AAGAB, AQP5, CAST, COL14A1, CRYL1, CTSC, DSG1, DSP, ENPP1, FAM83G, GJB2, GJB4, GJB6, JUP, KRT1, KRT14, KRT16, KRT17, KRT6A, KRT6B, KRT6C, KRT9, LOR, MBTPS2, PKP1, POMP, RHBDF2, RSPO1, SERPINB7, SLURP1, SMARCAD1, SNAP29, TAT, TRPV3, VPS33B, WNT10A ( 36遺伝子 )
各遺伝子の詳細:
・AAGAB遺伝子:
α-およびγ-アダプチン結合タンパク質をコードする遺伝子。点状掌蹠角化症1型の原因となります。
・AQP5遺伝子:
アクアポリン5(水チャネル)をコードする遺伝子。汗腺の機能に関与します。
・CAST遺伝子:
カルパスタチンをコードする遺伝子。タンパク質分解の調節に関与します。
・COL14A1遺伝子:
XIV型コラーゲンをコードする遺伝子。結合組織の構造維持に関与します。
・CRYL1遺伝子:
クリスタリンラムダ1をコードする遺伝子。
・CTSC遺伝子:
カテプシンCをコードする遺伝子。Papillon-Lefèvre症候群の原因となり、重度の歯周炎と掌蹠角化症を伴います。
・DSG1遺伝子:
デスモグレイン1をコードする遺伝子。細胞接着に関与し、掌蹠角化症と心筋症を伴う病型の原因となります。
・DSP遺伝子:
デスモプラキンをコードする遺伝子。ウーリーヘア・心筋症症候群の原因となり、不整源性心筋症を伴うことがあります。
・ENPP1遺伝子:
エクトヌクレオチドピロホスファターゼ/ホスホジエステラーゼ1をコードする遺伝子。
・FAM83G遺伝子:
FAM83Gタンパク質をコードする遺伝子。
・GJB2遺伝子:
コネキシン26をコードする遺伝子。Vohwinkel症候群やKID症候群の原因となり、難聴を伴うことが特徴的です。
・GJB4遺伝子:
コネキシン30.3をコードする遺伝子。紅色角皮症を伴う掌蹠角化症の原因となります。
・GJB6遺伝子:
コネキシン30をコードする遺伝子。Clouston症候群(外胚葉異形成症)の原因となります。
・JUP遺伝子:
プラコグロビンをコードする遺伝子。Naxos病(掌蹠角化症、ウーリーヘア、不整源性右室心筋症)の原因となります。
・KRT1遺伝子:
ケラチン1をコードする遺伝子。表皮融解性掌蹠角化症(Vörner型)の原因となります。
・KRT14遺伝子:
ケラチン14をコードする遺伝子。様々な角化異常症に関連します。
・KRT16遺伝子:
ケラチン16をコードする遺伝子。Pachyonychia congenitaなどに関連します。
・KRT17遺伝子:
ケラチン17をコードする遺伝子。Pachyonychia congenitaなどに関連します。
・KRT6A遺伝子:
ケラチン6Aをコードする遺伝子。Pachyonychia congenita(爪甲肥厚症)に関連します。
・KRT6B遺伝子:
ケラチン6Bをコードする遺伝子。Pachyonychia congenitaに関連します。
・KRT6C遺伝子:
ケラチン6Cをコードする遺伝子。掌蹠角化症に関連します。
・KRT9遺伝子:
ケラチン9をコードする遺伝子。非表皮融解性掌蹠角化症(Unna-Thost病)の最も一般的な原因の一つです。
・LOR遺伝子:
ロリクリンをコードする遺伝子。角質層の形成に関与し、Vohwinkel症候群の一部の症例の原因となります。
・MBTPS2遺伝子:
膜結合転写因子プロテアーゼ、部位2をコードするX連鎖遺伝子。
・PKP1遺伝子:
プラコフィリン1をコードする遺伝子。掌蹠角化症と皮膚脆弱性を伴います。
・POMP遺伝子:
プロテアソーム成熟タンパク質をコードする遺伝子。
・RHBDF2遺伝子:
Rhomboid 5 homolog 2をコードする遺伝子。
・RSPO1遺伝子:
R-spondin 1をコードする遺伝子。
・SERPINB7遺伝子:
セリンプロテアーゼ阻害剤をコードする遺伝子。Nagashima型掌蹠角化症の原因となります。
・SLURP1遺伝子:
分泌型Ly-6/uPAR関連タンパク質1をコードする遺伝子。Mal de Meleda(メレダ病)の原因となります。
・SMARCAD1遺伝子:
SWI/SNF関連マトリクス関連アクチン依存性クロマチン調節因子をコードする遺伝子。
・SNAP29遺伝子:
シナプトソーム関連タンパク質29をコードする遺伝子。CEDNIK症候群に関連します。
・TAT遺伝子:
チロシンアミノトランスフェラーゼをコードする遺伝子。チロシン血症II型の原因となり、掌蹠角化症を伴います。
・TRPV3遺伝子:
陽イオンチャネルTRPV3をコードする遺伝子。オルムステッド症候群の原因となります。
・VPS33B遺伝子:
液胞タンパク質選別33 homolog Bをコードする遺伝子。
・WNT10A遺伝子:
Wntファミリーメンバー10Aをコードする遺伝子。外胚葉異形成症に関連します。