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ミネルバクリニックの遺伝子検査の特徴
ミネルバクリニックではほかにない特徴がたくさんあります
BRCA1/2遺伝子遺伝子検査の場合、今までは,24-25万円で提供されていましたが、ミネルバクリニックでは独自に検査会社と契約し、12万円(消費税別)という費用を実現しました。
これからも,遺伝子検査を受けたい方々の為に、ご要望に応じて必要な遺伝子検査パネルを提供していきたいと思います。
尚,遺伝性乳がん卵巣がんの場合、BRCA1/2遺伝子だけの検査では、遺伝子変異が見つかって来ない場合もありますので、現在までに報告されているこの疾患に関係する21個の遺伝子を網羅的に一度に検査することも可能です。
この場合も,18万円(消費税別)と、従来のBRCA1/2遺伝子だけの費用に比べて、大変安価に可能となっております。
当院ではがん薬物療法専門医をもった臨床遺伝専門医が対応いたしますので、安心してご相談くださいませ。
その他の疾患に関しても、遺伝子検査パネルを日本初の試みとして提供しています。
専門医によるカウンセリング
臨床遺伝専門医によるカウンセリングを実施して検査を行うため、確実で安心な検査と説明を行います。
最安値水準の検査費用
遺伝子検査をより多くの方に受けていただけるように、ミネルバクリニックでは最安値水準での検査費用を設定しております。
世界的信頼性の高い世界のラボと提携
遺伝子検査実績が世界最高レベルの世界のラボとの提携により信頼性の高い検査が安価で提供する事が可能となります。
複数の遺伝子検査をまとめて行える
遺伝子検査項目の追加ごとに費用が発生する場合がありますが、当院では同料金内で複数の遺伝子検査をまとめて行うことができます。
予約制によるプライバシーの配慮
完全予約制(当日予約可)でお一人お一人お時間を確保してプライバシーにも配慮いたします。
夜間診療
お勤めの方など日中お忙しい方にも受診いただけるように、夜間も対応をしております。
臨床遺伝専門医による遺伝子検査
「家族にこういう疾患の人がいるので、自分に発症するリスクがあるのか検査してほしい」という内容の場合、検査を受けてくれる医療機関がなかなかありません。近年、こういう声をよくきくようになりました。
まずは、臨床遺伝専門医にお気軽にご相談くださいませ。
当院では、疾患により、次世代シークエンサーによる多重遺伝子パネル検査を組んで、疾患ごとにこうしたニーズにお答えできるようにしています。また、長年どういう疾患かもわからない、原因を調査したい、という方には全ゲノム検査、全エクソーム検査をご用意しています。状況に合わせた遺伝子検査を提案しておりますので、ご相談ください。
当院では大抵の遺伝子検査は扱えますので、遺伝子検査の取扱いページにない検査であってもお気軽にお問い合わせください。
関連記事:遺伝子検査カタログ
遺伝子検査の流れ
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電話またはメールで予約
[電話]03-3478-3768 [メール]ご予約はコチラから
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臨床遺伝専門医によるカウンセリング
*検査前のカウンセリングは必須となります。
カウンセリングは自由診療となっております(自費診療)
30分1.5万円で、15分ごとに7,500円追加 -
遺伝子検査の実施(血液採取)
医師とのカウンセリングにより、遺伝子の検査項目・内容を決定して検査を実施いたします。
遺伝子検査の検査期間は1ヶ月~2ヶ月程度となります。 -
検査結果の説明(カウンセリング)
*検査結果の説明は検査費用に含まれております。
検査結果を専門医が説明をいたします。
易罹患性検査(病気にかかりやすいかどうかを知るための遺伝子検査)の検査項目
遺伝子検査Q&A
- Q1 市販の遺伝子検査との違いとは?
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DTC遺伝学的検査(以下、DTCと書きます)とは?
DTCは、Direct-to-Consumerの略です。 DTCとは「DNAの配列の違いに基づいて疾病罹患性などの形質に関する検査結果を直接消費者に対して提供するサービス」のことで、日本では、この検査サービスを一般に「遺伝子検査」と呼んでいますが、米国で“Direct-to-Consumer Genetic Testing”と呼ばれて、遺伝子検査“Genetic Testing”とは区別しています。
DTCのサービス内容は、消費者が唾液や口粘膜を採取し、その細胞を用いて企業が主にDNAチップを用いてSNP(一塩基多型;Single Nucleotide Polymorphsim)のタイピングを行うものである。得られたSNPタイピングの結果をもとに、特定のSNPが疾病罹患性などと関連しているとして、疾病罹患性を予測するというものです。
ヒトの全塩基配列を決定するというヒトゲノム計画は、2003年4月に全ゲノム解読で完了し、続いて、疾病発症などの形質と変異の関係を探るGenome-Wide Association Study (GWAS) が始まりました。GWASの進展を背景に、米国では多数のDTCを行うベンチャー企業が設立され、23andMeが設立されたのは2006年4月です。次世代シーケンサー(NGS)の発売が始まったときで、その評価もまだ定まらない時期でした。
2008年6月、カリフォルニア州は、その当時同州でDTCサービスを提供していた13企業に対し、この検査サービスは臨床検査サービスに相当するとして、臨床検査所のライセンスの取得を求めました。このときライセンスを取得した企業は23andMeとNavigenicsの2社だけで、一気にDTC提供企業の数は減少した。その後、SNPタイピングをもとにした疾病罹患性予測は精度が悪いこともあり、DTC企業の数はさらに減少しました。Navigenicsは2012年7月にLife Technologiesに買収され、23andMeも2014年11月にFDAから疾病罹患性予測サービスの停止命令を受け、ニュースとなりました。したがって、米国では、現在、SNPタイピングをベースとして疾病罹患性に関するDTCを提供する企業は皆無です。
- Q2 なぜDTCは「占い」とか「おみくじ」と呼ばれるのか?
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なぜDTCは「占い」とか「おみくじ」と呼ばれるのか?
なぜDTCは「占い」とか「おみくじ」と呼ばれるのか?
みなさんは、【遺伝子】と【ゲノム】の違いがお分かりでしょうか?皆さんが遺伝子と思っているのは、おそらくゲノムのことと思います。
ゲノムは、遺伝的に受け継がれる塩基配列すべてのことを言い、約30億塩基対あります。
遺伝子は、その中で2%に満たない領域です。
ヒトの遺伝子は約26800個。
この遺伝子が読み込まれてタンパクとなることで、いわゆる生体の設計図として機能します。DTCでは、遺伝子そのものを端から端まで検査するというものはそもそもなく、DTCで検査されているのは,ゲノムのなかのSNPです。SNPのほとんどは、遺伝子以外の塩基配列、すなわち、非遺伝子領域にあるのです。【遺伝子】ですらない領域の【塩基配列】の検査をして、遺伝子検査という呼称を使用している、大変紛らわしいものとなっています。
それでは、DTCではなぜ、遺伝子そのものを検査せずにSNPを使うのでしょうか? DTCが対象としているようなコモンディジーズでは、遺伝と関係はあるけれども、その様式は多因子、すなわち、複数の遺伝子が絡み合って影響しあうのと、環境要因も大きく影響するため、遺伝子が特定できないからです。疾患と強く関係していると判明したSNPは、マーカーと呼ばれますが、近くに疾患の原因遺伝子の一つがあると思われるけれども、近くにあるということ以上は判らないのです。ですので、DTCの宣伝文句に登場するSNPやマーカーというのは、遺伝子ではないのです。原因遺伝子の近くにあるであろうと思われる、単なるSNPであり、それが疾患とどれくらい関係あるかも、科学的根拠があまりないのが実情です。
下の図は、染色体上のGWAS地図で、年々詳しくなっています。しかし、これはあくまでも統計的なものであることは説明してきました。以上、DeNAのようなDTC業界も、この検査は診断に利用できるものではないと述べています。
当院で行っている易罹患性検査としての【遺伝子検査】は、このような【遺伝子】を対象として、すべての領域の塩基配列を検査するものですのでまったく違うものであることがお分かりいただけましたでしょうか?
最近では遺伝子検査は1万円くらいで受けられる、と言う風に、こういう【遺伝子検査】ではないのに呼称だけ同じDTCに対して、呼称を改善していただきたく思っています。