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テンプル症候群とは?14番染色体母親性ダイソミー|東京・ミネルバクリニック

仲田洋美 医師

この記事の監修:仲田洋美(臨床遺伝専門医)

のべ10万人以上の意思決定に伴走。2025年国際誌『Global Woman Leader』表紙抜擢など、世界基準の出生前診断と遺伝カウンセリングを提供。

この記事でわかること
📖 読了時間:約18分
🧬 インプリンティング疾患
臨床遺伝専門医監修

Q. テンプル症候群(TS14)とはどのような病気ですか?

A. 第14番染色体が2本とも母親由来になる母親性片親性ダイソミー(UPD(14)mat)や、14q32.2領域のメチル化異常で起こるインプリンティング疾患です。
胎児期の発育不全(SGA/IUGR)、乳児期の筋緊張低下・哺乳困難、学童期以降の思春期早発、低身長、体重増加(肥満)などが連続的にみられることがあります。診断の要点は「メチル化解析が第一選択」であることです。

  • 原因は14q32.2(DLK1-MEG3)インプリンティング領域の遺伝子用量異常(UPD/エピ変異/父親由来欠失など)
  • 重要症状は思春期早発・低身長・体重増加(幼少期は哺乳困難や筋緊張低下が前景に出ることも)
  • 鑑別はプラダー・ウィリー症候群(PWS)やシルバー・ラッセル症候群(SRS)と重なりやすい
  • 検査アルゴリズム:①メチル化解析→②原因精査(UPD/欠失)(CMAを第一選択にしない)
  • 治療は対症:GH療法・GnRHa、栄養/代謝管理、発達支援をライフステージで組み合わせる

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1. テンプル症候群とは|基本情報

【結論】 テンプル症候群(Temple syndrome: TS14)は、第14番染色体の母親性片親性ダイソミー(UPD(14)mat)または14q32.2(DLK1-MEG3)領域のメチル化異常などにより、父親性発現遺伝子(DLK1/RTL1/DIO3など)の発現低下と母親性発現ncRNA群(MEG3/MEG8/miRNAなど)の過剰が生じるインプリンティング疾患です。

テンプル症候群は、乳児期にはPWSに似た筋緊張低下・哺乳困難が目立つことがあり、幼児期にはSRS様の小柄さが前面に出ることがあります。学童期以降は思春期早発や体重増加(肥満)、低身長が重要な管理課題になります。「同じ診断名でも、年齢で課題が変わる」ことが本疾患の特徴です。

💡 用語解説:「ゲノムインプリンティング」とは?

同じ遺伝子でも「父由来のコピーだけ」「母由来のコピーだけ」が働くように、親由来に応じて発現が制御される仕組みです。制御の中心はメチル化で、インプリンティング領域の異常は染色体の本数が正常でも病気の原因になります。

テンプル症候群の概要

項目 内容
疾患名 テンプル症候群(Temple syndrome / TS14)
主座 14q32.2(DLK1-MEG3)インプリンティング・クラスター
主な分子原因 UPD(14)mat、エピ変異(低メチル化)、父親由来微小欠失、まれにモザイクトリソミー14関連
遺伝形式 多くは散発。父親由来欠失など一部で家族性があり得る(メンデル型の「常染色体優性(顕性)/常染色体劣性(潜性)」に単純化できない)
臨床の柱 SGA/IUGR、筋緊張低下・哺乳困難、思春期早発、低身長、体重増加(肥満)、代謝合併症

⚠️ 鏡像疾患:鏡神-小形症候群(Kagami-Ogata syndrome)

テンプル症候群(母親性)に対し、第14番染色体の父親性片親性ダイソミーや母親性メチル化異常で起こるのが鏡神-小形症候群(KOS14)です。両者は同じ領域でも親由来が逆になると表現型が反転する代表例で、インプリンティングの理解に重要です。

2. 主な症状|ライフステージで変わるポイント

【結論】 テンプル症候群は出生前〜乳児期(発育不全・哺乳困難)学童期〜思春期(思春期早発・体重増加)成人期(代謝合併症)へと課題が移り変わります。診断名だけでなく「今どの時期の管理が必要か」を整理することが重要です。

周産期・乳児期の特徴

👶 周産期〜乳児期
  • SGA/IUGR:出生体重・身長が小さい(相対的大頭症が目立つことも)
  • 筋緊張低下:吸啜不全・哺乳困難につながる
  • 鑑別:PWSに似るため、PWS陰性でもTS14を疑う視点が重要

幼児期〜学童期の特徴

🧒 幼児期〜学童期
  • 低身長:成長曲線の下方推移(SGA性低身長として介入検討)
  • 体重増加:4〜6歳頃から目立つことがある(食事量が多くなくても増える例がある)
  • 発達面:多くは知的機能は保たれるが、言語/運動の遅れやASD特性がみられることがある

思春期〜成人期の特徴(管理の中心)

🎯 テンプル症候群のキー:中枢性思春期早発

TS14では思春期が早く始まり、骨年齢が進むことで骨端線が早期に閉鎖し、最終身長が低くなりやすいことがあります。思春期の進行は心身の負担にもつながるため、小児内分泌と連携した評価が重要です。成人期は肥満、脂質異常、耐糖能異常(2型糖尿病)など代謝合併症のリスクが課題になります。

仲田洋美院長

🩺 院長コラム【「診断名」より「今の課題」を整理する】

テンプル症候群の診療で大切なのは、診断名をつけて終わりにしないことです。乳児期は哺乳や体重増加、学童期は身長と体重のバランス、思春期は思春期進行と最終身長、成人期は代謝合併症が主戦場になります。

臨床遺伝専門医として、これまで医師人生30年以上の中で、のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきました。インプリンティング疾患は検査の順序や結果の解釈が難しいため、「何がわかっていて、何がまだわからないか」を丁寧に整理してお伝えします。

3. 原因と分子機序|14q32.2(DLK1-MEG3)領域

【結論】 テンプル症候群の本態は「父親性メチル化アレルが機能しない」ことにより、DLK1/RTL1/DIO3などの父親性発現遺伝子が低下し、MEG3/MEG8/miRNAなど母親性発現ncRNA群が過剰になることです。原因はUPD(14)matだけでなく、エピ変異や父親由来の微小欠失でも起こり得ます。

14q32.2の主要遺伝子(イメージ)

遺伝子/転写産物 親由来 ポイント
DLK1 父親性 脂肪細胞分化・成長に関与。低下は体組成/代謝に影響し得る
RTL1 父親性 胎盤発達に重要。低下は胎盤低形成/発育不全に関与し得る
DIO3 父親性 甲状腺ホルモン代謝(局所制御)に関与
MEG3/MEG8(lncRNA) 母親性 クラスター制御の核。miRNA/snoRNAの「宿主」
RTL1as(アンチセンス) 母親性 RTL1を抑制する方向に働く(RNA干渉様)

💡 用語解説:「DMR(差次的メチル化領域)」とは?

インプリンティング領域では、親由来に応じてメチル化が「ある/ない」というスイッチが決まります。14q32.2ではIG-DMR(一次)MEG3:TSS-DMR(二次)が階層的に働き、クラスター全体の発現を制御します。

原因のタイプ(UPDだけではない)

① UPD(14)mat(頻度が最も多い)

  • トリソミー・レスキューで成立することが多い
  • ヘテロダイソミー/アイソダイソミーがあり、後者では劣性疾患(常染色体劣性(潜性))がホモ接合化し得る

② エピ変異(メチル化異常)

  • 染色体本数や由来は二親性でも、DMRのメチル化が崩れる
  • 複数座位インプリンティング障害(MLID)を併存することがあり、追加評価が検討される

③ 父親由来の微小欠失

  • IG-DMRなど制御領域の欠失でUPDに似た状態になる
  • 家族性の場合、再発リスク評価が重要

4. 診断方法|第一選択はメチル化解析

【結論】 テンプル症候群は「メチル化異常が本態」のインプリンティング疾患であるため、検査の第一選択はメチル化解析です。染色体マイクロアレイ(CMA)は、メチル化異常が確認された後に原因(欠失やUPD)を詰める目的で位置づけます。

疑う場面(臨床の入口)

🔍 TS14を疑うヒント
  • SGA/IUGR+出生後の低身長(SRS様)
  • 乳児期の筋緊張低下・哺乳困難(PWS様)
  • 思春期が早い(中枢性思春期早発)
  • 小さな手足、特徴的顔貌、体重増加(肥満)などが組み合わさる

検査の流れ(推奨アルゴリズム)

ステップ 検査 目的
1 メチル化解析(例:MS-MLPAなど) 14q32.2 DMRの低メチル化/異常を確認(確定診断の入口)
2 SNPアレイ/マイクロサテライト解析 UPD(母親性)かどうか、ヘテロ/アイソダイソミーの評価
3 CMA(染色体マイクロアレイ) 父親由来微小欠失など構造異常の確認(原因精査として)
4 必要に応じて追加(モザイク評価等) 低頻度のモザイクトリソミー14などを考慮

💡 用語解説:なぜCMAが第一選択ではないの?

CMAは欠失・重複(コピー数異常)を見つける検査で、メチル化(インプリンティング)異常は検出できません。TS14は「メチル化が本態」なので、まずメチル化解析で病態の入口に立ち、その後にCMAやSNPアレイで原因(UPD/欠失)を詰めます。

5. 治療と長期管理|GH療法・GnRHa・代謝管理

【結論】 テンプル症候群の治療は根治療法ではなく、低身長思春期早発肥満/代謝合併症を中心にライフステージで組み合わせます。成長ホルモン(GH)療法やGnRHアナログ(GnRHa)は、適応と目的を明確にして小児内分泌と連携して行います。

成長ホルモン(GH)療法

期待される効果

  • 身長SDSの改善(SGA性低身長の枠で治療されることがある)
  • 体組成(除脂肪量/脂肪量)への影響が期待されることがある

注意点

  • 思春期早発により治療期間が短くなり得る
  • 適応やリスク評価は個別(代謝指標も含めて定期フォロー)

思春期抑制療法(GnRHa)

🧩 目的は「身長」と「心理負担」の両方

GnRHaは、骨年齢の進行を抑えて最終身長の最大化を目指すことや、早すぎる二次性徴による心理負担を軽減する目的で用いられます。開始時期や併用(GHなど)は小児内分泌での評価が重要です。

代謝管理(肥満・脂質・耐糖能)

年齢の目安 推奨されるチェック 目的
学童期(目安:6歳以降) 脂質(LDL/HDL/TG) 脂質異常の早期発見と生活介入
学童後期〜(目安:9歳以降) HbA1c/必要に応じOGTT 耐糖能異常・2型糖尿病の早期発見
仲田洋美院長

🩺 院長コラム【「早めの内分泌評価」が将来を変える】

テンプル症候群では、思春期が早く始まることで「身長の伸びしろ」が短くなりがちです。だからこそ、思春期のサインを見逃さず、小児内分泌で評価して、必要に応じて治療の選択肢を整理することが重要です。

治療は「こうすべき」「これがベスト」と断定できるものではありません。私たちは中立・非指示的に情報を提供し、ご家族の価値観と生活に沿って意思決定を支援します。

6. 遺伝カウンセリング|説明すべきポイント

【結論】 テンプル症候群では、原因(UPD/エピ変異/欠失)により再発リスクや家族への影響が変わります。また、乳児期〜成人期で課題が移るため、ライフプランに合わせた情報整理が必要です。遺伝カウンセリングは「結論を出す場」ではなく、意思決定を支える場です。

カウンセリングで整理すること

🧾 整理ポイント
  • 原因タイプ:UPD(14)matか、エピ変異か、父親由来欠失か
  • 再発リスク:原因により大きく変わる(家族性の場合は評価が重要)
  • 今の課題:身長/思春期/体重/代謝/発達のどこが中心か
  • 不確実性:「ここまで言える」「ここからは予測できない」を分けて共有

当院の遺伝カウンセリング

🏥 ミネルバの方針
  • 中立・非指示的:決定は常にご家族に委ねます
  • 不確実性を正直に共有:安心や予後を保証しません
  • 検査の意味づけを重視:検査結果を「どう読むか」を丁寧に整理します

7. 出生前診断について|NIPT・羊水検査・CMA

【結論】 テンプル症候群は「メチル化異常が本態」のため、出生前に確定するには検査設計と解釈が重要です。出生前検査は、知る権利・知らないでいる権利を尊重し、誘導せず中立に情報提供する必要があります。どの検査を選ぶかは、ご家族が納得の上で決めることが大切です。

NIPTは「スクリーニング」

NIPTはスクリーニング検査であり、確定診断ではありません。当院のNIPTは微小欠失を中心に設計されていますが、同じ領域でコピー数が増える「重複」も検出されることがあります。その場合、結果の意味づけは専門的な判断が必要となるため、遺伝カウンセリングで詳しくご説明します。

💡 当院のNIPTでみられる微小欠失(12箇所)

1p36 欠失、2q33 欠失、4p16 欠失、5p15 欠失、8q23q24 欠失、9p 欠失、11q23q25 欠失、15q11.2-q13 欠失、17p11.2 欠失、18p 欠失、18q22q23 欠失、22q11.2 欠失

確定診断は「羊水検査+CMA」だが、TS14は順序に注意

検査 位置づけ 備考
NIPT △ スクリーニング 確定診断ではない(結果の解釈は遺伝カウンセリングが重要)
羊水検査+CMA ◎ 確定診断 Gバンド法では検出できない微小欠失を確定診断可能。※学会指針では、原則として超音波での構造異常がある場合などが対象とされています。
メチル化解析(14q32.2) ◎(TS14の第一選択) TS14ではCMAより先にメチル化で入口を確認し、原因精査へ進む

⚠️ 国際的な論点:生命予後に直ちに重大な影響を与えない可能性がある所見の出生前検出には、国際的に継続した議論があります。表現型の幅が広く、出生前に予後を確定できないことがあるため、検査結果の受け止め方はご家族によって異なります。どのような選択をされても、医療として支える立場でサポートします。

出生前検査や結果の意味づけで迷っていませんか?

検査の選択は「どのリスクをどこまで調べたいか」をご家族で話し合って決めるものです。
臨床遺伝専門医が中立に情報整理をお手伝いします

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よくある質問(FAQ)

Q1. テンプル症候群はどんな検査で確定しますか?

第一選択はメチル化解析です。TS14はメチル化異常が本態のため、CMA(染色体マイクロアレイ)を最初に行っても見逃すことがあります。メチル化異常が確認された後に、SNPアレイなどでUPDの判定、CMAで欠失の有無など原因精査を行います。

Q2. UPD(14)mat(母親性ダイソミー)以外でもテンプル症候群になりますか?

はい。UPD以外にエピ変異(メチル化異常)父親由来の微小欠失でも同様の病態が起こり得ます。原因が異なると家族への影響や再発リスク評価の考え方が変わるため、原因精査が重要です。

Q3. 乳児期にプラダー・ウィリー症候群と間違えられることはありますか?

あります。TS14は乳児期に筋緊張低下・哺乳困難が目立ち、PWSと似ることがあります。PWSの検査が陰性でも、成長歴や思春期の早さなどからTS14が疑われる場合があります。

Q4. 思春期早発は必ず起こりますか?

必ずではありませんが、TS14で特に重要な特徴の一つです。思春期の進行は最終身長や心理面に影響し得るため、二次性徴のサインが早い場合は小児内分泌で評価します。

Q5. 出生前検査でテンプル症候群はわかりますか?

出生前に確定するには検査設計が重要です。TS14はメチル化異常が本態のため、CMAだけでは説明できないケースがあります。出生前に見つかった場合は表現型の幅が広く、予後を確定できないこともあるため、遺伝カウンセリングで不確実性を含めて整理します。

Q6. 低身長にはどんな対応がありますか?

低身長への対応は、成長曲線・骨年齢・思春期の進行などを踏まえて個別に検討します。GH療法が行われることがありますが、適応や目的は人により異なるため、小児内分泌と連携して評価します。

Q7. 肥満や糖尿病のリスクはありますか?

TS14では学童期以降に体重増加が目立つことがあり、成人期に代謝合併症(脂質異常、耐糖能異常、2型糖尿病)リスクが課題になることがあります。生活習慣の支援と、年齢に応じた血液検査で早期に気づける体制が重要です。

🏥 一人で悩まないでください

テンプル症候群の検査や結果の意味づけ、治療方針、出生前検査の考え方など、
どんなことでもお気軽にご相談ください。
臨床遺伝専門医があなたとご家族に寄り添います。

🧬 その他の染色体異常(トリソミー・部分モノソミー)について

各染色体の異数性や微小欠失・重複による特徴的な疾患、および予後については以下のリンクから詳細をご確認いただけます。

参考文献

  • [1] Kagami–Ogata Syndrome – GeneReviews®. [NCBI Bookshelf]
  • [2] Maternal Uniparental Disomy 14 (Temple Syndrome) as a Result of a Robertsonian Translocation. [PMC]
  • [3] The IG-DMR and the MEG3-DMR at Human Chromosome 14q32.2: Hierarchical Interaction and Distinct Functional Properties. PLOS Genetics. [PLOS]
  • [4] Using long-read sequencing to detect and subtype a case with Temple syndrome. J Med Genet. [BMJ]
  • [5] Temple Syndrome: Comprehensive Clinical Study in Genetically Confirmed 60 Japanese Patients. [Oxford Academic]
  • [6] The origin of imprinting defects in Temple syndrome and comparison with other imprinting disorders. [PMC]
  • [7] Orphanet: Temple syndrome. [Orphanet]
  • [8] Long-term Follow-up of a Late Diagnosed Patient with Temple Syndrome. [PubMed]

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鏡-緒方症候群(Kagami–Ogata syndrome)とは
テンプル症候群と親由来が逆のインプリンティング異常。14q32.2領域で父親性の表現型を示す代表例。

仲田洋美 医師(臨床遺伝専門医)

この記事の監修・執筆者:仲田 洋美

(臨床遺伝専門医/がん薬物療法専門医/総合内科専門医)

ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得後、 臨床遺伝学・内科学・腫瘍学を軸に診療を続けてきました。 のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医です。

出生前診断(NIPT・確定検査・遺伝カウンセリング)においては、 検査結果の数値そのものだけでなく、 「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、 一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。

ハイティーンの時期にベルギーで過ごし、 日本人として異文化の中で生活した経験があります。 価値観や宗教観、医療への向き合い方が国や文化によって異なることを体感しました。 この経験は現在の診療においても、 「医学的に正しいこと」と「その人にとって受け止められること」の両立を考える姿勢の基盤となっています。

また、初めての妊娠・出産で一卵性双生児を妊娠し、 36週6日で一人を死産した経験があります。 その出来事は、妊娠・出産が女性の心身に与える影響の大きさ、 そして「トラウマ」となり得る体験の重みを深く考える契機となりました。 現在は、女性を妊娠・出産のトラウマから守る医療を使命の一つとし、 出生前診断や遺伝カウンセリングに取り組んでいます。

出生前診断は単なる検査ではなく、 家族の未来に関わる重要な意思決定です。 年齢や統計だけで判断するのではなく、 医学的根拠と心理的支援の両面から、 ご家族が後悔の少ない選択をできるよう伴走することを大切にしています。

日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/ 日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。 2025年には APAC地域における出生前検査分野のリーダーとして国際的評価を受け、 複数の海外メディア・専門誌で特集掲載されました。

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