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TAT



TAT

TAT遺伝子に関する説明です。この遺伝子の突然変異は常染色体劣性で高チロシン血症II型を引き起こします。血中チロシン値が高く、チロシンの針状結晶が析出することによって、手掌・足底の皮膚が角化して固くなり、びらんをおこします。目の角膜でも、びらん・潰瘍がおこります。血中チロシン濃度が特に高い場合には知的な遅れを認めることがあります。

 
 
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遺伝子名 SYN1
遺伝子座MIM番号 613018
遺伝子座 16q22.2
遺伝形式 常染色体劣性
疾患名 高チロシン血症II型
疾患頻度 わが国での報告では数年に1人の発症
症状 細胞質チロシンアミノ基転移酵素(TAT)という酵素の異常により、アミノ酸の一つであるチロシンを代謝する過程が障害されて、血中チロシンが増加します。血中チロシン値が高く、I型のような肝・腎障害はみられません。チロシンの針状結晶が析出することによって、手掌・足底の皮膚が角化して固くなり、びらんをおこします。目の角膜でも、びらん・潰瘍がおこります。血中チロシン濃度が特に高い場合には知的な遅れを認めることがあります。
表現型MIM番号 276600

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プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

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