ERCC4
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遺伝子 MIM # | 133520 | ||||||||||||||||||
遺伝子座 | 16p13.12 | ||||||||||||||||||
疾患名 | Fanconi anemia, complementation groupQ(FANCQ) Fanconi 貧血, 相補性Q群 色素性乾皮症, 相補群F FE progeroid syndrome (XPF-ERCC1 progeroid syndrome)FE プロゲロイド症候群 (XPF-ERCC1 プロゲロイド症候群) Cockayne syndrome:CS コケイン症候群 | ||||||||||||||||||
遺伝形式 | FAの異常は、X連鎖性であるFANCBの病的変異を除いて、常染色体劣性 色素性乾皮症は常染色体劣性 FE プロゲロイド症候群は常染色体劣性 コケイン症候群は常染色体劣性 | ||||||||||||||||||
疾患頻度 | FAのうち最多の相補性A群でも、わが国の年間発生数は5~10人で、出生100万人あたり5人前後と非常に少ない。 FE プロゲロイド症候群は生後6ヶ月から2歳くらいの間に約400~800万人に1人の割合で、性別・人種に関係なく発症。 | ||||||||||||||||||
理由 | ERCC4における両アレル性の病原性変異体は、ファンコニ貧血相補群Q、色素性乾皮症、コケイン症候群およびXFEプロゲロイド症候群と関連している。 ファンコニ貧血では小児期に進行性の汎血球減少症を発症し, 思春期から成人期にかけて骨髄異形成症候群や急性骨髄性白血病への移行がみられることが多く, 成人期に頭頸部などの発癌リスクが増加する。 XP患者では若年で多発性基底細胞癌と他の皮膚悪性疾患が生じることが多い。 転移性悪性黒色腫と扁平上皮癌が2大死因である。 FE プロゲロイド症候群は新生児期ないし幼年期に好発して、全身の老化が異常に進行する早老症疾患。 コケイン症候群は紫外線性DNA損傷の修復システム、特にヌクレオチド除去修復における転写共益修復(転写領域のDNA損傷の優先的な修復)ができないことにより発症する常染色体劣性遺伝性の早老症。 | ||||||||||||||||||
詳細 | バリアント)型の8つのサブグループに分けられ, タイプにより様々な神経症状を来すこともある全身疾患である。 \n日光過敏症(患者の60 %未満には,わずかな日光曝露で,水疱や持続性紅斑を伴う重度の日焼けが起きる)。大多数の患者では,2歳以前に,顔面に顕著なそばかす様の色素沈着が生じる.\n日光誘発性の眼症状(羞明,角膜炎,眼瞼の皮膚萎縮)\n日光誘発性の皮膚腫瘍(基底細胞癌,扁平上皮癌,黒色腫)のリスクは極めて高い.\n患者の約25 %に神経症状(後天性小頭症,深部腱反射の減弱もしくは消失,進行性の感音難聴,進行性の認知障害)が現れる.最も多い死因は皮膚癌,神経変性,内臓腫瘍である.神経変性を伴うXP患者の死亡年齢(中央値)は29歳であり,神経変性を伴わない患者(37歳)よりも早いことがわかっている.\n\n【腫瘍】*皮膚癌/眼癌/(口腔癌)の早期の発達 (血管腫, keratoacanthomas, 基底細胞癌 50%, 乳頭腫, 上皮腫, 悪性黒色腫, 扁平細胞癌, 線維肉腫, 線維腫)"}”>FAの主要症状は(1)血球減少による症状と、(2)合併奇形である。(1)赤血球減少例では労作時の息切れ、動悸、めまいなどの貧血症状、血小板減少例では皮下出血斑、歯肉出血、鼻出血などの出血傾向、好中球減少例やリンパ球減少例では易感染性を呈する。(2)病型によって呈する奇形の頻度は異なるが、低身長、大頭・小頭・大泉門開大、色黒の肌・カフェオレ斑、網状色素沈着、口腔粘膜白斑・歯牙異常、巨舌、小角膜、先天性心疾患、楯状胸、母指奇形・多指症、爪萎縮、食道狭窄などが良く認められる。 ファンコニ貧血(FA)は、身体的異常、骨髄機能不全、腫瘍リスクの上昇が特徴の疾患である。罹患者の60-75%に以下に示す身体的 異常のうち一つまたは複数が認められる;低身長、皮膚の異常色素沈着、親指、前腕、骨格、眼、腎臓と泌尿器、耳(聴力の低下をもたらす)、心臓、消化管、中枢神経系における奇形 、性腺機能低下症、発達障害。 生後10年の間に、血小板と白血球の減少から始まる進行性の汎血球減少を伴う骨髄機能不全が見られることが特徴である。40から50歳までには骨髄機能不全の推定罹病率は90%に達し、血液腫瘍(主に急性骨髄性白血病)の罹病率は10-30%、血液以外の腫瘍(特に頭頸部、皮膚、消化管、生殖器における固形腫瘍)の罹病率は25-30%に達する。 色素性乾皮症(xeroderma pigmentosum, XP)は, 日光過敏症状を呈し, 露出部皮膚の乾燥, 色素沈着を呈し, 皮膚癌を高率に発生する遺伝疾患である。A~G群, V(バリアント)型の8つのサブグループに分けられ, タイプにより様々な神経症状を来すこともある全身疾患である。日光過敏症(患者の60 %未満には,わずかな日光曝露で,水疱や持続性紅斑を伴う重度の日焼けが起きる)。大多数の患者では,2歳以前に,顔面に顕著なそばかす様の色素沈着が生じる.日光誘発性の眼症状(羞明,角膜炎,眼瞼の皮膚萎縮),日光誘発性の皮膚腫瘍(基底細胞癌,扁平上皮癌,黒色腫)のリスクは極めて高い.患者の約25 %に神経症状(後天性小頭症,深部腱反射の減弱もしくは消失,進行性の感音難聴,進行性の認知障害)が現れる.最も多い死因は皮膚癌,神経変性,内臓腫瘍である.神経変性を伴うXP患者の死亡年齢(中央値)は29歳であり,神経変性を伴わない患者(37歳)よりも早いことがわかっている.【腫瘍】*皮膚癌/眼癌/(口腔癌)の早期の発達 (血管腫, keratoacanthomas, 基底細胞癌 50%, 乳頭腫, 上皮腫, 悪性黒色腫, 扁平細胞癌, 線維肉腫, 線維腫). FE プロゲロイド症候群は症状が進むと、早老変性が顕著となり、特に動脈硬化による血管障害の進行が早いため、心機能障害や脳血管障害などで死亡する。平均寿命は13歳程度。特徴的症状は、水頭症のような顔貌、禿頭、脱毛、強皮症のような皮膚、歯牙の形成不良、尖った鼻(鳥のような顔立ち)、皮下脂肪の減少、小顎症。 コケイン症候群は日光過敏症、特異な老人様顔貌、皮下脂肪の萎縮、低身長、著明な栄養障害、視力障害、難聴なども伴う稀な疾患。色素性乾皮症(xeroderma pigmentosum:XP)との合併型(XP/CS)もある。 | ||||||||||||||||||
OMIM | 615272 278760 610965 278760 | ||||||||||||||||||
Pubmed | 23623386, 24027083 20301571 29105242 26074087 |
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