欧州研究機構のアドバンスグラントで行われるNIPTの臨床試験に日本から共同参加する栄誉を頂きました。 ミネルバクリニックでは、世界中の国際認証を受けた遺伝子検査機関を厳選して業界オンリーワンの検査体制を整えています。

遺伝性がん症候群|包括的がん遺伝子検査|がんに罹りやすいかをチェック

がんに罹りやすいとは?

がんに罹りやすい体質のことを、医学用語では「がんの易罹患性」といいます。がんの易罹患性は、一般集団のリスクと比較して、ある個人に見られるがん発症のリスクが増加していることを意味します。個人によっては、例えば、人口リスクの2~10倍と相対的なリスクが著しく高くなっていても、そのがんの全体的なリスクが例えば年間の新規発生が人口10万人あたり1人などと比較的低い場合もあります。逆に、例えば、90%の確率で女性にとって最も多い乳がんを発症するなどと言う風に、家族歴が強くてリスクが非常に高い場合もあります。いずれの場合も、かなりの遺伝的要素が病気に寄与しています。重要なことは、がん感受性遺伝子の変異を持つすべての人は、がんに罹患しているわけではなく、がんを発症する素因を持っているということです。

遺伝性がん症候群とは?

遺伝性がん症候群遺伝性疾患の一種で、特定の種類のがんのリスクが通常よりも高くなる疾患のことをいいます。遺伝性がん症候群は、親から子へと受け継がれる特定の遺伝子の変異(変化)によって引き起こされます。遺伝性がん症候群では、家族内で特定のパターンのがんが見られることがあります。これらのパターンには、同じ種類のがんに罹患した血縁者(母、娘、姉妹など)が何人もいること、一般人口よりは若くがんを発症すること、同じ人に2種類以上のがんが同時または異時発症することなどが含まれます。遺伝性がん症候群の例としては、遺伝性乳がん・卵巣がん症候群、Li-Fraumeni症候群、Cowden症候群、Lynch症候群などがあります。家族性がん症候群、遺伝性がん症候群とも呼ばれます。

包括的がん遺伝子検査パネルは遺伝性がん症候群の原因となることが判明している127の遺伝子を一気に調べることができるのが特徴です。

 

ミネルバクリニックの包括的がん遺伝子パネル検査の特徴

包括的がん遺伝子パネル検査とは、がんに関係すると現時点で報告されている遺伝子たちに異常があるかどうかを一気に調べる検査方法を言います。

今までの検査方法だと,複数の関係する遺伝子がある場合,まずA遺伝子をやって異常がなかったらB遺伝子,という風に順番にするしかなくて,そのたびに料金も数万円~20万円くらいかかる,というものでした.

ミネルバクリニックではそういう不便さを解消するため,報告されている遺伝子に関して一気に検査する方法を採用しています.

遺伝子検査のメリットとデメリットについてはこちらのページをご覧ください。

 

1.費用

一般的な医療機関の費用は遺伝性乳癌卵巣がんのBRCA1/2遺伝子で25万円,1週間程度で結果が出る迅速検査だと30万円程度となっています。BRCA1/2遺伝子の保険診療償還費用も23万円程度となっています。

また、某大学病院のがん遺伝子検査パネルは70万ちかい費用がかかります。

当院では海外に出すことにより、リーズナブルな費用を実現しました.(費用はページの一番下を見てください.)

提出先はアメリカです.アメリカは日本と違って臨床検査機関はCLIA認証を必ず受け,精度管理を厳しくなされています.我が国はこのあたりの法整備が遅れています.

2.はやい

通常でも2-3週間と早いですが,迅速をお選びいただくと7日程度短縮されます.遺伝性乳癌卵巣がんではBRCA1/2遺伝子の病的変異検出は3割程度なので,BRCA1/2遺伝子のみを調べてもほかの遺伝子がどうなのか分りません.

しかし,乳癌の術式を決めるのにBRCA1/2遺伝子検査を出さないといけないので,陰性の場合はそれ以上の検査をお望みの場合は2回遺伝子検査を受けることになるのですが,当院の検査だと127種類の遺伝子が含まれるパネル検査が1-2週間で可能で,国内のBRCA1/2遺伝子のみの検査に比べて5-10万円程度お安くなっています.

3.一気にできる

通常,家族歴の濃さからたとえば遺伝性乳癌卵巣がんを疑ってBRCA1/2遺伝子検査をしても,病的変異がみつかるのは30%です。ほかの遺伝子に異常が無いのかあるのか全然わかりません.これに対して,がんの遺伝子パネル検査なら,現在報告されている遺伝子たちを網羅的に検査する事が出来るという利点があります.

Options

  • 塩基配列 (料金に含まれる)
  • 欠失挿入 (料金に含まれる)
  • 至急:結果が出るまでの期間が約7日短くなります. 3万円
  • VUS除外  *VUS(variant of unkown significance)とは病的意義がよく分かっていない変異の事を指します。(無料).

検査内容

包括的がん遺伝子検査パネルでは,遺伝西岸に関連する127種類の遺伝子を検査します.このパネルでは,がんのリスクを高めると十分に確立された遺伝子だけでなく,最近発見されたばかりだったり,追加の研究が必要な候補遺伝子も含まれています。このパネルは病原性のあるがん感受性遺伝子をお持ちのかたを見つける可能性を最大限に高めると同時に,候補遺伝子の包括的なレビューを提供し,現在および将来的に使用できる情報を提供します.

どんな人が受けたらいいの?

遺伝性がん症候群を示唆する個人歴または家族歴のある成人.

遺伝性がん感受性に関する危険因子には,50歳以前のがんの発症,1人の患者における複数の原発がん,および家族内の複数の罹患者などがある. 患者の臨床歴および家族歴を考慮した後には,この検査は一部の小児患者にも適切だと考えられる.この検査は生殖細胞系列病的遺伝子変異を有する個体を検出するために設計されており、20%以下のモザイク現象を検出するための妥当性は確認されていない.腫瘍組織で検査すべきではありません.

患者さんの潜在的利益は?

遺伝的にがんの易罹患性をもつことが確認された患者は、サーベイランスおよびがんリスクをより適切に管理するための予防的ステップの増加から便益を得ることができます。関与する特定の遺伝子を知ることが医学的管理の指針となり,不必要な追跡調査を避けることができると考えられます.候補遺伝子検査から得られた情報は,将来の臨床管理の指針として役立つ可能性があります.また,患者さんの家族を検査してそのリスクを明らかにすることもできます.患者で病原性変異が同定された場合は,近親者(小児、兄弟姉妹、両親)のリスクも50%と高くなり,リスクも高くなります.場合によっては小児期にスクリーニングを開始することが好ましくなります.

対象遺伝子

AIP, ALK, APC, ATM, ATR, AXIN2, BAP1, BARD1, BLM, BMPR1A, BRCA1, BRCA2, BRIP1, BUB1B, CASR, CDC73, CDH1, CDK4, CDKN1B, CDKN1C, CDKN2A, CEB/PA, CHEK2, CTC1, CTNNA1, CYLD, DDB2, DICER1, DIS3L2, DKC1, EGLN1, EPCAM, ERCC1, ERCC2, ERCC3, ERCC4, ERCC5, EXT1, EXT2, EZH2, FAN1, FANCA, FANCB, FANCC, FANCD2, FANCE, FANCF, FANCG, FANCI, FANCL, FANCM, FH, FLCN, GALNT12, GATA2, GPC3, GREM1, HOXB13, HRAS, KIF1B, KIT, LZTR1, MAX, MC1R, MEN1, MET, MITF, MLH1, MLH3, MRE11, MSH2, MSH6, MUTYH, NBN, NF1, NF2, NHP2, NOP10, NTHL1, PALB2, PDGFRA, PHOX2B, PMS2, POLD1, POLE, POLH, POT1, PRKAR1A, PRSS1, PTCH1, PTCH2, PTEN, RAD50, RAD51C, RAD51D, RB1, RECQL4, RET, RUNX1, SDHA, SDHAF2, SDHB, SDHC, SDHD, SLC45A2, SLX4, SMAD4, SMARCA4, SMARCB1, SMARCE1, STK11, SUFU, TERC, TERT, TINF2, TMEM127, TP53, TSC1, TSC2, TYR, VHL, WRAP53, WRN, WT1, XPA, XPC, XRCC2 ( 127 遺伝子)

カバー率

99.9% at 50x(読み取り深度50回)

検体

  • 血液
  • 唾液
  • 口腔粘膜ぬぐい液

*唾液・口腔粘膜ぬぐい液の場合,遠隔地の方でも遠隔診療(ビデオスルーでの診療のことをいいます)で遺伝カウンセリングをしたのち,検体を当院にお送りいただく形でお越しにならずに検査が可能です.遠方の方でもお受けいただけます.(オンライン診療)

検査の限界

変異は提出された試料から適切に塩基配列を検査し,該当する正しいヒト遺伝子配列を参照して解釈・報告しています.ごく稀ですが検体の取り違えや混ざったりして誤りが生じることがあります.

陽性結果は、患者の表現型に遺伝的またはその他の寄与がないことを意味するものではなく,陰性結果は検査適応の遺伝的原因を除外するものではありません.結果の解釈は,収集された情報と報告時に利用可能なAlamut Annotationに基づいています。この検査は、モザイク検出のためにデザインされておらず,バリデーションもされていません.調節領域または深部イントロン領域(エクソンから20bp以上)のDNA変化はこの試験では検出されません.小さな挿入や欠失を検出するDNA塩基配列決定の能力には技術的な限界があります.ラボでは高感度の検出アルゴリズムを使用しているのですが,これらのタイプの変化は一塩基変異ほど確実には検出されないためです.まれですが,系統的な化学的,計算的,または人為的ミスによりDNA変異が見落とされることがあります.次世代配列決定技術およびバイオインフォマティクス分析は,偽遺伝子配列または他の高度に相同な配列の交絡寄与を有意に減少させますが,これらは配列決定および欠失/重複分析の両方において病原性変異体対立遺伝子を同定するアッセイの技術的能力を妨害する場合があります.欠失/重複分析は単一のエキソンの大きさであるゲノム領域の変化を同定することができます.

新規のDNA重複が同定された場合,重複セグメントのゲノム上の位置または方向を識別することは不可能であり,したがって重複の影響を予測することはできません.欠失が検出される場合,予測された産物がインフレームに残るかどうかを決定することは必ずしも可能ではありません.特に指定のない限りSange法rによって配列決定された領域では,欠失/重複分析は実施されません.

骨髄移植を受けた患者さん:同種骨髄移植を受けた患者および血液悪性腫瘍患者においては,血液/唾液/口腔サンプルではなく,培養線維芽細胞から抽出したDNAを用いて検査しないといけません.

特記事項

遺伝子 特記事項
MSH2 MSH2エクソン1-7の逆位(「Boland」逆位)は特に指定のない限り,リンチ症候群パネル検査,大腸がんパネル検査,および子宮内膜がんパネル検査でのみ評価される。
RECQL4 RECQL4遺伝子(NM_004260.3)のエクソン1~3の単一エクソン欠失/重複は,この方法では確実に検出されない。

結果が出るまでの期間

2 – 3 週

料金

20万円(遺伝カウンセリング料金は別途)

お電話は24時間受付可能
診療時間
午前 10:00~14:00
(最終受付13:30)
午後 16:00~20:00
(最終受付19:30)
休診 火曜・水曜

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