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ミネルバクリニック|遺伝子診療部
臨床遺伝専門医は、遺伝子と健康の間の相互作用に関わる医学を専門としています。遺伝性疾患を持つあらゆる年齢層の人々を評価、診断、管理、治療、カウンセリングするための訓練を受けています。
臨床遺伝専門医は、医師免許を取得したのち、臨床遺伝専門医制度委員会に認定された主要な専門分野で少なくとも5~8年間の臨床研修と専攻研修を行った後、3年間の臨床遺伝学・ゲノミクスのレジデント研修を行っています。
遺伝クリニックでよく見られる遺伝症候群の例としては、染色体再配列、ダウン症候群、ディジョージ症候群(22q11.2欠失症候群)、脆弱X症候群、マルファン症候群、神経線維腫症、ターナー症候群、ウィリアムズ症候群などがあります。
遺伝相談とは?
遺伝相談とは、遺伝性疾患を持っているか、そのリスクがあるかもしれない人々に情報とサポートを提供する医療サービスです。遺伝相談では、遺伝学の専門家が個人や家族と会って、遺伝的なリスクについて話し合ったり、遺伝的な状態を診断したり、確認したり、除外したりします。
遺伝学の専門家には臨床遺伝専門医と看護学の修士課程を修めた認定遺伝看護師が含まれます。遺伝学の訓練を受けた看護師も遺伝相談を行うことができます。
相談は通常、医師のオフィス、病院、遺伝センターなど行われます。面談はほとんどの場合、個人や家族との直接の面会で行われますが、遺伝相談は、遠隔医療(テレヘルスとしても知られています)を用いて行われることもあります。これは、コンピュータ、カメラ、ビデオ会議ツール、または電話を用いて、離れた場所から相談を行うものです。
遺伝子検査外来は、たとえば将来パーキンソン病や認知症・がんなどの疾患を発症するリスクがどれくらいあるのかや、遺伝性疾患のあるお子様をもつリスクの評価、妊娠中の出生前検査などを幅広く行い、多くのご家族の家族計画や利益の最大化に資するのがその役割です。遺伝カウンセリングは、よろづ相談所感覚で是非ご利用ください。大事なことは一人で悩まないで、専門家に相談することです。遺伝カウンセリングとは患者・家族のニーズに対応する遺伝学的情報およびすべての関連情報を提供し、患者・家族がそのニーズ・価値・予想などを理解した上で意志決定ができるように援助する医療行為のことを言います。その過程で、心配している状態・病気は遺伝的に本当に心配しなければならないことなのか、本当に心配しなければならないことならば、その可能性はどの位あるのか、その可能性を避ける方法はないのか、避ける方法があるならば、それはどのような方法で、どこで受けられるのかなどの疑問に答えるために多くの情報提供を行っています。
具体的には以下のようなクライアントが多いです。
- 本人、配偶者、親、子、同胞、その他の血縁者に遺伝性疾患や先天異常の人がいて、自分あるいは自分の子が同じ病気になるのではないかと不安に思っている人。
- 結婚の相手がいとこなど血縁者であり、結婚しようかどうか迷っているカップル。
- 妊娠中に薬を服用したり、X線検査を受けたり、感染症に罹患したりして、胎児への影響を心配している妊婦。
- 高齢妊婦(一般的には35才以上)のため胎児への影響を心配している人。
- 習慣性流産のカップル。
遺伝相談外来の流れ
予約制となっております。
先ずはお電話もしくは予約ページから診療予約をお願い致します。
下記ご用意頂くとスムーズな診療が行えます。
- 親族の病気について
- ご本人の過去の病気について
- 遺伝子検査を受けられた方は結果をお持ち下さい
どんな相談ができるのか?
- 子供への遺伝の可能性についての相談
- 遺伝的に病気になり易いのかの検査・相談
- 遺伝子検査の結果に対しての相談
- 遺伝子検査後のフォローアップ相談