腎瘻いれてもらった膀胱癌の患者さんです.
入院中は,義歯も入れなかったようですが,わたしが来るとなると
義歯をはめて,なぜか「サングラス」も着用していたそうです(笑)
サングラスをかけるのが一番のおしゃれなんでしょうね.
お嬢様に,サングラスは止めて,といわれて外したそうです.
なので,わたしはサングラスをしているところを見たことがありません.
なので,わたしはサングラスをしているところを見たことがありません.
初診のとき,やっぱり1か月くらい前から動けなくなって,
整容動作も全然しなかったのに
整容動作も全然しなかったのに
「きれいな先生が来るよ」とお嬢様が言ったら,
わたしが来る前にむくっと起き上がり
わたしが来る前にむくっと起き上がり
髭をそって,髪も整え,歯も入れてお迎えくださったそうです.
やる気がなく,もう死ぬ,死ぬんだ,と暗い顔をしていたお父様が
わたしを見て,手をつなぎ,安堵して笑顔になるのを見て,
お嬢様はとてもびっくりしていました.
お嬢様はとてもびっくりしていました.
そして,今回,病院では全然歯も入れなかったのに,家に帰ってくると私が来る前に
歯を入れないといけない,と言うんだ,って大変驚いてました(笑)
かわいいんです!
腎後性腎不全がすすんでつらかった時も,
わたしが来ると,「歯を入れていない」と気にしていました.
わたしが来ると,「歯を入れていない」と気にしていました.
患者さんが生きる喜びが,わたしに会えることでも別にいいじゃないか,
と私は思っています.
と私は思っています.
なので,がん患者さん相手に仕事しているときは,
特にかわいいお洋服をきて,お化粧もちゃんとします.
特にかわいいお洋服をきて,お化粧もちゃんとします.
がんっていうと気持ちが暗くなるのに,
医師が暗い恰好してくると余計暗くなると思って.
医師が暗い恰好してくると余計暗くなると思って.
でも.この患者さんは,今回腎瘻作るのに入院しただけなのに
もう家に帰れない,帰れるわけない,と担当医に言われたそうです.
まったく...医師って腹立ちますね。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。
病院にいたら死ななくて済むのか?と考えたらわかりそうなんですが...
それに.この病院は緩和ケア病棟があるので,
がんを診療する98%の医師が厚労省指定の緩和の研修会を
受けないといけなくなっていると思うのですが.
がんを診療する98%の医師が厚労省指定の緩和の研修会を
受けないといけなくなっていると思うのですが.
閉塞機転がすすんで腎後性腎不全が進む中で,
そのための疼痛も起こってきたので
そのための疼痛も起こってきたので
腎不全でも使いやすい麻薬を処方していたのですが.
わたしが出した処方をそのまま継続してましたね.
腎瘻入れたら疼痛は軽減するため,中止してくれてるとばかり思っていたら
そのまま使い続けてました.
あわてて中止しました.
疼痛はありません.
やっぱりすべての医師が麻薬がちゃんと使える時代は来ないのかな?とちょっと悲しくなりました.
やっぱりすべての医師が麻薬がちゃんと使える時代は来ないのかな?とちょっと悲しくなりました.