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FIRES(熱性感染関連てんかん症候群)とは?原因・症状・最新治療を遺伝専門医が解説

仲田洋美 医師

この記事の監修:仲田洋美(臨床遺伝専門医)

のべ10万人以上の意思決定に伴走。国際医療誌『Medical Care Review APAC』『Global Woman Leader』の2誌で表紙を飾り、「Top Prenatal Testing Service in APAC 2025」に選出されるなど、世界基準の遺伝医療を提供。

FIRES(熱性感染関連てんかん症候群)は、それまで健康だった子どもや若者が、かぜのような発熱のあと数日で突然、止まらないてんかん発作(てんかん重積状態)に陥る、たいへん希少で重い病気です。世界でおよそ100万人に1人という珍しさですが、その裏で起きている「脳のなかの免疫の暴走」という仕組みは、より広いてんかんや脳の炎症を理解するうえでも重要な手がかりになります。だからこそFIRESを知ることは、てんかんと免疫の関係全体を考えることにつながります。この記事では、FIRESがなぜ起きるのか、どう診断し、アナキンラなどの最新治療で何がどこまでできるようになってきたのかを、遺伝専門医の視点からやさしく解説します。

この記事でわかること
📖 読了時間:約18分
🧠 発熱・てんかん重積・神経炎症
臨床遺伝専門医監修

Q. FIRES(熱性感染関連てんかん症候群)とはどんな病気ですか?まず結論だけ知りたいです

A. FIRESは、健康だった人が発熱をきっかけに突然、薬が効きにくいてんかん重積状態になる、原因不明のてんかん性脳症です。脳のなかで免疫(自然免疫)が過剰にはたらき、強い炎症を起こしていると考えられています。ウイルスが脳を直接おかす脳炎とは違い、多くは病原体も自己抗体も見つかりません。近年はIL-1という炎症物質をおさえるアナキンラなどの標的免疫療法を早く始めることで、経過が変わる可能性が示されつつあります。

  • どんな病気か → 発熱の数日後に突然、超難治性のてんかん重積状態に陥る希少なてんかん性脳症
  • 原因 → 病原体の直接侵入ではなく、脳内の自然免疫の暴走とサイトカイン(IL-1β・IL-6)による炎症が有力
  • NORSEとの関係 → FIRESは「先行する発熱をともなうNORSE」で、全年齢に当てはまる概念
  • 治療 → まず発作停止と第一選択免疫療法、無効ならアナキンラ・トシリズマブ・ケトン食を早期に検討
  • 遺伝と予後 → 特定の原因遺伝子はなく直接遺伝する病気ではないが、多くの生存者が慢性てんかんを残す

🧠 FIRES(熱性感染関連てんかん症候群)の基本情報

項目 内容
疾患名 熱性感染関連てんかん症候群(英名:Febrile Infection-Related Epilepsy Syndrome/略称:FIRES)。日本では難治頻回部分発作重積型急性脳炎(AERRPS)とほぼ同義とされます
位置づけ 新規発症難治性てんかん重積状態(NORSE)のサブカテゴリー。先行する発熱性感染が必須条件
原因 多くは潜因性(原因不明)。脳内の自然免疫の過剰活性化とサイトカインによる神経炎症が有力な仮説。特定の病原体・自己抗体は同定されていません
遺伝形式 確立した単一の原因遺伝子はなく、親から子へ直接遺伝する病気ではありません。遺伝的な「なりやすさ(感受性)」の関与が研究されている段階です
頻度 きわめて希少。欧州ではおよそ100万人に1人程度と見積もられています。小児・若年者に多いものの全年齢で発症し得ます
主な症状 先行する発熱、その後の焦点発作から爆発的に増える発作、超難治性てんかん重積状態、慢性期の薬剤抵抗性てんかんと認知機能障害
診断の決め手 他の原因を除外する「除外診断」。持続脳波、MRI(前障サインなど)、髄液・血清バイオマーカーが手がかり
鑑別すべき疾患 単純ヘルペス脳炎などの感染性脳炎、抗NMDA受容体脳炎などの自己免疫性脳炎、代謝性疾患、中毒、既知の遺伝性てんかん性脳症
検査上の注意 診断確定を待たずに治療を始めることが重要。原因検索(遺伝子検査を含む)と治療を並行して進めます

各項目の根拠と詳しい解説は、本文の該当セクションをご覧ください。

1. FIRESとは ─ 健康だった人を突然おそう「発熱後のてんかん重積」

FIRESは Febrile Infection-Related Epilepsy Syndrome の頭文字をとった呼び名で、日本語では熱性感染関連てんかん症候群といいます。いちばんの特徴は、それまでてんかんや神経の病気がまったくなかった人が、かぜや胃腸炎のような軽い発熱性の病気のあと、突然はげしいてんかん発作を起こし、通常の抗てんかん薬や麻酔薬でもなかなか止められない状態(超難治性てんかん重積状態)に陥る点です。発症のピークは学童期の子どもや若い成人ですが、乳児から高齢者まであらゆる年齢で起こり得ることが分かっています。

ここで大切なのは、FIRESが典型的な感染性脳炎とは異なる病態として捉えられている、という点です。典型的なFIRESでは、単純ヘルペス脳炎のように中枢神経系への病原体の直接感染を示す所見は通常確認されません。むしろ、先行する感染をきっかけに脳のなかの免疫システムが過剰に反応してしまうことが問題の中心だと考えられています。この違いは、ご家族にとって非常に重要な意味を持ちます。「うつる病気なのか」「抗ウイルス薬で治るのか」という最初の不安に対して、FIRESは感染症そのものというより免疫と炎症の病気であり、だからこそ治療の主役が免疫を調整する薬になる、という道筋が見えてくるからです。

💡 用語解説:てんかん重積状態とSRSE

てんかん重積状態とは、発作が長く続いたり、意識が戻らないうちに次の発作が起きたりして、発作が「止まらなくなった」状態です。ふつうの発作は数分でおさまりますが、重積状態は命にかかわる緊急事態です。さらに、麻酔薬を24時間以上使っても発作をおさえられない、あるいは麻酔を減らすと再燃する状態を超難治性てんかん重積状態(SRSE)と呼びます。FIRESの多くはこのSRSEにまで進み、集中治療室での管理が必要になります。

FIRESはきわめて希少で、欧州の推計ではおよそ100万人に1人程度とされます[1]。数のうえでは「まれ」ですが、いったん発症すると急性期から生涯にわたって患者さんとご家族の生活に大きな影響を及ぼします。まれであるがゆえに一つの病院での経験が積み上がりにくく、国際的に情報を持ち寄って診療を標準化しようという動きが、近年ようやく実を結びはじめています。

2. 病名の歴史と国際定義 ─ FIRESとNORSE、AERRPSの関係

FIRESとNORSEは別々の病気ではなく、同じ状態を年齢や切り口を変えて見た「地続きの概念」です。FIRESは「先行する発熱をともなうNORSE」と位置づけられ、全年齢に当てはまります。名前が多いのは歴史的な事情によるもので、今は国際的に整理されています。

FIRESという用語は2010年に提唱されましたが、よく似た病態はそれ以前から各国で別々の名前で報告されてきました。日本の小児神経学の分野では、難治頻回部分発作重積型急性脳炎(AERRPS)という名前で独立した症候群として提唱されてきた経緯があります。現在の国際的な理解では、AERRPSはFIRESとほぼ同じ病態を指すと結論づけられています。一方、成人領域では2005年に「NORSE(新規発症難治性てんかん重積状態)」という概念が提唱されました。長らくFIRESは小児の病気、NORSEは成人の病気と考えられてきましたが、症例が集まるにつれて両者は連続した一つの病態であることが分かってきたのです。

2018年、てんかん学・脳波学・神経集中治療の専門家からなる多国籍のパネルが集まり、NORSEとFIRESの標準化された国際コンセンサス定義を策定しました[2]。この定義では、NORSEは特定の診断名ではなく「臨床的な提示のしかた」であり、活動性のてんかんや関連する神経疾患を持たない人に、はっきりした急性の構造的・毒性的・代謝的原因なしに新規に生じた難治性てんかん重積状態と定められました[2]。そしてFIRESはそのサブカテゴリーで、てんかん重積の発症2週間前から24時間前までのあいだに先行する発熱性感染があることを必須条件とし、全年齢に適用される概念とされました[2]

用語 意味 FIRESとの関係
NORSE 健康だった人に急に生じた原因不明の難治性てんかん重積状態という「臨床的な提示」 FIRESはNORSEの一種(先行発熱があるタイプ)
FIRES 発症2週間〜24時間前の発熱性感染を必須とするNORSEのサブカテゴリー。全年齢が対象 この記事の主題
AERRPS 難治頻回部分発作重積型急性脳炎。日本の小児神経学で提唱された呼称 FIRESとほぼ同義とされる

この定義の整理には、ご本人やご家族にとっても実際的な意味があります。用語が統一されたことで、成人を診る医師も「これはFIRESかもしれない」と早く気づけるようになり、年齢を問わず同じ枠組みで迅速な評価と免疫調整療法の導入を検討できるようになったからです。「大人だからNORSE、子どもだからFIRES」と切り分けるのではなく、地続きの病態として最新の治療の考え方を共有できる——これが国際定義の大きな前進です。

3. 二相性の経過 ─ 「嵐の急性期」と「その後の慢性期」

FIRESの経過は、激しい発作が続く「急性期」と、その後に長く続く「慢性期」という二つの相にはっきり分かれるのが特徴です。それぞれの時期で、脳のなかで起きていることも、治療の目標も異なります。

典型的には、上気道炎や胃腸炎のようなありふれた発熱から始まります。この前触れはあまりに日常的なので、その後の激しい経過をご家族や医師が予測することは、現実にはほとんど不可能です。先行する発熱からおよそ数日後(報告では平均5日前後)、突然、最初の焦点発作が現れます。はじめの数時間は発作の頻度も少なく比較的おだやかですが、時間とともに発作の数が爆発的に増え、1日に数十から数百回もの発作が連なるようになります。標準的なベンゾジアゼピン系薬剤や第二選択の抗てんかん薬はすぐに効かなくなり、多くは麻酔薬を持続的に使ってもコントロールできない超難治性てんかん重積状態へと進みます。この急性期は数日から数週間、ときに数か月も続き、集中治療室での強力な生命維持管理が必要になります。

🕒 FIRESの時間経過(イメージ)

前駆期

発熱(かぜ・胃腸炎様)。発症の2週間〜24時間前

急性期

爆発的に増える発作→SRSE。ICUで麻酔・免疫治療

慢性期

薬剤抵抗性てんかんと認知機能障害が持続

急性期の嵐がようやくおさまり、麻酔薬から離脱できたとしても、元どおりの状態に完全に回復することはまれです。慢性期は、生涯にわたる重度の薬剤抵抗性てんかんによって特徴づけられます。多くの生存者が慢性のてんかんを発症し、その発作はまとまって起こりやすく、発熱などの免疫的なきっかけで再び重積状態に陥るリスクを抱え続けます。ご家族にとっては、急性期を乗り越えたあとも「かぜをひくたびに再燃するのではないか」という緊張が続く、という現実的な意味を持ちます。だからこそ、慢性期には発熱時の対応をあらかじめ主治医と決めておくことが、生活の見通しを立てるうえで役立ちます。

4. なぜ起きるのか ─ 免疫の暴走とグルタミン酸の悪循環

FIRESの根っこには、「炎症」と「神経の過剰興奮」がお互いを悪化させる悪循環があると考えられています。この仕組みを知ると、なぜ普通の抗てんかん薬だけでは効きにくく、免疫を調整する治療が必要になるのかが理解できます。

病態の全容はまだ完全には解明されていません。典型的なFIRESでは感染性脳炎を示す病原体の中枢神経系への直接感染は確認されず、感染そのものよりも感染後の免疫・炎症反応が病態に関与すると考えられています。もっとも有力な仮説は、遺伝的になりやすさを持つ人において、先行する感染をきっかけに脳内の自然免疫(生まれつき備わった免疫)が異常に活性化し、激しい自己炎症反応とサイトカインの放出が引き起こされる、というものです。動物モデルや患者さんの髄液の解析からは、急性期に強い炎症性サイトカインが過剰につくられていることが確認されており、なかでもインターロイキン1β(IL-1β)とインターロイキン6(IL-6)の役割が注目されています。

💡 用語解説:サイトカインとIL-1β・IL-6

サイトカインは、免疫細胞どうしが情報をやりとりするために出す「合図の物質」です。感染や組織の傷を感知すると放出され、炎症を強めたり弱めたりします。IL-1βIL-6は、炎症を強める代表的なサイトカインです。FIRESではこれらが過剰に放出され、脳を守るはずの免疫が逆に脳を傷つけてしまうと考えられています。後で出てくるアナキンラやトシリズマブは、まさにこのIL-1・IL-6のはたらきをピンポイントでおさえる薬です。

炎症とグルタミン酸興奮毒性の「負のループ」

脳のなかでこの炎症の中心となるのが、脳の常在免疫細胞であるミクログリアと、神経環境の恒常性を保つアストロサイトです。発作という強い刺激を受けるとミクログリアはただちに活性化し、大量のIL-1βやTNF-αを放出しつづけます。これらが周囲のアストロサイトに悪影響を及ぼします。アストロサイトは本来、神経のすき間にあふれた過剰なグルタミン酸(強い興奮を伝える物質)をすばやく回収し、神経細胞を守る重要な役割を担っています。ところが炎症にさらされたアストロサイトは、この回収の機能を失ってしまいます。

その結果、神経のすき間には処理しきれないグルタミン酸がたまり、神経細胞を過剰に刺激しつづけて、最終的に神経細胞の死(グルタミン酸興奮毒性)につながります。傷ついた神経細胞はさらなる炎症を呼び、それがまたグルタミン酸をあふれさせる——この自己増殖的な悪循環こそが、通常の抗てんかん薬がFIRESに効きにくい理由と考えられています。ご家族にとって重要なのは、「発作を止める薬」だけでなく「炎症の火元を断つ薬」を組み合わせる必要がある、という治療戦略の背景がここにある、という点です。

炎症が進むと血液脳関門(脳を守る関所)の透過性が高まり、血液中の免疫細胞が脳内へ入り込んで炎症をさらに増幅させます。小児では、発達途上の脳で本来行われる不要なシナプスの刈り込みが、炎症によって暴走し、必要な神経の結びつきまで壊してしまうことが、重い認知機能障害の一因になると考えられています。将来的には、この炎症のカスケードを断ち切る新しい薬(mTOR経路を抑えるラパマイシンなど)も研究対象になっています。

5. 診断の進め方 ─ 「除外診断」と脳波・MRIの手がかり

FIRESには「これ一つで確定できる」という単独の検査がありません。ほかの原因をていねいに除外していく「除外診断」で診断にたどり着きます。とはいえ、脳波やMRIには特徴的なパターンがあり、早期診断の強力な手がかりになります。

具体的には、脳卒中や外傷などの急性の構造的異常、中毒、代謝異常、単純ヘルペス脳炎などの重症の感染性脳炎、抗NMDA受容体脳炎などの既知の自己免疫性脳炎を、発症から24〜48時間以内にすばやく除外する必要があります。髄液検査、MRI、自己抗体スクリーニング、病原体のPCR検査などを幅広く行い、これらが否定されて初めてNORSE/FIRESの診断が下されます。ここで大切なのは、診断確定を待って治療を遅らせないことです。原因検索と治療は同時並行で進めます。遺伝診療の観点からは、この段階でてんかんの遺伝子検査を含めて、隠れた代謝性・遺伝性の病気(ミトコンドリア病など)を見落とさないことも重要になります。

脳波(EEG)の特徴的なパターン

持続脳波モニタリングは、FIRESの診断・発作量の把握・治療効果の判定に欠かせない道具です。超急性期には、複数の報告で共通してみられる特徴的な脳波の進化があります。発症初期は散発的で短い発作ですが、数時間単位で頻度と持続が急増し、やがて完全な重積状態へ移行します。背景には、ゆっくりした徐波の上に速い波が重なる「ベータ・デルタ複合」というパターンがしばしば現れ、これは抗NMDA受容体脳炎で有名な「extreme delta brush」に似ています。また、発作の焦点が片方の大脳半球からもう片方へと移動していくパターンも高い頻度でみられ、FIRES/NORSEを示唆する手がかりと考えられています。こうした脳波の所見は、ご家族には見えにくいものですが、「なぜ集中治療室で常時脳波をとり続けるのか」の理由でもあり、治療の微調整に直結しています。

MRIの「前障サイン」と進行する萎縮

発症初期のMRIは正常なことが多いのですが、発作が続くにつれて異常が現れてきます。近年、FIRESで注目されているのが「前障サイン(claustrum sign)」です。これは、大脳の奥にある前障という薄い神経の板に、左右対称の高信号(T2/FLAIRで白く光る変化)を認める所見で、しばしば発症からおよそ10日前後に出現します[10]。北京の小児病院の研究では、てんかん重積の患者群における前障サインの特異度は約95%と高い一方、感度は約27%にとどまると報告されています[4]。つまり「あればFIRESを強く支持するが、なくても否定はできない」所見であり、必ずしも全例で出るわけではないため、病的意義を決定づける(pathognomonic)とまでは言えない点に注意が必要とされています[10]。急性期の炎症が引いたあと、数週間から数か月かけて、広範な大脳・小脳の萎縮や海馬硬化といった不可逆的な変化が目立つようになります。

予後を映すバイオマーカー

FIRES/NORSEの急性期には、血液や髄液のなかで、病態の重さや神経のダメージを反映する分子が大きく変動します。炎症を映すIL-6やIL-1β、神経細胞の傷を映すニューロフィラメント軽鎖(NfL)や神経特異エノラーゼ(NSE)、アストロサイトの崩壊を映すGFAPなどです。これらは診断を助けるだけでなく、どのくらい深刻な神経損傷が起きているかをリアルタイムで評価し、免疫療法をいつ始めるかを判断する材料になり得ます。ご家族にとっては、採血や髄液検査を繰り返す理由が「治療のタイミングを最適化するため」であることを知っておくと、検査の意味が受け止めやすくなります。

6. 急性期の治療 ─ 発作を止め、炎症の連鎖を断つ

急性期の治療目標は、できるだけ早く発作を止め、炎症とグルタミン酸興奮毒性の悪循環を断ち切ることです。しかしFIRESでは、重積が長引くほど脳のなかで受容体の配置が変わり、時間とともに通常の抗てんかん薬やベンゾジアゼピン系薬剤が効きにくくなるという難しさがあります。これが治療を困難にしている大きな理由です。

第一・第二選択の抗てんかん薬が無効な場合、患者さんはただちに人工呼吸器管理となり、全身麻酔薬の持続点滴による昏睡療法が行われます。主な麻酔薬にはミダゾラム、プロポフォール、バルビツール酸系(ペントバルビタールなど)があります。ただしプロポフォールには重大な注意があります。若い患者さんに高用量で長時間(48時間以上)使うと、致死的な「プロポフォール注入症候群(PRIS)」を起こすリスクが高く、重い代謝性アシドーシスや横紋筋融解、心・腎不全を招くため、小児や長期投与が見込まれる場合は使用を避けるか、きわめて慎重なモニタリングが必要とされています。

💡 用語解説:ケタミンの早期導入という考え方

ケタミンは、興奮の受け皿であるNMDA受容体を直接ブロックする麻酔薬です。重積が長引くとGABA作動薬(ベンゾジアゼピン系など)が効きにくくなる一方、NMDA受容体はむしろ活発になるため、ここを狙うケタミンが理にかなうと考えられています。超難治性てんかん重積のシステマティックレビューでは、ケタミンが重積の持続を短縮し、早期に投与するほど良好な結果と関連し、血圧を下げにくく昇圧薬の必要量を減らせる利点が示されています[5]

発作のコントロールと並行して、原因不明の炎症をおさえる免疫療法が始まります。2022年の国際コンセンサスでは、原因の特定を待たずに、発作発症から72時間以内という早い段階で第一選択の免疫療法——ステロイドパルス、静注免疫グロブリン(IVIG)、血漿交換——を始めることが推奨されています[3]。ただしFIRESのような潜因性の自己炎症性の病態では、こうした広く非特異的な免疫抑制だけでは不十分なことが多く、多くの症例で発作は難治性のまま経過します。だからこそ次の一手として、炎症の火元を狙い撃ちする標的免疫療法が重要になります。この「時間との勝負」という性質が、ご家族が矢継ぎ早の治療説明を受ける背景にあります。

7. 標的免疫療法とケトン食 ─ 火元を狙い撃つ治療への転換

第一選択の免疫療法が効かない場合、病態の根っこと目される特定のサイトカイン(IL-1βやIL-6)の経路を狙い撃ちする治療と、ケトン食療法などの代謝的アプローチが、現在の治療の中心に位置づけられています。FIRESの治療は、非特異的で経験的なやり方から、病態のしくみに立脚した「精密医療」へと着実に移りつつあります。

治療 はたらき 位置づけ・タイミング
アナキンラ IL-1受容体をブロックし、IL-1βの炎症作用を抑える(IL-1受容体拮抗薬) 第一選択免疫療法が無効なとき、できるだけ早期に導入
トシリズマブ IL-6受容体に対する抗体で、IL-6シグナルを抑える アナキンラ無効例やIL-6高値例の代替・追加療法
ケトン食療法 糖質を制限してケトン体を産生。炎症を鎮める作用も期待される 代謝性疾患を除外し安全確認後、早期に導入を検討

アナキンラ(IL-1受容体拮抗薬)の役割

アナキンラは、もともと関節リウマチなどの自己免疫疾患に承認されている薬ですが、FIRESに対しては適応外使用(保険適用外の使い方)としてその有効性が広く報告されています。25人の小児FIRES患者を対象とした国際的な後方視的コホート研究では、アナキンラは比較的安全に使え(感染で中止したのは1人のみ)、より早くアナキンラを開始するほど、人工呼吸器の使用期間やICU・入院期間が短くなることと関連していました[6]。この「早さが結果を左右する」という点は、FIRES治療の要になっています。

国際的なコンセンサスでは、第一選択の免疫療法に反応しないFIRESでは、アナキンラなどの抗サイトカイン療法を早期に検討することが推奨されています[3]。これまでの報告は小児が中心で、成人のFIRES/NORSEでも使用報告がありますが、長期予後を改善するかどうかを含め、効果の確実性にはなお限界があります。ご家族にとっては、「この薬はFIRESに承認された治療なのか」という疑問に対し、適応外使用ではあるものの、国際コンセンサスで検討される治療選択肢の一つであることを知っておくことが、判断の助けになります。

トシリズマブ(IL-6受容体拮抗薬)によるレスキュー

アナキンラでも発作が抑えられない、あるいはIL-6の異常高値が目立つ症例では、トシリズマブが有力な代替・追加の選択肢になります。アナキンラ不応のFIRESの子どもにケトン食とトシリズマブを併用し、重積の停止と1年後の良好な経過が得られたとする報告があります[7]。ただし強力な免疫抑制にともなう重い感染症(敗血症など)のリスクが指摘されているため、導入時には厳重な感染症モニタリングが欠かせません。どの薬を選ぶにせよ、効果とリスクを天秤にかけながら慎重に進めるのがこの領域の実際です。

仲田洋美院長

🩺 院長コラム【「原因不明」は「なす術がない」ではありません】

FIRESと聞いて、多くのご家族がまず動揺されるのは「原因が分からない」という言葉だと思います。けれど、原因が特定できないことと、打つ手がないことは、まったく別のことです。FIRESでは、たとえ引き金の詳細が分からなくても、その先で何が起きているか——炎症のカスケードや興奮毒性の悪循環——は少しずつ解明され、そこを狙う治療が形になってきました。

私は成人を診る臨床遺伝専門医の立場から、こうした希少疾患では「今わかっていることの輪郭を、正確に、しかし希望とともにお伝えする」ことを大切にしています。医学は動いています。数年前には手探りだった治療に、国際的な指針が生まれ、大規模な比較試験も始まろうとしています。分からなさに立ちすくむのではなく、分かってきたことを足がかりに次の一手を考える——それが、この病気に向き合うときの私の基本姿勢です。

8. 新しい治療の選択肢 ─ 神経刺激・CBD・大規模試験

薬や免疫療法だけでは足りないとき、機器を使った神経の刺激や、新しい仕組みの薬が、補完的な手段として注目されています。さらに、これまで症例報告に頼ってきたエビデンスを一気に前進させる大規模試験も動き出しています。

神経刺激では、まず迷走神経刺激(VNS)があります。首の迷走神経に電気刺激を与える機器で、てんかんを抑えるだけでなく抗炎症作用も持つことが知られ、急性期に埋め込んで発作の停止に寄与したとする報告があります。より侵襲的な深部脳刺激(DBS)では、視床の中心正中核などを標的にすることで、FIRES特有の強固なてんかんネットワークを分断できる可能性が示されています。薬やアナキンラに抵抗性だった成人・小児で、DBS挿入後に発作が劇的に減り意識が回復した成功例も報告されています。

また、大麻草に含まれる非精神活性成分であるカンナビジオール(CBD)は、ドラベ症候群やレノックス・ガストー症候群といったほかの難治性てんかん性脳症で、大規模なランダム化比較試験により発作を減らす効果が証明され、臨床承認されています[8]。FIRESに対する大規模試験はまだありませんが、CBDが持つ抗炎症作用や神経保護作用が病態に合致すると考えられ、専門家のコンセンサスでは、標的免疫療法の導入を遅らせない範囲で補助療法として検討することが支持されています[3]

🔬 未来を変えるかもしれない大規模試験(PCORI試験)

FIRES/NORSEはきわめて希少なため、これまでの治療根拠は主に症例報告や小規模研究に頼ってきました。この状況を変えるべく、米国イェール大学のHirsch博士らが主導する国際研究グループが、患者中心アウトカム研究所(PCORI)から1,500万ドルを超える資金を得て、アナキンラとトシリズマブの効果を直接比較する大規模ランダム化比較試験を進めています[9]。33施設が参加する5年間の研究として計画され、PCORIの公開情報では2026年2月時点でプロジェクトは進行中・患者登録前とされています[9]。どちらの薬を優先すべきかを判断する確立した方法がないなか、この結果は今後の治療選択を支える重要なデータになると期待されています。

9. 遺伝との関係と長期予後 ─ 「うつるのか」「遺伝するのか」への答え

遺伝診療の現場でご家族から最も多く寄せられる不安は、「この病気は遺伝するのか」「ほかのきょうだいも発症するのか」というものです。結論から言えば、FIRESには確立した単一の原因遺伝子はなく、親から子へ直接受け継がれる病気ではありません。多くは潜因性(原因不明)に分類されます。一方で、なぜ同じ発熱をしても大多数の人はFIRESにならず、ごく一部の人だけが発症するのか——そこには「なりやすさ(遺伝的感受性)」が関わっている可能性が研究されています。サイトカインやナトリウムチャネルに関わる遺伝子の多型などが候補として調べられていますが、いずれも「発症を決定づける原因」ではなく、あくまで背景要因の段階です。

この「候補」と「確定した原因」の区別は、ご家族にとって非常に大切です。熱性けいれんの起きやすさにも遺伝的な背景があるように、体質としての傾向はあっても、それは「必ず発症する」という意味ではありません。だからこそ、遺伝子検査を行う目的は「犯人を一つ突き止める」ことよりも、治療可能な代謝性・遺伝性の病気(ミトコンドリア病など)を見落とさず、鑑別を確実にすることにあります。遺伝形式を正しく理解することが、過剰な不安を避けつつ必要な備えを考える出発点になります。

長期予後の現実と、評価すべき8つの側面

FIRESは、集中治療で致死的な急性期を乗り越えても、その後の人生に大きな影響を及ぼし続けます。急性期の死亡率は、大規模な小児コホートで約12%、成人ではさらに高く、報告によっては16〜27%に達するとされます[11]。急性期を生き延びた患者さんの多くが、生涯にわたって複数の抗てんかん薬を必要とする薬剤抵抗性てんかんを抱えます[11]。これらの発作は、かぜなどの軽い感染やストレスをきっかけに再び重積化する傾向があり、不安定な状態が続きます。

認知機能についても厳しい現実があります。急性期にアナキンラの投与を受けた小児患者を追跡した研究では、追跡期間の中央値40か月において、6人全員がもとのベースラインの認知機能には戻らず、記憶・実行機能・処理速度など多方面の障害のために全員が特別支援教育や学業上の配慮を必要としていました[12]。経時的にIQ検査を行えた5人のうち3人でスコアの低下がみられています[12]。ご家族にとってこの数字は重いものですが、同時に、「発作を減らすこと」だけでなく「生活の質や発達を長期に支えること」が治療目標に含まれるべきだ、という考え方の根拠にもなっています。

実際、国際研究コンソーシアムは、今後評価すべき長期予後の側面として、神経心理学的機能、生活の質、てんかんの状態、内科的合併症、復学・就労などの社会的影響、介護者の負担、長期死亡率、医療システムへの影響という8つの領域を定義しています[13]。単に「発作が減ったか」だけでなく、患者さんとご家族の人生全体を見すえる視点が求められているのです。

10. よくある誤解

誤解①「脳にウイルスが入って暴れている病気だ」

典型的なFIRESでは、感染性脳炎を示す病原体の中枢神経系への直接感染は通常確認されません。先行感染をきっかけとした免疫・炎症反応が病態の中心と考えられており、感染性脳炎を除外しながら免疫を調整する治療が検討されます。

誤解②「遺伝病だから家族もいずれ発症する」

FIRESには確立した単一の原因遺伝子がなく、親から子へ直接遺伝する病気ではありません。研究されているのは「なりやすさ」の背景要因であって、きょうだいが必ず発症するという意味ではありません。

誤解③「原因不明なら治療法もない」

引き金が特定できなくても、その先で起きる炎症の連鎖は解明が進み、アナキンラなど狙い撃ちの治療が形になってきました。原因不明であることと、打つ手がないことは別の話です。

誤解④「発作さえ止まれば元どおりになる」

急性期を乗り越えても、多くの生存者に慢性のてんかんや認知機能の障害が残ります。だからこそ、発作の抑制だけでなく、長期のリハビリや発達・生活の支援が治療の一部として重要になります。

📌 このページを読んだあなたへ

この記事にたどり着いた方は、いま次のような状況にいらっしゃるかもしれません。ご家族がFIRES/NORSEと診断され集中治療の説明を受けている方、発熱後の激しいてんかんについて情報を探している方、あるいは慢性期に入り再発予防や発達支援を考えている方——立場によって、次に確認するとよいことは変わってきます。

確認しておきたい観点として、①てんかんの遺伝子検査で治療可能な遺伝性・代謝性疾患を見落とさないこと、②遺伝形式を正しく理解して家族の不安を整理すること、③慢性期に残りやすい神経発達・認知の課題への支援を早めに考えること、の3点があります。どれもFIRESそのものを「治す」ものではありませんが、次の一歩を選ぶための材料になります。

よくある質問(FAQ)

Q1. FIRES(熱性感染関連てんかん症候群)とはどんな病気ですか?

FIRESは、それまで健康だった子どもや若者などが、かぜのような発熱性の病気のあと数日で突然、薬が効きにくいてんかん重積状態に陥る、きわめて希少なてんかん性脳症です。脳への病原体の直接侵入ではなく、脳内の自然免疫が過剰にはたらいて強い炎症を起こしていると考えられています。新規発症難治性てんかん重積状態(NORSE)のうち、先行する発熱があるタイプに位置づけられ、全年齢で発症し得ます。

Q2. FIRESは遺伝する病気ですか?きょうだいも心配です

FIRESには確立した単一の原因遺伝子がなく、親から子へ直接受け継がれる病気ではありません。多くは原因不明(潜因性)に分類されます。なぜ一部の人だけが発症するのかについては「なりやすさ(遺伝的感受性)」の関与が研究されていますが、いずれも発症を決定づける原因ではなく背景要因の段階です。したがって、きょうだいが必ず発症するという意味ではありません。ご心配な場合は、鑑別のための遺伝子検査を含めて臨床遺伝専門医にご相談ください。

Q3. FIRESとNORSEは何が違うのですか?

NORSEは、活動性のてんかんや関連する神経疾患を持たない人に、はっきりした急性の原因なしに生じた難治性てんかん重積状態という「臨床的な提示のしかた」を指します。FIRESはそのサブカテゴリーで、てんかん重積の発症2週間前から24時間前までに先行する発熱性感染があることを必須条件とします。つまりFIRESは「先行する発熱をともなうNORSE」であり、両者は別々の病気ではなく地続きの概念です。FIRESは全年齢に適用されます。

Q4. アナキンラはFIRESにどのくらい効きますか?

アナキンラはIL-1受容体をブロックして炎症をおさえる薬で、FIRESには適応外使用として用いられます。25人の小児を対象とした国際的な後方視的コホート研究では、比較的安全に使え、より早く開始するほど人工呼吸器の使用期間やICU・入院期間が短くなることと関連していました。国際コンセンサスでは、第一選択の免疫療法に反応しないFIRESでアナキンラなどの抗サイトカイン療法を早期に検討することが推奨されています。ただしエビデンスは主に後方視的研究や症例報告に基づき、効果には個人差があり、すべての人で発作が止まるわけではありません。

Q5. FIRESの予後(見通し)はどうですか?

残念ながら、経過は厳しいことが多い病気です。急性期の死亡率は小児で約12%、成人ではさらに高く報告によっては16〜27%とされます。急性期を乗り越えても、多くの生存者が薬剤抵抗性のてんかんや認知機能の障害を残します。一方で、標的免疫療法の早期導入や神経刺激、大規模な比較試験など、予後を改善しようとする取り組みが進んでいます。見通しには個人差が大きいため、主治医と長期的な支援計画を立てることが大切です。

Q6. 診断のために遺伝子検査は必要ですか?

FIRESは他の原因を除外していく「除外診断」で診断されます。遺伝子検査の主な目的は、FIRESの原因を一つ突き止めることよりも、治療可能な代謝性・遺伝性の病気(ミトコンドリア病など、似た症状を示すもの)を見落とさず鑑別を確実にすることにあります。診断確定を待って治療を遅らせないことが重要なので、原因検索と治療は同時並行で進めます。検査の意味や範囲については臨床遺伝専門医とご相談ください。

Q7. なぜ普通の抗てんかん薬が効きにくいのですか?

FIRESでは、炎症と神経の過剰興奮(グルタミン酸興奮毒性)がお互いを悪化させる悪循環が起きていると考えられています。また、てんかん重積が長引くと脳内で受容体の配置が変わり、GABAを介して効くベンゾジアゼピン系などの薬が時間とともに効きにくくなります。このため、発作を止める薬に加えて、炎症の火元を断つ免疫療法や、NMDA受容体を狙うケタミンなどを組み合わせる必要が出てきます。

Q8. 慢性期に発熱したら、また重積になるのですか?

FIRESの慢性期には薬剤抵抗性のてんかんが残ることが多く、発熱などの免疫的なきっかけで発作がまとまって起きたり重積化したりするリスクがあります。必ず再燃するわけではありませんが、リスクがあることは知っておく価値があります。発熱時にどう対応するか(解熱や発作時の頓用薬など)を、あらかじめ主治医と決めておくと、いざというときの備えになります。

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難治性てんかんや発熱後の重積、鑑別のための遺伝学的評価に関する
遺伝子検査と遺伝カウンセリングは
臨床遺伝専門医が在籍するミネルバクリニックにご相談ください。

参考文献

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仲田洋美 医師(臨床遺伝専門医)

この記事の監修・執筆者:仲田 洋美

(臨床遺伝専門医/がん薬物療法専門医/総合内科専門医)

ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得後、 臨床遺伝学・内科学・腫瘍学を軸に診療を続けてきました。 のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医です。

出生前診断(NIPT・確定検査・遺伝カウンセリング)においては、 検査結果の数値そのものだけでなく、 「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、 一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。

ハイティーンの時期にベルギーで過ごし、 日本人として異文化の中で生活した経験があります。 価値観や宗教観、医療への向き合い方が国や文化によって異なることを体感しました。 この経験は現在の診療においても、 「医学的に正しいこと」と「その人にとって受け止められること」の両立を考える姿勢の基盤となっています。

また、初めての妊娠・出産で一卵性双生児を妊娠し、 36週6日で一人を死産した経験があります。 その出来事は、妊娠・出産が女性の心身に与える影響の大きさ、 そして「トラウマ」となり得る体験の重みを深く考える契機となりました。 現在は、女性を妊娠・出産のトラウマから守る医療を使命の一つとし、 出生前診断や遺伝カウンセリングに取り組んでいます。

出生前診断は単なる検査ではなく、 家族の未来に関わる重要な意思決定です。 年齢や統計だけで判断するのではなく、 医学的根拠と心理的支援の両面から、 ご家族が後悔の少ない選択をできるよう伴走することを大切にしています。

日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/ 日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。 2025年には APAC地域における出生前検査分野のリーダーとして国際的評価を受け、 複数の海外メディア・専門誌で特集掲載されました。

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