ACADM、ACADS、ACADVL、ALDH18A1、ARG1、ASL、ASS1、ATP5F1E、ATPAF2、BCKDHA、BCKDHB、BCS1L、BTD、CA5A、CPS1、CPT1A、CPT2、DBT、DLD、ETFA、ETFB、ETFDH、GLUD1、GLUL、HADHA、HADHB、HCFC1、HLCS、HMGCL、HMGCS2、IVD、MCCC1、MCCC2、MMAA、MMAB、MMACHC、MUT、NAGS、OAT、OTC、PC、PCCA、PCCB、PYY、SLC22A5、SLC25A13、SLC25A15、SLC25A20、SLC7A7、SUCLA2、SUCLG1、TMEM70、TTC19、TUFM、UQCRB、UQCRQ(56遺伝子)
尿素サイクル関連遺伝子:
・NAGS遺伝子:
N-アセチルグルタミン酸合成酵素をコードする遺伝子。尿素サイクルの最初の段階を活性化します。常染色体劣性遺伝。
・CPS1遺伝子:
カルバモイルリン酸合成酵素Iをコードする遺伝子。尿素サイクルの最初の酵素。常染色体劣性遺伝。最も重症な尿素サイクル異常症の一つ。
・OTC遺伝子:
オルニチントランスカルバミラーゼをコードする遺伝子。最も頻度の高い尿素サイクル異常症。X連鎖遺伝。
・ASS1遺伝子:
アルギニノコハク酸合成酵素をコードする遺伝子。シトルリン血症I型の原因。常染色体劣性遺伝。
・ASL遺伝子:
アルギニノコハク酸リアーゼをコードする遺伝子。アルギニノコハク酸尿症の原因。常染色体劣性遺伝。
・ARG1遺伝子:
アルギナーゼIをコードする遺伝子。尿素サイクルの最終段階の酵素。常染色体劣性遺伝。
・SLC25A15遺伝子:
オルニチントランスロカーゼをコードする遺伝子。オルニチンをミトコンドリア内に輸送。常染色体劣性遺伝。
・SLC25A13遺伝子:
シトリン(アスパラギン酸・グルタミン酸輸送体)をコードする遺伝子。シトルリン血症II型の原因。常染色体劣性遺伝。日本人に比較的多い。
・GLUD1遺伝子:
グルタミン酸脱水素酵素をコードする遺伝子。高インスリン血症・高アンモニア血症症候群の原因。
・GLUL遺伝子:
グルタミン合成酵素をコードする遺伝子。先天性グルタミン合成酵素欠損症の原因。
・CA5A遺伝子:
炭酸脱水酵素VAをコードする遺伝子。尿素サイクルに関与。
・OAT遺伝子:
オルニチンアミノトランスフェラーゼをコードする遺伝子。高オルニチン血症の原因。
・SLC7A7遺伝子:
Y+Lアミノ酸トランスポーターをコードする遺伝子。リジン尿性タンパク不耐症の原因。
・ALDH18A1遺伝子:
デルタ1-ピロリン-5-カルボキシル酸合成酵素をコードする遺伝子。
有機酸代謝異常症関連遺伝子:
・MUT遺伝子:
メチルマロニルCoAムターゼをコードする遺伝子。メチルマロン酸血症の原因。
・MMAA、MMAB、MMACHC遺伝子:
ビタミンB12代謝に関与する遺伝子。メチルマロン酸血症やホモシスチン尿症の原因。
・PCCA、PCCB遺伝子:
プロピオニルCoAカルボキシラーゼをコードする遺伝子。プロピオン酸血症の原因。
・MCCC1、MCCC2遺伝子:
3-メチルクロトニルCoAカルボキシラーゼをコードする遺伝子。3-メチルクロトニルCoAカルボキシラーゼ欠損症の原因。
・IVD遺伝子:
イソバレリルCoA脱水素酵素をコードする遺伝子。イソ吉草酸血症の原因。
・BCKDHA、BCKDHB、DBT、DLD遺伝子:
分岐鎖α-ケト酸脱水素酵素複合体をコードする遺伝子。メープルシロップ尿症の原因。
・HMGCL、HMGCS2遺伝子:
3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリルCoAリアーゼおよび合成酵素をコードする遺伝子。ケトン体代謝に関与。
脂肪酸酸化異常症関連遺伝子:
・ACADM遺伝子:
中鎖アシルCoA脱水素酵素(MCAD)をコードする遺伝子。最も頻度の高い脂肪酸酸化異常症。
・ACADS遺伝子:
短鎖アシルCoA脱水素酵素(SCAD)をコードする遺伝子。
・ACADVL遺伝子:
超長鎖アシルCoA脱水素酵素(VLCAD)をコードする遺伝子。
・HADHA、HADHB遺伝子:
三頭酵素(MTP)をコードする遺伝子。長鎖3-ヒドロキシアシルCoA脱水素酵素(LCHAD)欠損症の原因。
・CPT1A、CPT2遺伝子:
カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼをコードする遺伝子。
・SLC22A5遺伝子:
カルニチントランスポーターをコードする遺伝子。原発性カルニチン欠乏症の原因。
・SLC25A20遺伝子:
カルニチン・アシルカルニチントランスロカーゼをコードする遺伝子。
・ETFA、ETFB、ETFDH遺伝子:
電子伝達フラビンタンパク質をコードする遺伝子。グルタル酸血症II型の原因。
ミトコンドリア病・その他関連遺伝子:
・PC遺伝子:
ピルビン酸カルボキシラーゼをコードする遺伝子。ピルビン酸カルボキシラーゼ欠損症の原因。
・SUCLA2、SUCLG1遺伝子:
コハク酸CoAリガーゼをコードする遺伝子。ミトコンドリア病の原因。
・ATP5F1E、ATPAF2、TMEM70遺伝子:
ATP合成酵素関連遺伝子。ミトコンドリア病の原因。
・BCS1L、TTC19、TUFM、UQCRB、UQCRQ遺伝子:
ミトコンドリア呼吸鎖複合体に関与する遺伝子。
・BTD遺伝子:
ビオチニダーゼをコードする遺伝子。ビオチニダーゼ欠損症の原因。
・HLCS遺伝子:
ホロカルボキシラーゼ合成酵素をコードする遺伝子。ホロカルボキシラーゼ合成酵素欠損症の原因。
・HCFC1遺伝子:
細胞増殖因子をコードする遺伝子。代謝異常に関与。
・PYY遺伝子:
ペプチドYYをコードする遺伝子。