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てんかん包括的遺伝子検査(NGSパネル)|ミネルバクリニック

てんかん包括的遺伝子検査(NGSパネル)|ミネルバクリニック

てんかんとは

てんかん(Epilepsy)は、脳の神経細胞が異常に興奮することにより、反復性の発作を引き起こす慢性的な神経疾患です。発作は意識障害、けいれん、異常な感覚や行動など、多様な症状として現れます。てんかんは通常、誘因なく24時間以上の間隔をおいて2回以上の発作が起こった場合に診断されます。

てんかんは世界中で約5,000万人が罹患しており、日本でも人口の約0.5~1.0%(約100人に1人)が発症する身近な疾患です。発症年齢は幅広く、乳幼児期から高齢期まで、どの年齢層でも発症する可能性があります。

てんかんの原因は多岐にわたり、脳損傷、脳卒中、感染症、腫瘍、遺伝的要因などがあります。しかし、約60~70%のケースでは明確な原因が特定されません。遺伝的要因は特に小児期発症のてんかんで重要な役割を果たしており、特定の遺伝子変異がてんかん発症リスクを高めることが知られています。

症状と病態

てんかんの症状は、発作の種類や脳の影響を受ける部位によって大きく異なります。てんかん発作は、国際てんかん連盟(ILAE)の分類に従い、焦点起始発作(部分発作)、全般起始発作、起始不明発作に分類されます。

主な発作型

  • 全般起始発作:両側大脳半球のネットワークに起源をもつ発作。意識障害を伴うことが多い
    • 強直間代発作(大発作):全身の筋肉が硬直し、その後リズミカルなけいれんが起こる
    • 欠神発作:数秒間の意識消失、瞬きなどの微細な動きを伴うことがある
    • ミオクロニー発作:突然の短い筋肉の収縮
    • 脱力発作:突然の筋緊張の消失
    • てんかん性スパズム:主に乳児期に見られる特徴的な発作
  • 焦点起始発作:一側大脳半球のネットワーク内に起源をもつ発作
    • 焦点意識保持発作:意識を保ったまま発作が起こる
    • 焦点意識減損発作:意識障害を伴う発作

てんかん発作に関連する症状

  • けいれん(全身または一部の筋肉の不随意運動)
  • 意識消失または意識の変容
  • 一時的な混乱状態
  • 凝視(staring spell)
  • 制御不能な手足の動き
  • 突然の恐怖感や不安感
  • 感覚異常(視覚、聴覚、嗅覚、味覚の異常)
  • 自動症(無意識的な反復動作)

てんかん脳症

一部のてんかんでは、頻繁な発作や異常な脳波活動により認知機能や発達に影響を及ぼす「てんかん脳症」を引き起こすことがあります。特に乳幼児期や小児期に発症するてんかん脳症は、知的障害や発達遅滞を伴うことが多く、早期診断と適切な治療が重要です。

進行と予後

てんかんの予後は原因や発作型によって大きく異なります。約70%の患者さんは抗てんかん薬により発作をコントロールできますが、残りの30%は薬剤抵抗性てんかんとして治療に難渋します。小児期に発症する一部の良性てんかんは、成長とともに自然寛解することもあります。

遺伝形式と原因遺伝子

てんかんは遺伝学的に非常に多様性が高い疾患群です。単一遺伝子変異によるてんかん(モノジェニック・てんかん)から、複数の遺伝子と環境要因が複雑に関与する多因子遺伝性てんかんまで、様々な遺伝形式が存在します。

遺伝性てんかんの特徴

てんかん全体としては遺伝傾向は比較的弱いとされていますが、特定のてんかん症候群では遺伝的要因が強く関与することが知られています。遺伝性てんかんは以下のような遺伝形式をとります:

  • 常染色体優性(顕性)遺伝:片方の親から変異遺伝子を受け継ぐだけで発症するリスクが高まる形式。子どもが変異を受け継ぐ確率は50%です。家族性側頭葉てんかん、若年性ミオクローヌスてんかんの一部などがこの形式をとります。
  • 常染色体劣性(潜性)遺伝:両親がともに保因者で、子どもが両親から変異遺伝子を受け継いだ場合(確率25%)に発症する形式。進行性ミオクローヌスてんかんの一部などがこの形式をとります。
  • X連鎖遺伝:X染色体上の遺伝子変異による形式。主に男性に発症し、女性は保因者となることが多い。
  • 多因子遺伝:複数の遺伝子変異と環境要因が複合的に作用して発症する形式。特発性全般てんかんの多くがこのタイプです。

主な原因遺伝子

現在までに多数のてんかん関連遺伝子が同定されており、その機能は多岐にわたります:

  • イオンチャネル遺伝子:SCN1A、SCN2A、SCN8A、KCNQ2、KCNQ3など。神経細胞の興奮性を調節するイオンチャネルをコードし、これらの変異は様々なてんかん症候群の原因となります。
  • シナプス関連遺伝子:STXBP1、SYN1、GABRA1など。神経伝達物質の放出や受容に関与する遺伝子です。
  • 代謝関連遺伝子:ALDH7A1、PNPO、AMTなど。神経伝達物質の代謝やエネルギー代謝に関与する遺伝子です。
  • 構造タンパク質遺伝子:TUBA1A、DCX、LIS1など。脳の発達や神経細胞の移動に関与する遺伝子です。
  • 転写因子遺伝子:FOXG1、MEF2C、TCF4など。遺伝子発現の調節に関与する遺伝子です。

代表的な遺伝性てんかん症候群

  • ドラベ症候群(重症乳児ミオクロニーてんかん):SCN1A遺伝子変異が主な原因。生後1歳前後に発熱に伴う長時間のけいれんで発症し、その後様々な発作型が出現します。
  • ウエスト症候群:多様な原因遺伝子(ARX、CDKL5、STK9など)が知られています。乳児期に特徴的なスパズム発作、精神運動発達遅滞、脳波異常(ヒプスアリスミア)を呈します。
  • 良性家族性新生児てんかん:KCNQ2、KCNQ3遺伝子変異が原因。新生児期に発症し、通常は数ヶ月で自然寛解します。
  • 若年性ミオクローヌスてんかん:多因子遺伝が基本ですが、一部で単一遺伝子変異(EFHC1、GABRA1など)が同定されています。
  • 進行性ミオクローヌスてんかん:EPM2A、NHLRC1、CSTB、CLN遺伝子群などの変異が原因。ミオクローヌス、てんかん発作、進行性の神経変性を特徴とします。

当検査パネルでは、これらのてんかん関連遺伝子を含む1057の遺伝子を包括的に解析することで、遺伝性てんかんの原因を効率的に特定することが可能です。

ミネルバクリニックのてんかん包括的遺伝子パネル検査の特徴

「てんかん包括的NGSパネル検査」とは、現在てんかんの原因として報告されている1057の遺伝子に異常があるかどうかを、一度に調べられる検査方法です。

従来の検査方法の場合、複数の関連遺伝子を調べるために、A遺伝子の検査をして異常がなければ次にB遺伝子を検査する、というように何度も検査する必要がありました。もちろん、検査のたびに高額な料金がかかります。

何度も検査することでかかる費用や手間は、患者さんにとって大きな負担になります。ミネルバクリニックではそうした不便を解消するために、てんかんに関連する1057遺伝子を一度に調べられる「てんかん包括的NGSパネル検査」を採用しています。

一般的な遺伝子検査のメリットとデメリットについてはこちらのページをご覧ください。

1.費用がリーズナブル

一般的な医療機関でてんかんの遺伝子検査を行う場合、単一遺伝子ごとに数万円から数十万円の費用がかかることが多く、複数の遺伝子を調べる場合は非常に高額になります。

当院では、てんかんに関係するとされる1057の遺伝子を一度に調べられる「てんかん包括的NGSパネル検査」をリーズナブルに受けられます。(費用はページの一番下をご確認ください。)

2.結果が出るまでがはやい

一般的な医療機関で行えるてんかんの遺伝子検査の場合、結果が出るまでには通常数週間から数ヶ月かかることがあります。また、単一遺伝子の検査で異常が見つからなかった場合、追加の遺伝子検査が必要になることもあります。

当院で行う「てんかん包括的NGSパネル検査」の場合、1057の遺伝子を、2~3週間程度で一度に調べることが可能です。

3.一気にまとめてできる

臨床症状からてんかんを疑って単一遺伝子検査を行っても、病的変異が見つからないことがあります。また、他の遺伝子に変異があるかどうかまでは分かりません。

当院で行う「てんかん包括的NGSパネル検査」ならば、臨床的に重要な1057の原因遺伝子を同時に検査できるという利点があります。

オプション

塩基配列 (料金に含まれる)
欠失・挿入 (料金に含まれる)
至急:結果が出るまでの期間が約7日短くなります。 33,000円
VUS除外 *VUS(variant of unknown significance)とは病的意義がよく分かっていない変異の事を指します。(無料)

検査内容

「てんかん包括的NGSパネル検査」では、てんかんに関係するとされる1057種類の遺伝子をまとめて検査します。これには新生児期、小児期、青年期・成人期、進行性ミオクローヌスてんかんパネルに含まれるすべての遺伝子が含まれています。

本パネルは、脳症、てんかん、発作、攣縮などの症状を臨床所見として呈する可能性のある症候性または非症候性疾患に関連する包括的な遺伝子セットを含むように設計されています。

「てんかん包括的NGSパネル検査」は、てんかんの遺伝的原因をお持ちの方を見つける可能性を高められると同時に、現在および将来的に活用できる情報を提供します。

どんな人が受けたらいいの?

【てんかんの個人歴または家族歴のある方】に
「てんかん包括的NGSパネル検査」を受けることをおすすめします。

この検査は以下のような方に適しています:
・反復性の発作がある方
・2回以上の無誘発性発作を経験した方
・けいれん発作がある方
・意識消失や意識変容を繰り返す方
・原因不明の脳症と診断された方
・発達遅滞や知的障害を伴う発作がある方
・新生児期や乳児期に発症した難治性発作がある方
・薬剤抵抗性てんかんの方
・てんかんまたは関連疾患の家族歴がある方
・将来子どもを持つことを考えている保因者の方で、リスク評価を希望される方

このパネル検査は、血液、抽出DNA、頬粘膜スワブ、または唾液検体で実施可能です。モザイク現象の検出は目的としておらず、腫瘍組織での検査は適応外です。

検査で得られる患者さんの潜在的利益は?

遺伝子検査により原因が判明すると、てんかんの診断確定や、適切な治療・管理方針の決定に役立ちます。また、リスクが判明した場合には、適切な抗てんかん薬の選択、生活習慣の改善、定期的なモニタリングを行うことができます。

遺伝子検査により以下の利益が期待できます:
・適切な診断の確立または確認
・てんかん症候群の正確な分類
・最適な抗てんかん薬の選択
・避けるべき薬剤の特定(例:SCN1A変異がある場合のナトリウムチャネル遮断薬)
・外科治療の適応判断
・発作誘発因子の同定
・合併症のリスク評価と管理
・疾患の進行予測と長期的な管理計画の立案
・追加の関連症状のリスクの特定
・関連リソースやサポートへの患者の接続
・より個別化された治療と症状管理
・家族の危険因子に関する情報提供
・家族計画のためのオプション提供
・出生前・着床前診断の選択肢提供

患者さんで病原性変異が同定された場合、遺伝形式に応じて家族の発症リスクが異なります。常染色体優性遺伝の場合は子どもが発症するリスクは50%、常染色体劣性遺伝の場合は兄弟姉妹が発症するリスクは25%です。家族を検査することでそのリスクを明らかにすることが重要です。

対象遺伝子

詳しくはこちら

AARS, AARS2, ABAT, ABCC8, ABHD16A, ACOX1, ACTB, ACTG1, ACTL6B, ACY1, ADAM22, ADAR, ADARB1, ADAT3, ADCY5, ADGRG1, ADGRL1, ADGRV1, ADNP, ADPRHL2, ADRA2B, ADSL, AFDN, AFF3, AFG3L2, AGA, AGMO, AGO1, AHDC1, AHI1, AIMP1, AKT1, AKT3, ALDH3A2, ALDH4A1, ALDH5A1, ALDH7A1, ALG1, ALG11, ALG12, ALG13, ALG14, ALG2, ALG3, ALG6, ALG8, ALG9, ALKBH8, ALPL, AMACR, AMPD2, AMT, ANK3, ANKRD11, ANKRD17, AP1G1, AP2M1, AP3B2, AP3D1, AP4B1, AP4M1, APC2, ARF1, ARFGEF1, ARFGEF2, ARG1, ARHGEF15, ARHGEF9, ARID1A, ARID1B, ARL13B, ARSA, ARSB, ARV1, ARX, ASAH1, ASH1L, ASNS, ASPA, ASPM, ASTN1, ASXL2, ASXL3, ATAD1, ATIC, ATN1, ATP13A2, ATP1A1, ATP1A2, ATP1A3, ATP2A2, ATP2B1, ATP5F1A, ATP5F1E, ATP5MC3, ATP5PO, ATP6AP2, ATP6V0A1, ATP6V0A2, ATP6V0C, ATP6V1A, ATP6V1B2, ATP7A, ATPAF2, ATRX, AUH, AUTS2, B3GALNT2, B4GALT1, B4GAT1, BAP1, BCAS3, BCKDHA, BCKDHB, BCKDK, BCL11A, BCS1L, BICD2, BOLA3, BPTF, BRAF, BRAT1, BRD2, BSCL2, BTD, BUB1B, C12orf57, C19orf12, C2orf69, CACNA1A, CACNA1B, CACNA1C, CACNA1D, CACNA1E, CACNA1G, CACNA1H, CACNA1I, CACNA2D1, CACNA2D2, CACNB4, CAD, CAMK2A, CAMK2B, CAMSAP1, CAMTA1, CAPRIN1, CARS2, CASK, CASR, CBL, CC2D2A, CCDC186, CCDC22, CCDC88A, CCDC88C, CCL2, CCM2, CCND2, CDC42BPB, CDK13, CDK19, CDK5, CDKL5, CELF2, CENPF, CENPJ, CEP290, CEP85L, CERS1, CHD1, CHD2, CHD3, CHD4, CHD5, CHKA, CHRNA2, CHRNA4, CHRNB2, CLCN2, CLCN3, CLCN4, CLDN5, CLN3, CLN5, CLN6, CLN8, CLPB, CLTC, CNKSR2, CNNM2, CNOT9, CNPY3, CNTN2, CNTNAP1, CNTNAP2, COG4, COG6, COG7, COG8, COL18A1, COL3A1, COL4A1, COL4A2, COL4A3BP, COQ2, COQ4, COQ6, COQ8A, COQ9, COX10, COX15, CP, CPA6, CPLX1, CPSF3, CPT2, CRADD, CREBBP, CRH, CSF1R, CSNK1E, CSNK2A1, CSNK2B, CSTA, CSTB, CTNNA2, CTSA, CTSD, CTSF, CTU2, CUL3, CUL4B, CUX2, CWF19L1, CXorf56, CYFIP2, CYP27A1, D2HGDH, DAG1, DBT, DCHS1, DCX, DDC, DDX3X, DEAF1, DEGS1, DENND5A, DEPDC5, DHCR24, DHCR7, DHDDS, DHFR, DHPS, DHX16, DHX30, DHX9, DIAPH1, DLD, DLG4, DLL1, DMRTA2, DMXL2, DNAH14, DNAJC5, DNAJC6, DNM1, DNM1L, DOCK7, DOHH, DOLK, DPAGT1, DPM1, DPM2, DPM3, DPYD, DROSHA, DYNC1H1, DYNC2H1, DYRK1A, EARS2, ECHS1, ECM1, EED, EEF1A2, EEF1B2, EFHC1, EFTUD2, EHMT1, EIF2AK2, EIF2B1, EIF2B2, EIF2B3, EIF2B4, EIF2B5, EIF2S3, EIF3F, EIF4A2, ELOVL4, EMC1, EMC10, EML1, EMX2, EOMES, EPG5, EPM2A, ERMARD, ESAM, ETFDH, ETHE1, EXOC7, EXOSC3, EXT2, FA2H, FAR1, FARS2, FASN, FASTKD2, FBXL4, FBXO11, FBXO28, FDFT1, FGD1, FGF12, FGF13, FGFR3, FH, FIG4, FKRP, FKTN, FLNA, FOLR1, FOXG1, FOXP1, FOXRED1, FRA10AC1, FRMD5, FRRS1L, FUCA1, FUK, FUT8, FZR1, GABBR2, GABRA1, GABRA2, GABRA3, GABRA4, GABRA5, GABRB1, GABRB2, GABRB3, GABRD, GABRG2, GAD1, GALC, GALNT2, GAMT, GATAD2B, GATM, GBA, GCDH, GCH1, GCSH, GFAP, GFM1, GLB1, GLDC, GLI2, GLI3, GLRA1, GLRB, GLS, GLUD1, GLUL, GLYCTK, GM2A, GMPPA, GMPPB, GNAI1, GNAO1, GNB1, GNB5, GNE, GNS, GOSR2, GOT2, GPAA1, GPC3, GPHN, GPSM2, GPT2, GRIA1, GRIA2, GRIA3, GRIA4, GRIK2, GRIN1, GRIN2A, GRIN2B, GRIN2D, GRM7, GRN, GSS, GTPBP2, GTPBP3, H3F3A, H3F3B, HACE1, HAX1, HCCS, HCFC1, HCN1, HCN2, HCN4, HDAC4, HDAC8, HECW2, HEPACAM, HEXA, HEXB, HGSNAT, HID1, HIVEP2, HLCS, HMGCL, HNRNPH2, HNRNPK, HNRNPR, HNRNPU, HOXA1, HPD, HPDL, HPRT1, HRAS, HSD17B10, HSD17B4, HSPD1, HTRA2, HTT, IARS2, IBA57, IDH2, IDS, IER3IP1, IFIH1, INTS8, IQSEC2, IRF2BPL, ISPD, ITGB4, ITPA, JARID2, JMJD1C, KANSL1, KARS, KAT5, KAT6A, KAT8, KATNB1, KCNA1, KCNA2, KCNA6, KCNAB2, KCNB1, KCNC1, KCNC2, KCND2, KCND3, KCNH1, KCNH2, KCNH5, KCNJ10, KCNJ11, KCNK4, KCNMA1, KCNN2, KCNQ2, KCNQ3, KCNQ5, KCNT1, KCNT2, KCNV2, KCTD3, KCTD7, KDM2B, KDM4B, KDM5A, KDM5C, KDM6A, KIAA1109, KIF1A, KIF1BP, KIF2A, KIF5A, KIF5B, KIF5C, KLHL20, KMT2A, KMT2B, KMT2D, KMT2E, KMT5B, KPNA7, KPTN, KRAS, KRIT1, L2HGDH, LAMA2, LAMC3, LARGE1, LARS, LBR, LGI1, LIAS, LIG3, LIPT2, LMBRD2, LMNB2, LMX1B, LNPK, LRBA, LRPPRC, LSS, LYST, MACF1, MADD, MAF, MANBA, MAP1B, MAP2K1, MAP2K2, MAPK10, MARCH6, MAST1, MAST3, MAST4, MBD5, MBOAT7, MCM3AP, MCOLN1, MCPH1, MDH1, MDH2, ME2, MECP2, MED11, MED12, MED13L, MED17, MED23, MED27, MEF2C, MFF, MFSD8, MGAT2, MINPP1, MLC1, MMACHC, MMADHC, MOCS1, MOCS2, MOGS, MPDU1, MTHFR, MTHFS, MTOR, MTR, MYCBP2, MYT1L, NAA10, NAA15, NACC1, NAGLU, NALCN, NAPB, NARS, NARS2, NAXE, NBEA, NCDN, NDE1, NDP, NDST1, NDUFA1, NDUFA10, NDUFA11, NDUFA2, NDUFA6, NDUFAF2, NDUFAF3, NDUFAF4, NDUFAF5, NDUFS1, NDUFS2, NDUFS3, NDUFS4, NDUFS6, NDUFS7, NDUFS8, NDUFV1, NECAP1, NEDD4L, NEU1, NEUROD2, NEXMIF, NF1, NGLY1, NHLRC1, NHLRC2, NIPBL, NOTCH3, NOVA2, NPC1, NPC2, NPHP1, NPRL2, NPRL3, NR2F1, NR4A2, NRAS, NRROS, NRXN1, NSD1, NSDHL, NSRP1, NTNG1, NTRK2, NUBPL, NUP214, NUS1, OCLN, OCRL, OFD1, OGDHL, OPHN1, OSGEP, OTUD5, OTUD6B, OTX2, OXR1, P4HTM, PACS1, PACS2, PAFAH1B1, PAH, PAK1, PAK2, PAK3, PANK2, PARP6, PARS2, PAX6, PC, PCCA, PCCB, PCDH12, PCDH19, PCDHGC4, PCLO, PCNT, PCYT2, PDCD10, PDE2A, PDHA1, PDHX, PDSS2, PET100, PEX1, PEX10, PEX12, PEX13, PEX14, PEX19, PEX2, PEX26, PEX3, PEX5, PEX6, PEX7, PGAP2, PGAP3, PGK1, PHACTR1, PHF21A, PHF6, PHGDH, PI4K2A, PIDD1, PIGA, PIGB, PIGC, PIGF, PIGG, PIGH, PIGK, PIGL, PIGM, PIGN, PIGO, PIGP, PIGQ, PIGS, PIGT, PIGU, PIGV, PIGW, PIK3C2B, PIK3CA, PIK3R2, PINK1, PIP5K1C, PLA2G6, PLAA, PLCB1, PLK1, PLP1, PLPBP, PLXNA1, PLXNC1, PMM2, PMPCB, PNKP, PNPLA8, PNPO, PNPT1, POGZ, POLG, POLG2, POLR1A, POLR3B, POMGNT1, POMGNT2, POMK, POMT1, POMT2, POU3F3, PPFIBP1, PPIL1, PPP2CA, PPP2R1A, PPP2R5D, PPP3CA, PPT1, PQBP1, PRDM8, PRICKLE1, PRICKLE2, PRIMA1, PRMT7, PRNP, PRODH, PRPF8, PRRT2, PRUNE1, PSAP, PSAT1, PSPH, PTBP1, PTCH1, PTEN, PTF1A, PTPN11, PTPN23, PTS, PUF60, PUM1, PURA, PUS3, QARS, QDPR, RAB11A, RAB11B, RAB18, RAB39B, RAB3GAP1, RAB3GAP2, RAB5C, RABGAP1, RAC3, RAI1, RALA, RALGAPA1, RAPGEF2, RARS2, RBFOX1, RBFOX3, RELN, RERE, RFT1, RHOBTB2, RMND1, RNASEH2A, RNASEH2B, RNASEH2C, RNASET2, RNF113A, RNF13, RNU4ATAC, ROGDI, RORA, RORB, RPGRIP1L, RPH3A, RPIA, RPS6KA3, RRM2B, RTN4IP1, RTTN, RUSC2, RXYLT1, RYR3, SACS, SAMD12, SAMHD1, SATB1, SATB2, SCAF4, SCAMP5, SCARB2, SCN10A, SCN1A, SCN1B, SCN2A, SCN3A, SCN4A, SCN5A, SCN8A, SCN9A, SCO1, SCO2, SDHA, SEMA6B, SEPSECS, SERAC1, SERPINI1, SETBP1, SETD1A, SETD1B, SETD5, SGSH, SHANK3, SHH, SHOC2, SIK1, SIX3, SLC12A5, SLC13A5, SLC16A2, SLC17A5, SLC19A3, SLC1A2, SLC1A3, SLC1A4, SLC22A5, SLC25A1, SLC25A12, SLC25A15, SLC25A19, SLC25A22, SLC2A1, SLC32A1, SLC35A1, SLC35A2, SLC35A3, SLC35C1, SLC38A3, SLC39A8, SLC45A1, SLC46A1, SLC4A10, SLC5A6, SLC6A1, SLC6A8, SLC7A6OS, SLC9A6, SMARCA2, SMARCA4, SMARCB1, SMARCC2, SMARCE1, SMC1A, SMC3, SMS, SNAP25, SNAP29, SNIP1, SNX27, SON, SOX11, SOX2, SPATA5, SPATA5L1, SPR, SPRED1, SPTAN1, SPTBN1, SPTBN4, SRCAP, SRGAP2, ST3GAL3, ST3GAL5, STAG1, STAMBP, STARD7, STIL, STRADA, STX1A, STX1B, STXBP1, SUCLA2, SUCLG1, SUMF1, SUOX, SURF1, SYN1, SYNE1, SYNGAP1, SYNJ1, SYP, SZT2, TACO1, TAF1C, TAF8, TANC2, TANGO2, TAOK1, TARS2, TBC1D20, TBC1D24, TBC1D2B, TBC1D7, TBCD, TBCK, TBL1XR1, TBX1, TBX19, TCEAL1, TCF4, TDP2, TELO2, TET3, TFE3, TGIF1, THG1L, THOC2, TIAM1, TIMM50, TK2, TLK2, TMEM106B, TMEM222, TMEM63B, TMEM67, TMEM70, TMTC3, TMX2, TNK2, TNPO2, TNRC6A, TPK1, TPP1, TRA2B, TRAF7, TRAK1, TRAPPC10, TRAPPC11, TRAPPC12, TRAPPC4, TRAPPC6B, TREM2, TREX1, TRIM8, TRIO, TRIP12, TRIT1, TRMT1, TRMT10A, TRPM3, TRPM6, TRRAP, TSC1, TSC2, TSEN15, TSEN2, TSEN34, TSEN54, TSFM, TSPYL1, TTC5, TUBA1A, TUBA8, TUBB, TUBB2A, TUBB2B, TUBB3, TUBB4A, TUBG1, TUBGCP2, TUBGCP6, TWNK, U2AF2, UBA5, UBAP2L, UBE2A, UBE3A, UBR7, UBTF, UFM1, UFSP2, UGDH, UGGT1, UGP2, UMPS, UNC79, UNC80, USP18, VAMP2, VARS, VARS2, VLDLR, VPS11, VPS13A, VPS13B, VPS13D, VPS4A, WAC, WARS2, WASF1, WASHC4, WDFY3, WDR26, WDR37, WDR45, WDR45B, WDR5, WDR62, WDR73, WNK3, WWOX, XPR1, YEATS2, YIF1B, YIPF5, YWHAE, YWHAG, ZBTB18, ZDHHC9, ZEB2, ZIC2, ZMIZ1, ZMYND11, ZMYND8, ZNF142, ZNF148, ZNF335, ZNF526, ZNHIT3, ZSWIM6 ( 1057遺伝子 )

このパネルには、以下のような重要な遺伝子群が含まれています:

・イオンチャネル遺伝子群:
SCN1A, SCN2A, SCN3A, SCN8A(ナトリウムチャネル)、KCNQ2, KCNQ3, KCNT1(カリウムチャネル)、CACNA1A, CACNA1H(カルシウムチャネル)など。これらの遺伝子は神経細胞の興奮性を調節し、多くのてんかん症候群の原因となります。

・シナプス関連遺伝子:
STXBP1, SYN1, GABRA1, GABRB2, GABRG2, GRIN2A, GRIN2Bなど。神経伝達物質の放出や受容に関与します。

・代謝関連遺伝子:
ALDH7A1(ピリドキシン依存性てんかん)、PNPO(ピリドキサミン5′-リン酸オキシダーゼ欠損症)、AMT(非ケトーシス型高グリシン血症)など。

・脳発達関連遺伝子:
ARX, DCX, TUBA1A, TUBB2B, LIS1(脳の発達や神経細胞の移動に関与)など。

・転写因子遺伝子:
FOXG1, MEF2C, TCF4, CHD2など。遺伝子発現の調節に関与します。

・進行性ミオクローヌスてんかん関連遺伝子:
EPM2A, NHLRC1(ラフォラ病)、CSTB(Unverricht-Lundborg病)、CLN3, CLN5, CLN6, CLN8, PPT1, TPP1(神経セロイドリポフスチン症)など。

カバレッジ

カバレッジとは、遺伝子検査においてDNA配列がどの程度正確に読み取られたかを示す指標です。「20x」は同じ部位を20回読み取ることを意味し、読み取り回数が多いほど検査の精度が高くなります。

≥99% at 20x(読み取り深度20回以上)
これは、検査対象遺伝子の99%以上の領域を、20回以上の高い精度で読み取ることができることを示しています。

検体

血液(EDTAチューブ4ml×2本、紫色キャップ)、抽出DNA(EBバッファー中3μg)、頬粘膜スワブ、唾液(要請により採取キット提供)

※唾液・口腔粘膜擦過組織・血液いずれもオンライン診療が可能です。
 ほとんどの検査は唾液・口腔粘膜擦過組織で実施できます。
 血液検体の場合は、全国の提携医療機関で採血をお願いします。
 オンライン診療(ビデオ通話での診療)で遺伝カウンセリングを行った後、検体を当院にお送りいただく流れとなります。
 検体採取キットは検査料金をお支払いいただいた後にお送りいたします。ご自身で勝手に検体を採取しないでください。

検査の限界

詳しくはこちら

すべての配列決定技術には限界があります。この分析は次世代シーケンシング(NGS)により実施され、コード領域とスプライス接合部の検査を目的として設計されています。次世代シーケンシング技術と当院のバイオインフォマティクス分析により、偽遺伝子配列やその他の高度に相同な配列の寄与は大幅に減少しますが、これらは配列決定および欠失/重複分析の両方において病原性変異体対立遺伝子を同定するアッセイの技術的能力を時に妨げる可能性があります。

低品質スコアの変異確認および被覆標準を満たすためにサンガー配列決定が使用されます。注文された場合、欠失/重複分析は、1つの完全な遺伝子(頬粘膜スワブ検体および全血検体)および2つ以上の連続するエキソンサイズ(全血検体のみ)のゲノム領域の変化を同定できます。単一エキソンの欠失または重複が時に同定される場合がありますが、この検査では日常的に検出されません。同定された推定欠失または重複は、直交法(qPCRまたはMLPA)により確認されます。

この検査では、疾患を引き起こす可能性がある特定のタイプのゲノム変化は検出されません。これには、転座や逆位、反復伸長(例:三塩基またはヘキサ塩基)、ほとんどの調節領域(プロモーター領域)または深部イントロン領域(エキソンから20bp以上)の変化が含まれますが、これらに限定されません。この検査は体細胞モザイクまたは体細胞変異の検出を目的として設計または検証されていません。

遺伝子特異的な注意事項:

・ALG1遺伝子:高度に相同な領域の干渉により、当院の現在の検査方法では、ALG1遺伝子(NM_019109.4)のエキソン6-13における変異の検出感度が低下します。

・MECP2遺伝子:現在利用可能な技術(NGSおよびqPCR)では、MECP2遺伝子のエキソン1の単一エキソン欠失/重複の検出に適していません。

・MTHFR遺伝子:米国臨床遺伝ゲノム学会(ACMG)の推奨に従い、MTHFR遺伝子の2つの一般的な多型 – c.1286A>C(p.Glu429Ala、c.1298A>Cとしても知られる)およびc.665C>T(p.Ala222Val、c.677C>Tとしても知られる) – は、検査を正当化する十分な臨床的有用性が欠如しているため、この検査では報告されません(PubMed: 23288205)。

・PIK3CA遺伝子:PIK3CA病原性変異の大部分は接合後に生じるため、モザイク型となっています。したがって、複数の組織を検査する必要がある場合があります。PIK3CA病原性変異が検出されなくても、示唆的な特徴を持つ個人におけるPIK3CA関連分節性過成長障害の臨床診断を除外することはできません(PubMed: 23946963)。

・ZIC2遺伝子:現在の検査方法では、この遺伝子の三塩基反復伸長を評価しません。

※この検査は、てんかんに関連する既知の遺伝子変異を検出するものですが、すべてのてんかんの原因を特定できるわけではありません。検査で病原性変異が検出されなくても、てんかんを完全に否定することはできません。

結果が出るまでの期間

2~3週間
※至急オプションを利用すると、結果が出るまでの期間が約7日短くなります。

料金

税込み275,000円
遺伝カウンセリング料金は別途30分16,500円(税込)

よくあるご質問

結果はどのように説明されますか?
検査結果は遺伝カウンセリングにて詳しくご説明いたします。結果の意味、今後の対応、ご家族への影響、治療・管理選択肢などについて、臨床遺伝専門医が専門的な観点から分かりやすくお伝えします。当院ではすべての患者さんに対して専門医が必ず診療と遺伝カウンセリングを行います。
子どもや将来の妊娠への影響はありますか?
遺伝形式によって子どもへの影響が異なります。常染色体優性遺伝の場合は子どもが発症する確率は50%、常染色体劣性遺伝の場合は保因者同士のカップルで子どもが発症する確率は25%です。検査結果により、出生前診断や着床前診断など、将来の家族計画についてもご相談いただけます。
てんかんの治療はどのように行われますか?
てんかんの治療は抗てんかん薬による薬物療法が基本となります。約70%の患者さんは適切な薬物療法により発作をコントロールできます。薬剤抵抗性てんかんの場合は、外科手術、迷走神経刺激療法、ケトン食療法などの選択肢があります。遺伝子診断により、最適な治療法の選択が可能になることもあります。
予後はどうですか?
てんかんの予後は原因や発作型によって大きく異なります。小児期に発症する一部の良性てんかんは成長とともに自然寛解します。約70%の患者さんは抗てんかん薬により発作をコントロールでき、通常の生活を送ることができます。薬剤抵抗性てんかんの場合でも、外科治療などにより発作をコントロールできる可能性があります。早期の正確な診断と適切な治療により、予後の改善が期待できます。
他の医療機関での検査との違いは何ですか?
当院では1057の遺伝子を包括的に検査でき、従来の単一遺伝子検査と比べて費用・時間を大幅に短縮できます。また、臨床遺伝専門医が常駐しており、すべての患者さんに対して専門医が必ず診療と遺伝カウンセリングを行います。オンライン診療にも対応しており、全国どこからでも専門的な診療を受けることが可能です。検査後のフォローアップ体制も充実しています。
発作の種類によって検査の適応は変わりますか?
この包括的パネル検査は、全般起始発作、焦点起始発作を問わず、様々な発作型のてんかんに対応しています。特に、乳幼児期発症、薬剤抵抗性、発達遅滞合併、家族歴陽性などの特徴がある場合は、遺伝的原因の可能性が高く、検査の有用性が高まります。発作型に関わらず、原因不明のてんかんの方はぜひご相談ください。
どのような症状があれば検査を受けるべきですか?
反復性の発作がある方、2回以上の無誘発性発作を経験した方、けいれん発作がある方、原因不明の脳症と診断された方におすすめします。特に、薬剤抵抗性てんかん、新生児期や乳児期に発症した難治性発作、発達遅滞や知的障害を伴う発作がある場合は、遺伝的原因の可能性が高いため検査をご検討ください。また、家族にてんかんの方がいる場合も検査の適応となります。
検査はどのように行いますか?
血液採取(4ml×2本)または唾液・頬粘膜スワブで検査可能です。唾液や頬粘膜の場合はオンライン診療も可能で、遠方の方でもクリニックにお越しいただかずに検査を受けられます。
てんかんは遺伝しますか?
てんかん全体としては遺伝傾向は比較的弱いとされていますが、特定のてんかん症候群では遺伝的要因が強く関与することが知られています。遺伝形式によって家族の発症リスクが異なります。常染色体優性遺伝の場合、患者さんのお子さんが発症するリスクは50%です。常染色体劣性遺伝の場合、兄弟姉妹が発症するリスクは25%です。遺伝子検査により、将来の家族計画に重要な情報を提供できます。
検査で原因遺伝子が見つかった場合、治療は変わりますか?
はい、遺伝子診断により治療方針が大きく変わることがあります。例えば、SCN1A遺伝子変異によるドラベ症候群では、ナトリウムチャネル遮断薬(カルバマゼピンなど)が発作を悪化させるため避ける必要があります。また、ALDH7A1遺伝子変異によるピリドキシン依存性てんかんでは、ビタミンB6の投与が著効します。このように、原因遺伝子の特定は最適な治療薬の選択や避けるべき薬剤の判断に極めて重要です。
家族も検査を受ける必要がありますか?
患者さんで病原性変異が同定された場合、遺伝形式に応じてご家族の検査を検討します。常染色体優性遺伝の場合、発症していない親も変異を持っている可能性があり、他の兄弟姉妹への影響も考慮する必要があります。遺伝カウンセリングにて、ご家族の検査の必要性や時期について詳しくご説明いたします。
検査で異常が見つからなかった場合はどうなりますか?
検査で病原性変異が検出されなくても、てんかんを完全に否定することはできません。てんかんの原因は多岐にわたり、未同定の遺伝子、環境要因、複数の遺伝子の組み合わせなど、現在の検査技術では特定できない原因も存在します。臨床症状と検査所見に基づいた診断と管理が引き続き重要です。
保険は適用されますか?
当検査は自費診療となり、保険適用外です。費用は税込み275,000円、別途遺伝カウンセリング料金(30分16,500円)が必要です。


プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、1995年に医師免許を取得して以来、のべ10万人以上のご家族を支え、「科学的根拠と温かなケア」を両立させる診療で信頼を得てきました。『医療は科学であると同時に、深い人間理解のアートである』という信念のもと、日本内科学会認定総合内科専門医、日本臨床腫瘍学会認定がん薬物療法専門医、日本人類遺伝学会認定臨床遺伝専門医としての専門性を活かし、科学的エビデンスを重視したうえで、患者様の不安に寄り添い、希望の灯をともす医療を目指しています。

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