ABCA5, ANTXR1, APCDD1, ARID1B, ATP6V1B2, AXIN2, BCS1L, CDH1, CDH3, CDSN, CLDN1, CRYL1, CTSC, CTSK, DLX3, DSG4, DSP, EDA, EDAR, EDARADD, ERCC2, ERCC3, ERCC8, EVC, EVC2, FGF10, FGFR2, FGFR3, GJA1, GJB2, GJB6, GRHL2, GTF2E2, GTF2H5, HOXC13, HR, IFT122, IFT43, IKBKG, INSR, JUP, KANK2, KAT6B, KCTD1, KDF1, KREMEN1, KRT1, KRT14, KRT16, KRT17, KRT25, KRT6A, KRT6B, KRT6C, KRT71, KRT74, KRT83, KRT85, KRT9, LEF1, LIPH, LPAR6, LSS, MBTPS2, MPLKIP, MSX1, NECTIN1, NECTIN4, NFKBIA, ORAI1, PEX1, PIGL, PKP1, POC1A, PORCN, PRKD1, RIN2, RIPK4, RNF113A, ROGDI, RPL21, SETBP1, SLC25A24, SMARCAD1, SMOC2, SNRPE, SOX18, SPINK5, TBC1D24, TBX3, TP63, TRAF6, TRPS1, TRPV3, TSPEAR, TWIST2, UBR1, WNT10A ( 98遺伝子 )
各主要遺伝子の詳細:
・EDA遺伝子:
エクトジスプラシンAをコードする遺伝子。X連鎖劣性遺伝形式で、低汗型外胚葉異形成症の最も頻度の高い原因遺伝子です。汗腺、毛髪、歯の発達に重要な役割を果たします。
・EDAR遺伝子:
エクトジスプラシンA受容体をコードする遺伝子。常染色体劣性遺伝形式で低汗型外胚葉異形成症を引き起こします。EDAシグナル経路の一部です。
・EDARADD遺伝子:
EDAR関連死ドメインタンパク質をコードする遺伝子。常染色体劣性遺伝形式で低汗型外胚葉異形成症を引き起こします。
・TP63遺伝子:
転写因子p63をコードする遺伝子。常染色体優性遺伝形式で、EEC症候群、AEC症候群、ADULT症候群、裂手裂足外胚葉異形成症候群などの原因となります。皮膚、毛髪、歯、爪、四肢の発達に重要です。
・WNT10A遺伝子:
Wntシグナル経路の分子をコードする遺伝子。常染色体優性または劣性遺伝形式で、歯牙形成不全を伴う外胚葉異形成症の原因となります。
・IKBKG遺伝子:
NF-κBシグナル経路の調節因子をコードする遺伝子。X連鎖遺伝形式で、低汗型外胚葉異形成症や色素失調症の原因となります。
・GJA1遺伝子:
コネキシン43をコードする遺伝子。常染色体優性遺伝形式で、皮膚、毛髪、歯の異常を伴う外胚葉異形成症の原因となります。
・FGFR2、FGFR3遺伝子:
線維芽細胞増殖因子受容体をコードする遺伝子。骨格異常を伴う外胚葉異形成症の原因となります。
・EVC、EVC2遺伝子:
繊毛タンパク質をコードする遺伝子。常染色体劣性遺伝形式で、軟骨外胚葉異形成症(Ellis-van Creveld症候群)の原因となります。短肢性低身長と外胚葉異形成を特徴とします。
・KRT遺伝子群:
ケラチンをコードする遺伝子群。掌蹠角化症を伴う外胚葉異形成症の原因となります。KRT1、KRT6A、KRT6B、KRT6C、KRT9、KRT14、KRT16、KRT17などが含まれます。
・GRHL2遺伝子:
転写因子をコードする遺伝子。常染色体劣性遺伝形式で、難聴を伴う外胚葉異形成症の原因となります。
・MSX1遺伝子:
ホメオボックス転写因子をコードする遺伝子。歯牙形成不全や口唇口蓋裂を伴う外胚葉異形成症の原因となります。
・DLX3遺伝子:
ホメオボックス転写因子をコードする遺伝子。毛髪、歯、骨の発達異常を伴う三叉頭蓋骨外胚葉異形成症の原因となります。