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出生前親子鑑定(出生前親子診断、出生前父子診断) non-invasive prenatal paternity test
あまり大きな声では言いたくないが
妊娠したけど父親候補が複数いるっ!!
どうしよう??
そんなとき.受けることができる検査があります.
NIPP non-invasive prenatal paternity test とは?
☞お子さんが生まれる前のDNA親子鑑定
NIPTと同じくcffDNA (cell free fatal DNA) とよばれる
母体血中を循環している胎児のDNA断片から、父親と胎児の親子関係を検査することを言います。
NIPPは単純に父親と胎児の父子関係をみます。
親子鑑定に使うのは、短い配列のリピートの数(STR short tandem repeat)や
SNP(一塩基多型)なので,同じようにcffDNAを使っても、
まったく違う部分をみています。
minerva-clinic.or.jp/blog/ohsawamikio-oyakokantei/
要するに、NIPPのほうが断然少ないポイントをみていますので
検査が可能となるのも妊娠週数にして7週からとNIPTより早期となります。
cffDNA(母体血中胎児DNA)は、妊娠7週から検出されるようになりますが。
NIPTでは少ないと検査結果に影響するので、一番はやい検査会社でも9週、通常の検査会社では10週からとなっています。
非侵襲的方法は、出生前の胎児と父親の関係性の決定において大多数で用いられています。
子宮や胎盤に対する浸潤が全くないため、この検査は胎児に対するリスクがまったくありません。
出生前父子鑑定では、母親の血液少量からとれる胎児由来DNAと、
父親の可能性のある男性に由来するおよび頬粘膜からDNAを採取して、出生前に父親の決定を可能とします。
cffDNAは母体血液中のセルフリーDNAの3~13%を占めています。
またcffDNAは、胎児の細胞で構成されている胎盤に由来しています。
胎盤は妊娠中に子宮内に形成される組織の壁で、胎児が妊娠中に正常な発達に必要な栄養素や酸素を受け取ることができるようにします。
胎盤関門の胎児側は何千もの微細な血管の複雑な網目構造をもち、母体側からの拡散により栄養と酸素を受け取るのです。
研究から、胎盤は単なる受動的な膜であるだけでなく、胎児の脳の発達において重要な機能を果たすことが示されています。
胎盤はセロトニンを合成し,胎児の血液供給に放出し,胎児の脳に運ばれるのですが。
このセロトニンの供給は胎児の脳の発達に必須で、この供給ができないと、子供に後期の精神的および身体的問題を引き起こす可能性があります。
胎盤は脳の発達において非常に重要であるため、出生前親子鑑定では母体から安全かつ非侵襲的に採取した静脈血の使用が強く推奨され、胎盤を傷つける恐れのある侵襲的技術の使用は推奨していません。
母体と胎児の血液自体が混ざり合うことはなく、胎児からの老廃物は胎盤を通って母体の血液供給へと拡散する。
この拡散に含まれるが、妊娠中の母体血液の正常な成分であるcffDNAなのです。
2.どうして扱うことにしたのか?
お問合せを何度か頂いておりましたが、いわゆる「医療」すなわち病気の診断や治療に結び付かないことを医療機関でするのは如何なものか、と思い扱っておりませんでした。
しかし、そうすると、希望する人は国内で扱っている衛生検査所でもない会社で受けなければならず、採血をしてくれる医療機関を探すにも苦労します。
採血だけして検体ちょうだい、っていうと怪しまれて、何に使うの?とか聞かれた挙句断られる、というのが容易に想像できますよね。
ところで、日本では法律で許可制である衛生検査所における臨床検査の精度管理ですら、しないといけないという法律がありません。
ましてや衛生検査所でもない一般の団体(株式会社)による検査には、何の縛りも当然ありません。なので、海外なら精度管理をしないといけないという法律があり、厳しい基準をクリアしているので安心に受けて頂きたいという思いを抱くようになりました。
それと、やっぱり目の前で何かお困りのことがある人に手を差し伸べたいと思う気持ちって、医師という職業には最も必要なものだとわたしは思っていて。
医療じゃないからとか、専門医だからとか、理屈をつけてそういう人たちを結局見捨てて来たんだなと思い、自分たちの立場を守るという姿勢だったのではないかと反省した、ということもあります。
そして、もう一つ理由をあげるなら、柳原病院事件(乳腺外科医が術後の患者の健側乳房を舐めたとして逮捕起訴された事件です)の公判で、公的な鑑定機関である科捜研のずさんな精度管理が問題となり,1審が無罪判決となったことでしょうか。
再現性のないずさんな実証実験方法と記録のあいまいさが問題となりました。
すると、
公的機関が信用できないのに,民間団体を信用できるのか?という疑問が生じ、
やはり扱うことで、安心して受けて頂きたいなという思いに至りました。
(今まで断られた方々、ごめんなさい)
失礼な比喩かもしれませんが、警察に寄せる信頼がセコムを下回る事がないのと
同じですよね(セコムさん、ごめんなさい)。
というわけで、今回(2019年5月)、おもいたって検査をお受けすることにしました。
第一例目のカップルは、別にほかにお相手がいるとかいうわけではなく、
ご自分が父親だと出生前に正確に確認して、父親としての自覚を早くもちたい。
とおっしゃっていて
よのなか多様でいろんなニーズがあるのだな、ととても感心しました。
ご自分の思いが実現できて,満足そうに帰られたお二人を見て、
本当によかったなと感じました。
3.精度
NIPTでは全体を見る為、母親と胎児の区別をすることが完全ではないのですが
母体には絶対存在しない父親由来の配列を見る為
出生後の一般的親子鑑定と変わらない,100%に近い正確性を誇ります。
また,お出しする検査機関はこれまでに10万件以上を検査しているこの業界では
リーダー的な存在です。
精度管理の為、検査は2回行われ,実行するスタッフは博士を持っています。
4.検体は?
母体由来は血液です。10mlを2本採取します。
父親候補由来は、口腔粘膜ぬぐい液・歯ブラシ・封筒についた唾液などで可能です。
詳細はお問い合わせください。
5.いつから?と結果が出るまでの期間は?
妊娠7週から可能です.結果が出るまでには7-10営業日をみておいてください。検査会社では正確な検査のため2本の検体で2回の検査をいたしますので、少々お時間を下さいませ。
検査が可能な曜日は、土曜午後診療(16:00~19:30)、日曜終日、月曜午前診療(10:00~13:30)となります。
6.費用は?
検査費用16万円 + 遺伝カウンセリング費用 15000円 (別途消費税)
7.相手と一緒に行けないんだけど?
女性側は血液を採取しますので、検体が5日以内に検査会社に到着する必要があります。
一方、男性側の検体は2-3週間安定しておりますので、先にお越しいただいたり、お相手の検体をお持ちいただいて女性のみお越しいただくことも可能です。
別々にお越しになる場合は、同日、または男性が先にお越しください。
8.相手に内緒でしたいんだけど?
医師には刑法で守秘義務が定められております。
秘密は守られますし、ミネルバクリニックはセンシティブな検査を扱っている医療機関ですので、基本的には他の患者さんと顔を合わせることもありません。
駅からのアクセスは良いが、奥まった目立たない場所にありますので、ストレスなくお越しいただけると思います。また、センシティブな検査ですのでご希望の方には匿名での受診をお受けいたします。
9.遠くて行にくいんだけど?
ミネルバクリニックの診療が東京・横浜・大阪・名古屋・札幌・福岡・川崎・京都・さいたま・広島・仙台など北海道から沖縄まで47都道府県どちらにお住いの方でも、お受け頂けるようになりました。これまで当院では、全国各地より妊婦さんにお起こし頂いておりました。一方で、移動による様々なリスクが伴っていることも事実で、そうしたお声にお応えすることはできないだろうかと日々考えておりました。そこで、一つ企画をさせて頂きました。
オンライン診療対象都道府県
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