みなさま、こんばんわ。実は以前、とっても嬉しいお電話をいただきました。
某都内の由緒正しい大学病院で出産予定、かつ羊水検査が決まっているかたから。
NIPTを受けたいんだけど、そちらの大学では間に合わないということで
先生からミネルバに行って来たらと言われたそうなんです(*///∇///*)
すごーく嬉しかったです。
地道に頑張っていると、認めてくれる人たちがいるんだ、と感動しました。
一番最初、関東から産婦人科医の紹介で患者さんが来た時には
びっくりしました。
10月でしたね。まだ始めたばかりなのに、うちでやってると知ってて。
自分のところで出産予定の人にすすめてくれたんです。
そこからは今まで何人か来てます。
ぽつぽつそういう先生たちが出てきて。
でも、日本産科婦人科学会は認定施設で受けるようにと声明を割と最近出していますので。
そんななか、産婦人科の医師たちがミネルバをすすめてくれる。
先日、産科の医師もうちで受けました。(ご夫婦のどちらが産科医かは申しませんのであしからず)
うちは土日祝日返上で検査を受け入れているので、土日祝日夜間は医師率高いんです。
本人が医師の場合もありますが
医師の夫が妻を連れて一緒に来る、というのもあります。
なので、検査を受ける人の1割強は医師。
あとは、びっくりすることに弁護士も多いんですよね。
わたしは、8年目に法学部に学士入学して、商法で躓いたけど、憲法刑法民法刑事訴訟法民事訴訟法はうっすら勉強したので。
意外に弁護士のお友達が多いんです。
あと、医学生時代からのちに日弁連副会長をするようなお偉い弁護士先生がおてんばなわたしの教育係を20年以上しているので。
そういう関係もあって、実は、法律の世界のお友達が多いんです。特に弁護士。
あと、とても有名な法律学者さんたちとも仲良しで。
一緒にELSI研究会といって倫理的法的社会的問題について検討する団体を作っています。
そういえば。先日、日本の4大法律事務所の弁護士さんが、事務所にどこにNIPTを受けに行ったらいいか調査させたら
ミネルバ、と言われたといって、うちに来たんですよね。
大変びっくりするとともに、感動しました(*///∇///*)
その道の人ならだれもが知っているところなようですが
わたしは、あんまり組織の大きさとか良さで判断しないので
お友達弁護士は大きな事務所も小さな事務所もいるのですが、あまりそういう大きな法律事務所に興味はなく
全然知りませんでしたが。
とても格式高いところなようで。
そういうところのスタッフたちが、自分のところの大事な弁護士にミネルバをすすめてくれる。
本当にありがたいことですね。
産婦人科の先生が受けに来たり、産婦人科の先生が自分の患者さんにミネルバをすすめてくれたり。
本当に嬉しい限りです。
なんか。2ちゃんねるにまだまだ書き込みもあるみたいですが。
うちに来る人たちは気にしていないみたいです。
お商売をしている人たちは、書き込みなんて普通にされるみたいで
そもそも匿名の書き込みなんて気にしちゃいけない、って言ってくれますね。
大体、全然休みもなく毎日一生懸命患者さんを受け入れていて。
緊急で受けたい理由を聞いたら夜間診療の時間を超えて対応しています。
そうやって診療しているわたしの姿をちゃんと見ている人は
分かってくれるし。
そもそも、わたし、万人受けなんて考えたことないし。
2ちゃんねる見ていろいろ言いたい人は言ってたらいいじゃん?って初めて思えました。
うちに来る人たちは、2ちゃんのこと、わたしがブログに書いているので書かれているんだなとは思うみたいですが。
それ以上でもそれ以下でもないみたいで。
とってもあたたかい患者さんたちとの関係。(もちろんそうじゃない人もいますが!)
うちで検査を受けた人たちは、受けた後も私のことを気にして、ブログを見ています。
ブログを更新していないと、先生元気ないんじゃないの?と心配されてたりします。
人と人は出会ってこうしてつながっていける。つながりたければ。
そう思います。
別に何書かれてもいいじゃないか、ですです????
でも。うちの患者さんたちは、ブログ読んだりHP見たりして
ファンなんです(*///∇///*) と言ってきてくれる人たちがたくさんいます。
そういえば。
先日は、6年も前に幕張で行われた人類遺伝学会でわたしを見かけて
それ以来気になってて
今回、わたしのところに来てくれた女子がいました!!
そのときは、幕張の駅前でAKBが握手会をしてて。
わたしは、人類遺伝学会に初めて参加して。
専門医になったばかりだったような気がします。
なんで6年前に会場ですれ違っただけのわたしを覚えていたのか、びっくりしますが。
本当にとっても嬉しかったです!!
じーーーーん、と感動しました。
わたしの特徴は曲がらないことです。(笑)
わたしは、曲がったことが嫌いなんですよね。
なので。NIPTも規制の決め方などいろいろおかしい、と内科学会のいち専門医のくせに
上部団体の日本医学会に噛みついています。去年の春からです。
でも。わたしのブログの写真のおとなりのかたは、一般の方にはわからないかもしれませんが
高久史麿先生。この6月まで日本医学会会長だったお方です。
わたしの声はよくとおるので、いろいろ意見書や質問状を出しています。
そういう地道な活動は、骨が折れるし、大変といえば大変ですが。
やれる立場の人がやらないから世の中がわるくなる
誰かがやらないといけないことで、自分にできて、誰もやろうとしないのであれば、自分がやろうと思える人で
わたしはありたいと思います。
最初に医療界の中枢部に向かって声を小さく上げたのは、北見赤十字病院事件の協力医をしたときでした。
37歳男性が3年3か月目の後期研修医に一人で診療され、多剤大量の抗精神病薬をてんこもりにされて
入院後わずか8日で心肺停止。原因は、抗精神病薬の副作用による麻痺性イレウスからの敗血症性ショック。
発熱した7日目に内科に診療を依頼したら、内科は初期研修医だけに診療させてました。精神科も内科も指導医の指導ないようは全く記載がない。
6年前。
内科学会、厚生労働省にいろんな事実を報告して意見を述べた。
それは、初期研修の制度と専門医制度改革(後期研修の改革)につながりました。
自分に直接関係ないけど、自分たちだけよけりゃいいじゃないか、ってわたし、思えないんですよね。
なので。
そうして制度に反映してもらえるように活動して全体をよくすることを選びたい。どんなに労力が必要でも。
こういうことすると、いろいろ非難されることもあるし。
正論を言うと人格攻撃するのがひのもとのくにでは世の常なので。
でも。正しいことをしたければ、歯を食いしばってするしかないんですよね。
正しいと思うことは立場によって違う。
立場の数だけ正義はある。
正義と正義がぶつかっているとき、必要なのは調整だ。
わたしの教育係弁護士がわたしに教えたことです。
今日もいっぱい患者さんに励ましていただきました。
みなさまにお礼申し上げます。
仲田洋美 拝