AARS, ASAH1, ATL1, ATP7A, BSCL2, DNM2, DNMT1, DYNC1H1, EGR2, FGD4, GARS, GDAP1, GJB1, GLA, HSPB1, HSPB8, KIF1B, LITAF, LMNA, LRSAM1, MED25, MFN2, MME, MPZ, MTMR2, NDRG1, NEFL, PMP22, PRX, RAB7A, REEP1, SBF2, SCN9A, SH3TC2, SPAST, SPG11, SPTLC1, SPTLC2, TRPV4, TTR, YARS ( 41遺伝子 )
各遺伝子の詳細:
・AARS遺伝子:
アラニルtRNA合成酵素をコードする遺伝子。CMT2Nの原因となります。
・ASAH1遺伝子:
酸性セラミダーゼをコードする遺伝子。脊髄性筋萎縮症とニューロパチーに関連します。
・ATL1遺伝子:
アトラスチン1をコードする遺伝子。HSAN1Dや遺伝性痙性対麻痺の原因となります。
・ATP7A遺伝子:
銅輸送ATPアーゼをコードする遺伝子。X連鎖遺伝形式のニューロパチーの原因となります。
・BSCL2遺伝子:
セイピン(seipin)をコードする遺伝子。CMT2やdHMNの原因となり、脂肪萎縮症を伴うことがあります。
・DNM2遺伝子:
ダイナミン2をコードする遺伝子。中間型CMTやCNMの原因となります。
・DNMT1遺伝子:
DNAメチルトランスフェラーゼ1をコードする遺伝子。HSANと認知症を伴う疾患の原因となります。
・DYNC1H1遺伝子:
ダイニン重鎖1をコードする遺伝子。CMT2OやSMA-LEDの原因となります。
・EGR2遺伝子:
初期成長応答タンパク質2をコードする遺伝子。CMT1DやCMT4Eの原因となります。
・FGD4遺伝子:
FYVE、RhoGEFおよびPHドメイン含有4をコードする遺伝子。CMT4Hの原因となります。
・GARS遺伝子:
グリシルtRNA合成酵素をコードする遺伝子。CMT2DやdHMNの原因となります。
・GDAP1遺伝子:
ガングリオシド誘導性分化関連タンパク質1をコードする遺伝子。CMT4AやCMT2の原因となります。
・GJB1遺伝子:
コネキシン32をコードする遺伝子。X連鎖型CMT(CMTX1)の最も頻度の高い原因です。
・GLA遺伝子:
α-ガラクトシダーゼAをコードする遺伝子。ファブリー病に伴うニューロパチーの原因となります。
・HSPB1遺伝子:
熱ショックタンパク質27(HSP27)をコードする遺伝子。CMT2FやdHMNの原因となります。
・HSPB8遺伝子:
熱ショックタンパク質22(HSP22)をコードする遺伝子。CMT2LやdHMNの原因となります。
・KIF1B遺伝子:
キネシンファミリーメンバー1Bをコードする遺伝子。CMT2A1の原因となります。
・LITAF遺伝子:
リポポリサッカライド誘導腫瘍壊死因子αをコードする遺伝子。CMT1Cの原因となります。
・LMNA遺伝子:
ラミンA/Cをコードする遺伝子。CMT2B1や多様な疾患の原因となります。
・LRSAM1遺伝子:
ロイシンリッチリピートおよびステリルαモチーフ含有1をコードする遺伝子。CMT2Pの原因となります。
・MED25遺伝子:
メディエーター複合体サブユニット25をコードする遺伝子。CMT2B2の原因となります。
・MFN2遺伝子:
ミトフシン2をコードする遺伝子。CMT2Aの最も頻度の高い原因で、ミトコンドリアの融合に関与します。
・MME遺伝子:
膜メタロエンドペプチダーゼ(ネプリライシン)をコードする遺伝子。常染色体劣性軸索型CMTの原因となります。
・MPZ遺伝子:
ミエリン蛋白質ゼロをコードする遺伝子。CMT1BやCMT2の原因となります。
・MTMR2遺伝子:
ミオチュブラリン関連タンパク質2をコードする遺伝子。CMT4B1の原因となります。
・NDRG1遺伝子:
N-ミリストイル化関連タンパク質1をコードする遺伝子。CMT4Dの原因となります。
・NEFL遺伝子:
ニューロフィラメント軽鎖をコードする遺伝子。CMT2EやCMT1Fの原因となります。
・PMP22遺伝子:
末梢ミエリン蛋白質22をコードする遺伝子。CMT1A(遺伝子重複)の最も頻度の高い原因です(CMT全体の約70%)。
・PRX遺伝子:
ペリアキシンをコードする遺伝子。CMT4FやDSS(デジェリーヌ・ソッタス病)の原因となります。
・RAB7A遺伝子:
RAB7A、Ras関連GTP結合タンパク質をコードする遺伝子。CMT2Bの原因となります。
・REEP1遺伝子:
受容体付随タンパク質1をコードする遺伝子。dHMNや遺伝性痙性対麻痺の原因となります。
・SBF2遺伝子:
SET結合因子2をコードする遺伝子。CMT4B2の原因となります。
・SCN9A遺伝子:
ナトリウム電位依存性チャネルα9サブユニットをコードする遺伝子。小径線維ニューロパチーや先天性無痛症の原因となります。
・SH3TC2遺伝子:
SH3ドメインおよびテトラトリコペプチドリピート含有2をコードする遺伝子。CMT4Cの原因となります。
・SPAST遺伝子:
スパスチンをコードする遺伝子。遺伝性痙性対麻痺やニューロパチーの原因となります。
・SPG11遺伝子:
痙性対麻痺11をコードする遺伝子。遺伝性痙性対麻痺とニューロパチーの原因となります。
・SPTLC1遺伝子:
セリンパルミトイルトランスフェラーゼ長鎖基質サブユニット1をコードする遺伝子。HSAN1Aの原因となります。
・SPTLC2遺伝子:
セリンパルミトイルトランスフェラーゼ長鎖基質サブユニット2をコードする遺伝子。HSAN1Cの原因となります。
・TRPV4遺伝子:
陽イオンチャネルTRPV4をコードする遺伝子。CMT2CやSMA-SCMEDの原因となります。
・TTR遺伝子:
トランスサイレチンをコードする遺伝子。家族性アミロイドポリニューロパチーの原因となります。
・YARS遺伝子:
チロシルtRNA合成酵素をコードする遺伝子。中間型CMTの原因となります。