みなさま、こんばんわ。
実は。先日、遅刻した上に問診票書きながら携帯電話を始めた彼女に怒って
帰した、とご報告しましたが。
彼女からその後、大変申し訳なかった、反省している、NIPTを受けたい、という趣旨のメールをご丁寧に頂き。
すぐに受け入れることを決めました。
何より
先生は本当にプロなんですね
と書かれてありましたことが嬉しかった。
そうなんですよね。
プロ、っていう言葉、わたしは大事にしています。
プロって別に、資格のあるなしではないと思うんです。
わたしは茶道は致しませんが、おもてなしの矜持は持っているつもりです。
専門医として患者さんをおもてなしすることは、専門領域できちんと説明し
自己決定の過程を支援して、自己決定権を最大限行使していただけるようにすることだと
わたしは思っています。
わたしの最大の敵はパターナリズム。お父さんが子供に向かってこれがいいだろ、と勝手に決めつけるやり方を言います。
パターナリズムの排除がわたしの目標です。
われわれがすべきことは、何を選んでも、納得して決定できるように支援すること。
なので。
説明の場は一言一言真剣勝負。
緊張させないようになるだけ柔らかい態度と言葉を用いながら
大事なことは重点的に理解できるよう努める。
そういう経験のなかから段々わたしも成長していきます。
なので。初めての患者さんには2時間かけて説明しましたが、今はもっとコンパクトに大事なことを伝えています。
どう伝えるか、という伝え方も立派なスキルなんですよね。
あまり評価はされないように思いますが。
でも。患者さんたちから見ると一番大事なスキルではないでしょうか。
コミュニケーションスキルって。
でも。コミュニケーションスキルだけで乗り切るのはお水と変わらない。
信じる者は救われるでは宗教と変わらない。
医師とお水、宗教家の境界は実は難しいとわたしは思っています。
その境界を明確にすることが、研修医のころからのわたしの一番の課題です。
でも。さすがですね。
有名人だからではなく、やっぱ彼女は一流の人なんですよ。
一流の人というのは、過ちを認めて態度を変えるのも速いです。
君子豹変す、というのは、本当なのです。
それに引き換え、安倍さんは醜態をさらしていますねえ。。。。。。
安倍さんの選んだ前の厚生労働大臣の塩崎泰久さんも、偽善の帝王、上昌広一派の肩ばかり持って
大変でしたが。
どうしてかなと思ってたら、塩崎さんの息子さんと上さんが東大の会で一緒だそうです。
こちらもお友達どうしでグルだったってことかな?
あ~。バカバカしい。
お友達を優遇する人が上にたつと、本当に迷惑します。
わたしなんて、お友達だからって手加減しませんよ。(笑)
それはそれ、これはこれ。次元の違うもんだは違う次元で考えるのが当然。
日本ではそうじゃないらしいですけどね。。。。。
でも。
このわたしのプロ根性を分かってくれる人がいて、本当に良かった。
プロは譲れないところは譲ってはいけないです。
それを譲って受け入れたら、揉み手してお札に心を売ることになります。
前に、わたしに開業の極意を教えてくれた医師がいました。
帝国ホテルでクリニックをやっているおじさんでしたが。
患者の額には一万円が張ってると思え、そしたらニコニコできるから流行るって(笑)
ヤダネ。そんなこと。
わたしゃプロだから。
譲らないところは譲らないよ。
患者の皆さん、一期一会、わたしとは真剣勝負です (キリッ
それでは、みなさま、おやすみなさい。