をかけてきたので、当日受け入れました。
NIPT始まる前からよくあったことですが。
NTって胎児の首の後ろのむくみなんですけどね。ダウン症(21トリソミー)などいろんな原因で厚くなるのですが。
これって超音波する人の腕に本当に左右されるんですよ。。。。
一番断面の短いのは、円柱を考えていただくと、断面は長方形なので、長辺に対して90度の角度で切ると実現します。
ところが、腕の悪い人は、これを描出できない。。。(実際は円柱ではないので断面をきちんと出すのも案外難しい)
わたしも心臓の超音波検査修行中にすごい怒られましたからね。
循環器内科の職人みたいな先生から。
そりゃ当たり前です。手術適応とか決まるので。
逆に、長くなっちゃうのは斜め切りといって90度以外の角度で切るとそうなりますよね。
一番長くなるのは45度ですね!
というわけで。これ。うまい下手が如実に出るものなのですが。
超音波検査ってやってる人にしかわからないんですよ。。。。そのときに画面を見ている人にしか。
本当に適切な画面を切り取って計測しているのかどうかわかんないんです。
なので。
いくらでも厚切りして、妊婦さんを不安に陥れることができる。
そもそも、病院Aは、本当に自分ところの患者のことを考えるのであれば
遺伝外来の医者が残業して受け入れたらいいことですよね?
なのに。そんなことは全然考えてなくて、枠あいてないから~ と当然のように言うって
本当に自分たちの患者さんのこと考えてるんでしょうか?
なので。不安でたまらなくて電話を掛けてきたその人に、わたしは言いました。
今日来てもいいですよ、と。
その人はそのまま当日来て。
検査結果も出ました。
思った通り、何の異常もありませんでした。
逆に、NTで異常を指摘されていなくても、陽性になる人はいます。
全染色体と微細欠失、全部検査したけど陰性。
初めての電話から8日。
得られる安心は何物にも代えがたいですね。
これでノーリスクというわけではなく
一番のリスクは出産時の事故で障害を持つお子さんの約半数を占めていますが、これはみんな同じ条件です。避けられない。
なのですが。
やっぱ事前にわかることをチェックして陰性だった、というのは出産時までの安堵感につながります。
血相変えてきて、笑顔で帰っていく患者さんたちとのあたたかいふれあいは
ミネルバクリニックの何よりの宝物です。
そういえば!!
じゃじゃじゃーん!!!
にゃんとにゃんとにゃーんとっ!!
医療法人社団ミネルバが東京都より設立許可されました!!
歌舞伎町の新宿ミネルバクリニック開業、北青山に移転してミネルバクリニックとなり
通算5年ちかくがたち
晴れて医療法人化できました (*///∇///*)
すごーく嬉しいです💛
今後とも、全国の皆様のために
頑張りますので、末永くよろしくお願いいたします (^_^ゞ
仲田洋美 拝