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VPS13A遺伝子

VPS13A遺伝子

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遺伝子 ACUOLAR PROTEIN SORTING 13 HOMOLOG A; VPS13A
遺伝子機能 小胞体とミトコンドリアの間での脂質の移動を可能にする小胞体-ミトコンドリア接触部位の形成や安定化に必要である。脂質滴のサイズと運動性を負に制御する。リソソームでのタンパク質の分解に必要。
疾患 有棘赤血球舞踏病
スーパーNIPTジーンプラスの検査対象バリアント c.6059delC (p.Pro2020fs)
検出率 >67%
分布 アシュケナージ系ユダヤ
引用 Rampoldi, L. et al. (2001); Dobson-Stone,
C. et al. (2002); Siegl, C. et al. (2013);
Lossos, A. et al. (2005)
程度 重度
遺伝形式 常染色体劣性
症状 1)好発年齢は若年成人 ( 平均 30 歳代 ) であるが、発症年齢の分布は思春期から老年期に及び、緩徐に増悪する。
2)常染色体劣性遺伝が基本である。( 優性遺伝形式に見えることもある。)
3)口周囲 ( 口、舌、顔面、頬部など ) の舞踏運動が目立ち、自傷行為による唇、舌の咬傷を見ることが多い。咬唇や咬舌は初期には目立たないこともある。
4)口舌不随意運動により、構音障害、嚥下障害を来す。
5)体幹・四肢に見られる不随意運動は舞踏運動とジストニアを主体とする。
6)てんかんが見られることがある。
7)脱抑制、強迫症状などの神経精神症状や認知障害がしばしば認められる。
8)軸索障害を主体とする末梢神経障害があり、下肢遠位優位の筋萎縮、脱力、腱反射低下・消失を来す。
頻度 全国で100名
保因者頻度
新生児マススクリーニング

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プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

仲田洋美のプロフィールはこちら

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