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なぜ癌になるのか?

質問:

キャンサー細胞は正常な細胞のDNA配列が一部変化して癌細胞成ると聞いて下りますが。
なぜ?DNA 配列が変化してしまう程細胞が弱く成るのでしょうか?

細胞の酸化と関係は有るのでしょうか?

 

返答:

生物のゲノム(一式の遺伝情報.ヒトでいうと23本の染色体セットのアデニン,シトシン,グアニン,チミンという核酸の塩基配列約30億塩基対)は,細胞増殖過程や,その他の場面で日常的にコピーされています.

コピーする際に,DNAポリメラーゼという酵素が働くのですが.

これが,複製エラーを引き起こすのです.

しかし,それらすべてが複製エラーとして蓄積するわけではありません.修復も行っているからです.
DNA修復過程にもエラーがあり,その頻度は1%程度とされています.

ちなみに,DNA損傷は1日1細胞あたり最大50万程度発生するといわれています.

原因としては
①正常な代謝活動に伴うもの(DNAポリメラーゼによるDNA複製エラー.大体10万塩基に1個の割合)
②環境要因によるもの(紫外線,体内の活性酸素など)
があります.

 

DNA修復速度が細胞の加齢に伴い低下する,または,環境要因によるDNA損傷増加によりDNA修復がDNA損傷の発生に追いつかなくなる

などの場合は

アポトーシスという細胞の自殺が起ったり,癌化したりするのです.

だからですね~.

加齢によりがんが増える,のも当然といえば当然なのです.

 

わたしとしては,何を食べたらなる,何を食べたら防げる

なんてことは馬鹿馬鹿しいので考えずに,人生一度きりなので

好きなものを食べて,好きなように生きたいと思います.

あ.でも.

やっぱり,あきらかな発癌物質は,そりゃ避けたいです(笑)