2019年11月27日に行われたNIPTの厚生労働省(厚労省)WGに関する内容を報告します。認定施設だからちゃんとしているとか、認定外だからだめだとか、そういう概念を取っ払ってちゃんと調査しよう、という流れでした。調査の内容や方法については、まだ正式ではありません。
昨日はこれに行ってきました!
配布された資料を
アップロードします。
20191127_母体血を用いた出生前遺伝学的検査(NIPT)ファイル小さいバージョン
認定施設がちゃんと診療している という先入観も
認定外施設がちゃんとしていない という先入観も排除して
いったいどういうことが実態として行われているのか
という調査をする、ということについて話し合われています。
認定外でもちゃんと遺伝カウンセリングしているところはあると聞いている
と、玉井先生がおっしゃっていました。(資料の中に委員名簿はあります)
やー。これは、うれしかったですね(*///∇///*)
実は、座長の石井先生とは、先日偶然、日本医事法学会@九州大学 でお目にかかったんですよね。
そのときには、まさかここの座長だなんて知らなかったんですけどっ!!
ゲノム編集のところで積極的にご質問されていて。
ゲノム編集どこまで許されるのか、という石井先生からの質問に 致死的だっら と答えたので
致死的といっても幅がある。HBOCみたいに大人になって発症するものもあるし。
SMAみたいに薬が開発されて長生きできるものもある。
それをどこまでかという議論もなく致死的という言葉でけむに巻くのは卑怯でしょ? と言ったわけです。
わたしは。要約すると。
それと。
日産婦はどこまで事実をつかんでいるかわからないが、
生殖補助医療クリニックはすでにシークエンサーを導入していて勝手に着床前診断をやっている。
そして日産婦が胚培養士を20年も前に認めていて、医療職ではなく農学修士でなれる。
そういう人たちが不妊治療のクリニックに入り込んでいて
これからはゲノム編集技術をもって入ってくることを非常に危惧している。
と述べたところ
埼玉医大の産婦人科の先生(石原 理)はわたしが事実誤認をしていると申しました。
で、事実認定この場でやることではないので、廃培養士についての考えを述べてくださいといったところ
日産婦は廃培養士を認めていない、と申しました。
嘘つけ(*`Д´)ノ!!!
日産婦のガイドラインに着床前診断のやつに 施設認定 として胚培養士がいるところ
ね!!
ちゃーんと胚培養士って書いてあるでしょ?
しかも。医師あるいはいわゆる胚培養士って同列ですよね?!
まったくクレイジーだと思います。日産婦って。
しかも。医事法学会なんてところで公然と『日産婦は胚培養士を認めていません』とうそをつき
わたしのことを事実誤認と嘘つき呼ばわり。
おいおいおい ┐(´д`)┌ヤレヤレ
おっちゃんたち、おつむ大丈夫か?!
医学生 諸君!!
産婦人科にすすむ際には、こういう黒いところもちゃんとわかって入らないと
将来失望してしまうかもね。
よーく考えたほうがいいと思うよ。
というわけで。話を元に戻しましょう。
座長の石井先生は、にゃーんとあのとき、慶應の山田先生に向かって質問していた女史だったんですー。
どっかで見た人だな、とおもったらやっぱあの時の人でした!!
ところで。このWGがやるNIPTの医療機関調査ですが。
うちにもそのうちアンケート調査とヒアリング調査、立ち入り調査が来ることになると思いますが。
そうそう!!
実は、玉井先生が
「認定外施設でもカウンセリングをやっている施設もあるし、認定施設でもちゃんとやってないところもあると聞いている」とおっしゃっていました。
さらに述べるとですねえ。
実は、6月からに全国の認定施設の診療状況を独自に調査して
認定遺伝カウンセラーの医療の法的な位置づけについて検討した結果
現在の法律の枠組みでは、認定遺伝カウンセラーには遺伝カウンセリングができない、ということがわかり
そもそも認定遺伝カウンセラーという資格の制度設計自体が法体系に照らし合わせて間違っているということを
7月以降に全国に啓発する運動をいたしました。
わたし、医師歴8年目に法学部に学士入学してお勉強してしまったくらい、法律とか大好きなので。
8月の遺伝カウンセリング学会の社員総会で申し述べ
その結果、遺伝カウンセラー制度委員会(人類遺伝学会と遺伝カウンセリング学会で作っています)のなかに、全国の遺伝カウンセラー養成コースの修士課程をもつ大学から、この問題について検討する委員会が発足しました。
今後、認定遺伝カウンセラーが行っていい行為とそうでない行為を類型化して、
脱法しないように教育するプログラムを整備していく、というお返事をいただいております。
そもそも、こういう制度を作るときに、医療の法律との整合性を図らないといけなかったのですが、福嶋義光、千代豪昭、高田史男(敬称略)先生たちが
ろくに調べもせずに突っ走った。
お偉い先生たちは、お偉いがゆえに自分たちが正しい、と思っていますからね。
そこには論理なんてないんですよ。(笑)
高田先生なんて、「自分が全国で初めて遺伝カウンセラーコースを作った」と自慢するばかりで。
先日、人類遺伝学会で高田先生に会ったとき
仲田:先生はなんで制度設計するとき、関係法規との整合性を考えなかったんですか?
高田:僕は次の座長ですから(仲田の心の声:座長席に座っているところに話しかけたので知ってます)
仲田:あら?今は休み時間ですので、別にお話しできると思いますが。先生はご自分が今、いったいどれくらいの人たちに迷惑をかけているのかわかってるんですか?
高田:(゚o゚;; ←まるでわたし(仲田)が皆さんに迷惑をかけているのにいったい何を言ってるんだ?!とでもイワンくらいの勢いで、鳩が豆鉄砲食らったような顔をしていましたね。(笑)
わたしは、別に相手が偉かろうと何だろうと、思ったことしか言いません。
それにしても、「次の座長だ」といって逃げるって、すごいですね!!
菅さんかって感じです!!
お偉いさんは、厚労科研でやってるから大丈夫だ、厚労省も認めている、とかいってますが、これも勘違いです。
厚労は縦割りなので、認定遺伝カウンセラーの制度を作るときに検討したのは母子保健課であって、医師法などの医療の資格に関する法律は医政局で管轄していますが、母子保健課は門外漢の子ども家庭局。
母子保健課には医政局をまわったことがある法令係もおりません。
なので、医師法、保健師助産師看護師法などの法律との整合性が合わない議論を母子保健課の会議でやっていても、まったく気づかずスルーしてしまった。
わたし、厚生労働省の医政局に確認しましたが、医政局がチェックして出した通知などには、医政局の課長の連名も必ずあるので、母子保健課だけが出しているものは、まったく医政局はかかわっていないそうです。
厚生労働省も本当に縦割りなので、ときにこうした縦割りすぎる問題が起こるんですよね。困ったものです。
また、11月におこなわれた人類遺伝学会では、このテーマで口演で発表してきました。
みなさん、あまり法律には詳しくないので、わたしの発表を聞くのに結構人が集まっている、と、お友達の先生から言われました!
この先生は、日本の倫理委員会の連絡会議、というのがあるのですが、そこのお偉い先生なので、結構有名な先生なのですが
わたし、意外と有名な先生たちと仲良しなんです。
別に有名だから仲良くしているわけではないのですが。
狭い世界なんで、集まっちゃうんですよねー。(笑)
というわけで。
これから認定遺伝カウンセラーの修士課程に進学される皆さんは
ちゃんとこうした問題があるということをわかって進まれるほうがよいでしょう。
で。話を厚生労働省の実態調査に戻しましょう!!
ミネルバクリニックでは、大学病院の遺伝診療部と全くそん色ない構造にしております。
プライバシーを重視するため、問診表を書く段階から個室。
完全予約制(当日予約可)で他の患者さんとお顔合わせすることもないように配慮しています。
土日夜間祝日も専門医が対応しております。
しかも、他院のトラブルケースにもちゃんと対応しております。
こんなに頑張ってるんだから、厚生労働省さまは、いつでもきて、なんでも見ていってちょー💛
って感じです。
わたし、隠し事ないので。
そういえば、今日のエムスリーの医師掲示板の新着スレに
女医の皆さん、萌え~ な職業は何ですか?という
めっちゃくだらないスレがありましたが。(笑)
ガテン系マッスルでしょ?というあほな書き込みがいっぱいある中
思わず 警察官 と書き込みたくてうずうずしていました~~(*///∇///*)
わたし、制服フェチなんですよね、意外と。
前に、白バイにつかまったことあるのですが。
つかまったついでに触らせて、って触ってしまいました!!
もちろん、着衣にですよ。ちょっとどんな素材なのか興味あったので(笑)
というわけで
わたしが一番 萌え~ なのは 白バイ でした!! ←なぜこの話題に?!
それでは、みなさま、ごきげんよう (^_^ゞ