ABCC9, ALPL, ALX1, ALX4, BMP4, CCBE1, CD96, CDC45, CEP120, CHST3, COLEC11, CYP26B1, EFNB1, ERF, ESCO2, FAM20C, FBN1, FGF3, FGFR1, FGFR2, FGFR3, FREM1, GLI3, GPC3, IFT122, IFT140, IFT43, IGF1R, IHH, IL11RA, IMPAD1, IRX5, JAG1, KAT6A, LMX1B, MASP1, MEGF8, MSX2, OSTM1, P4HB, PHEX, POR, RAB23, RECQL4, RUNX2, SCARF2, SEC24D, SH3PXD2B, SKI, SOX6, SPECC1L, STAT3, TCF12, TCOF1, TGFBR1, TGFBR2, TMCO1, TWIST1, WDR19, WDR35, ZEB2, ZIC1 ( 62遺伝子 )
主要な遺伝子の詳細:
・FGFR1遺伝子:
線維芽細胞増殖因子受容体1をコードする遺伝子。ファイファー症候群、Jackson-Weiss症候群の原因となります。骨・軟骨の発生に重要な役割を果たします。
・FGFR2遺伝子:
線維芽細胞増殖因子受容体2をコードする遺伝子。クルーゾン症候群、アペール症候群、ファイファー症候群、Jackson-Weiss症候群、Beare-Stevenson症候群の原因となります。最も頻度の高い原因遺伝子の一つです。
・FGFR3遺伝子:
線維芽細胞増殖因子受容体3をコードする遺伝子。ミュンケ症候群の原因となります。Pro250Arg変異が最も多く、難聴を伴うことが特徴です。
・TWIST1遺伝子:
塩基性ヘリックス・ループ・ヘリックス(bHLH)転写因子をコードする遺伝子。セーテル・コーツェン症候群の原因となります。頭蓋神経堤細胞の発生に重要な役割を果たします。
・TCF12遺伝子:
転写因子12をコードする遺伝子。冠状縫合早期癒合症の原因となります。神経系と骨格系の発生に関与します。
・ERF遺伝子:
ETS2抑制因子をコードする遺伝子。ERF関連頭蓋縫合早期癒合症の原因となります。非症候群性および症候群性の両方に関連します。
・MSX2遺伝子:
ホメオボックス転写因子をコードする遺伝子。頭蓋骨の発生と骨化に重要な役割を果たします。
・ALX1遺伝子:
ホメオボックス転写因子をコードする遺伝子。前頭鼻形成不全症候群の原因となります。
・ALX4遺伝子:
ホメオボックス転写因子をコードする遺伝子。頭蓋変形に関与します。
・EFNB1遺伝子:
エフリンB1をコードする遺伝子。X連鎖遺伝形式で、頭蓋前鼻骨異形成症の原因となります。
・IHH遺伝子:
インディアンヘッジホッグをコードする遺伝子。軟骨・骨の発生に関与します。
・RUNX2遺伝子:
ランクス関連転写因子2をコードする遺伝子。鎖骨頭蓋異形成症の原因となります。骨芽細胞の分化に必須の転写因子です。
※IL11RAおよびRUNX2遺伝子については、現在の検査方法ではリピート伸長の評価は行いません。
・SKI遺伝子:
Skiがん遺伝子をコードする遺伝子。シュプリンツェン・ゴールドバーグ症候群に関連します。
・ZEB2遺伝子:
ジンクフィンガーE-box結合ホメオボックス2をコードする遺伝子。Mowat-Wilson症候群の原因となります。
・ZIC1遺伝子:
ジンクフィンガー転写因子をコードする遺伝子。頭蓋変形、前頭縫合早期癒合に関与します。
その他、ALPL、BMP4、CCBE1、CDC45、CEP120、CHST3、COLEC11、CYP26B1、ESCO2、FAM20C、FBN1、FGF3、FREM1、GLI3、GPC3、IFT122、IFT140、IFT43、IGF1R、IMPAD1、IRX5、JAG1、KAT6A、LMX1B、MASP1、MEGF8、OSTM1、P4HB、PHEX、POR、RAB23、RECQL4、SCARF2、SEC24D、SH3PXD2B、SOX6、SPECC1L、STAT3、TCOF1、TGFBR1、TGFBR2、TMCO1、WDR19、WDR35など、頭蓋骨・顔面の発生、骨化、軟骨形成、細胞分化などに関与する遺伝子が含まれます。