病院で再検査.
腎瘻を作ることにして,日程を決めました.
数日後か3週間後かということで3週間後の日程になりました.
それまで持たないように思うので救急対応はする,しかし土日の緊急対応はできない,という話でした.
なので,腎瘻予定日が来るまで無事にすぎてほしいとおもって祈るように過ごしていましたが.
段々痛みが増してきたので,使う麻薬の量も増え.
腎後性腎不全がすすんだので
泌尿器科の主治医に連絡してどうしたらいいのか相談しました.
ちなみにあちらも女性.
ところが.
泌尿器科の女医は,
①がんで苦しんで死ぬよりも腎不全で死ぬほうがいい
②先生が強くすすめたときいている
③そもそも予定している日まで持たなければそれまでという話になっている
④土日の緊急対応はできないともともと言っているし(金曜だけど今日??),今日は手術日なので対応できない,来週月曜も無理.
とかとか言いました.
大体最初に腎瘻するかどうか考えるときだって
アメリカではもうこういう症例は何もしないのが普通です,なんて言ったようなんですよね.
アメリカがどうかなんて関係ないじゃないですか?
本人がどうしたいかが一番大事でしょ?
そもそも,アメリカでもがん患者の半数近くがICUでなくなっていることが問題になっていると思いますがねえ...
本当にアメリカではこういう場合何もしないのが普通なのか,根拠出してほしいですね.
それよりなにより,どうして
腎不全で死んだほうがいい,と言っているのでしょうか?
この患者さんは,脳や肺といった生命予後を規定する臓器に多発転移があるということはないので,生命予後1か月未満とかいうわけではありません.
本人も家族も腎瘻を希望しているのに
自分の私見で生き延びてがんで苦しむより今腎不全で死ねということを平気で言う...
なんて医者だ.
怒りに震えた.
そもそも,がんで苦しむってどういうこと?
あなたが苦痛を和らげることができなくても,私はできる.
患者さんは私を見て安心してニコニコしている.
たとえ具合悪くても.
疼痛は麻薬で取り除く.
心の痛みや不安は笑顔とコミュニケーションで和らげる.
それが医者だ.
あんた何言ってんだ。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。
しかもわたしが強力にすすめたから腎瘻作る気になったってどういうことだ??
わたしは何も勧めない.
自己決定を十分していただけるように話をするだけだ.
ちなみにこの医者も患者さんがどうしたいかが一番大事って言ってた.
でも...
そういわないとかっこ悪いからね,今時.
なので,そうはいっても本質はパターナリズム.
こういうくそ医者多いね.
無事によその病院にお願いして腎瘻作ってもらった.
ちなみに,あちこち電話かける最中に高久先生と仲がいいのがばれてしまい
たいへん丁重に扱っていただいた(笑)
でも.
がん患者さんや家族の苦痛を全人的アプローチにより軽減するのだ!!と
一生懸命頑張っている一応がんプロのエースの私に向かって
がんで苦しんで死ぬより腎不全で死んだほうがいい
と医者が言ったことは私を大変傷つけた.
わたしがこんなに悲しいのに
患者さんや家族はこのくそ医者の話をどんな気持ちで聞いていたのかな?と思うと涙が出た.
在宅診療医だからってバカにしてますよね.絶対.
そっちも専門医ならこっちも専門医なんだよ。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。
それより患者にこんなこというんじゃない(*`Д´)ノ!!!
一日中気持ちがふさがり,夕方,某所にお電話して愚痴三昧.
わたしの愚痴は意外に怖いところに拡散するので注意(笑)