ABCA12, ABHD5, ALDH3A2, ALOX12B, ALOXE3, AP1S1, ARSE, CASP14, CERS3, CLDN1, CRYL1, CYP4F22, EBP, ELOVL4, ERCC2, ERCC3, FLG, GJA1, GJB2, GJB3, GJB4, GJB6, GTF2H5, KRT1, KRT10, KRT2, KRT9, LIPN, LOR, MPLKIP, NIPAL4, PEX7, PHYH, PNPLA1, POMP, SLC27A4, SNAP29, SPINK5, ST14, STS, SUMF1, TGM1, TGM5, VPS33B ( 44遺伝子 )
各遺伝子の詳細:
・ABCA12遺伝子:
ATP結合カセットトランスポーターA12をコードする遺伝子。道化師様魚鱗癬の原因となる最も重要な遺伝子です。
・ABHD5遺伝子:
α/β加水分解酵素ドメイン含有タンパク質5をコードする遺伝子。ドルフマン・シャナリン症候群(中性脂肪蓄積症)の原因となります。
・ALDH3A2遺伝子:
脂肪アルデヒド脱水素酵素をコードする遺伝子。シェーグレン・ラルソン症候群の原因となります。
・ALOX12B遺伝子:
12-リポキシゲナーゼをコードする遺伝子。常染色体劣性先天性魚鱗癬の原因となります。
・ALOXE3遺伝子:
表皮型リポキシゲナーゼをコードする遺伝子。常染色体劣性先天性魚鱗癬の原因となります。
・AP1S1遺伝子:
アダプタータンパク質複合体1シグマサブユニットをコードする遺伝子。MEDNIK症候群の原因となります。
・ARSE遺伝子:
アリルスルファターゼEをコードする遺伝子。X連鎖性魚鱗癬の一部の原因となります。
・CASP14遺伝子:
カスパーゼ14をコードする遺伝子。皮膚のバリア機能に関与します。
・CERS3遺伝子:
セラミド合成酵素3をコードする遺伝子。常染色体劣性先天性魚鱗癬の原因となります。
・CLDN1遺伝子:
クローディン1をコードする遺伝子。NISCH症候群の原因となります。
・CRYL1遺伝子:
クリスタリンラムダ1をコードする遺伝子。
・CYP4F22遺伝子:
シトクロムP450ファミリー4サブファミリーFメンバー22をコードする遺伝子。葉状魚鱗癬の原因となります。
・EBP遺伝子:
エモパミル結合タンパク質をコードする遺伝子。CHILD症候群やConradi-Hünermann-Happle症候群の原因となります。
・ELOVL4遺伝子:
長鎖脂肪酸伸長酵素4をコードする遺伝子。
・ERCC2遺伝子:
除去修復クロスコンプリメンティング2をコードする遺伝子。Trichothiodystrophyの原因となります。
・ERCC3遺伝子:
除去修復クロスコンプリメンティング3をコードする遺伝子。Trichothiodystrophyの原因となります。
・FLG遺伝子:
フィラグリンをコードする遺伝子。尋常性魚鱗癬の主要な原因遺伝子で、最も頻度が高いです。
・GJA1遺伝子:
コネキシン43をコードする遺伝子。
・GJB2遺伝子:
コネキシン26をコードする遺伝子。KID症候群の原因となります。
・GJB3遺伝子:
コネキシン31をコードする遺伝子。紅斑性角化症の原因となります。
・GJB4遺伝子:
コネキシン30.3をコードする遺伝子。紅斑性角化症の原因となります。
・GJB6遺伝子:
コネキシン30をコードする遺伝子。
・GTF2H5遺伝子:
一般転写因子IIHサブユニット5をコードする遺伝子。Trichothiodystrophyの原因となります。
・KRT1遺伝子:
ケラチン1をコードする遺伝子。表皮融解性魚鱗癬の原因となります。
・KRT10遺伝子:
ケラチン10をコードする遺伝子。表皮融解性魚鱗癬の原因となります。
・KRT2遺伝子:
ケラチン2をコードする遺伝子。表在性表皮融解性魚鱗癬の原因となります。
・KRT9遺伝子:
ケラチン9をコードする遺伝子。掌蹠角化症に関連します。
・LIPN遺伝子:
リパーゼNをコードする遺伝子。
・LOR遺伝子:
ロリクリンをコードする遺伝子。Vohwinkel症候群の原因となります。
・MPLKIP遺伝子:
M期ホスホタンパク質9様タンパク質をコードする遺伝子。
・NIPAL4遺伝子:
NIPA様ドメイン含有タンパク質4をコードする遺伝子。常染色体劣性先天性魚鱗癬の原因となります。
・PEX7遺伝子:
ペルオキシソーム生合成因子7をコードする遺伝子。レフサム病の一部の原因となります。
・PHYH遺伝子:
フィタノイルCoAヒドロキシラーゼをコードする遺伝子。レフサム病の主要な原因遺伝子です。
・PNPLA1遺伝子:
パテンチンライクホスホリパーゼドメイン含有タンパク質1をコードする遺伝子。常染色体劣性先天性魚鱗癬の原因となります。
・POMP遺伝子:
プロテアソーム成熟タンパク質をコードする遺伝子。
・SLC27A4遺伝子:
溶質輸送担体ファミリー27メンバー4をコードする遺伝子。魚鱗癬を伴う無汗性外胚葉異形成症の原因となります。
・SNAP29遺伝子:
シナプトソーム関連タンパク質29をコードする遺伝子。CEDNIK症候群の原因となります。
・SPINK5遺伝子:
セリンプロテアーゼインヒビターカザールタイプ5をコードする遺伝子。ネザートン症候群の原因となります。
・ST14遺伝子:
抑制膜結合型セリンプロテアーゼ14をコードする遺伝子。
・STS遺伝子:
ステロイドスルファターゼをコードする遺伝子。X連鎖性魚鱗癬(ステロイドスルファターゼ欠損症)の原因となります。
・SUMF1遺伝子:
スルファターゼ修飾因子1をコードする遺伝子。多発性スルファターゼ欠損症の原因となります。
・TGM1遺伝子:
トランスグルタミナーゼ1をコードする遺伝子。葉状魚鱗癬の主要な原因遺伝子です。
・TGM5遺伝子:
トランスグルタミナーゼ5をコードする遺伝子。掌蹠角化症と剥離性角化症に関連します。
・VPS33B遺伝子:
液胞タンパク質選別33ホモログBをコードする遺伝子。関節拘縮・腎障害・胆汁うっ滞症候群の原因となります。