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USH1C遺伝子

USH1C遺伝子

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遺伝子名 USH1 PROTEIN NETWORK COMPONENT HARMONIN; USH1C
遺伝子座MIM番号 605242
遺伝子機能 USH1C、USH1G、CDH23、MYO7Aによって形成される機能的ネットワークの一部であり、蝸牛の有毛細胞における機械的伝達を仲介する。蝸牛の有毛細胞束の正常な発達と維持に必要である。IMAC(Intermicrovillar adhesion complex)の一部として、刷子縁(さっしえん、brush border)の分化に関与し、微絨毛の構成と長さを制御している。CDHR2, CDHR5, MYO7Bを微小絨毛の先端にリクルートすることで、複合体の形成に中心的な役割を果たしていると考えられる。
遺伝子座 11p15.1
関係する疾患名1 Deafness, autosomal recessive 18A 常染色体劣性難聴18A型
遺伝形式 常染色体劣性
疾患頻度
症状など 感音性難聴を生じるが、前庭機能と視覚機能は正常である。
表現型MIM番号 602092
関係する疾患名2 Usher syndrome, type 1C アッシャー症候群1C型
遺伝形式 常染色体劣性
疾患頻度
症状など アッシャー症候群I型は、常染色体劣性遺伝であり、意味不明の言語を伴う高度な先天性聴覚障害、通常、生後10年以内に明らかになる早期網膜色素変性、および恒常的な前庭機能障害を特徴とする。I型とII型は、難聴の重症度と前庭病変の程度によって区別される。I型の患者は重度の難聴であるのに対し、II型の患者は「難聴」である。I型の患者では前庭機能が欠損しているが、II型の患者では前庭機能が正常である。III型の患者は、進行性の難聴である。
表現型MIM番号 276904

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プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

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