AP3B1, BRCA2, BRIP1, CSF3R, CXCR4, DKC1, ELANE, ERCC4, FANCA, FANCB, FANCC, FANCD2, FANCE, FANCF, FANCG, FANCI, FANCL, FANCM, G6PC3, GATA1, GATA2, GBA, GFI1, HAX1, LAMTOR2, LYST, MPL, NHP2, NOP10, PALB2, RAB27A, RAC2, RAD51C, RBM8A, RMRP, RPL11, RPL15, RPL26, RPL35A, RPL5, RPS10, RPS17, RPS19, RPS24, RPS26, RPS7, RTEL1, RUNX1, SBDS, SLC37A4, SLX4, SRP72, TAZ, TERC, TERT, TINF2, USB1, VPS13B, VPS45, WAS, WRAP53 ( 61遺伝子 )
ファンコニ貧血関連遺伝子群(22遺伝子):
FANCA, FANCB, FANCC, FANCD2, FANCE, FANCF, FANCG, FANCI, FANCL, FANCM, BRCA2(FANCD1), BRIP1(FANCJ), PALB2(FANCN), RAD51C(FANCO), SLX4(FANCP), ERCC4(FANCQ), RAD51, XRCC2, MAD2L2, RFWD3, UBE2T, REV7
※DNA修復機構、特に鎖間架橋(ICL)修復経路に関与する遺伝子群です。
先天性角化不全症関連遺伝子群(11遺伝子):
DKC1, TERC, TERT, NHP2, NOP10, TINF2, WRAP53(TCAB1), RTEL1, CTC1, USB1, NAF1, POT1, ACD
※テロメア維持機構に関与する遺伝子群です。テロメラーゼ複合体やシェルタリン複合体の構成タンパク質をコードしています。
ダイアモンド・ブラックファン貧血関連遺伝子群(20遺伝子):
RPS19, RPS24, RPS17, RPS7, RPS10, RPS26, RPL5, RPL11, RPL35A, RPL15, RPL26, RPS27A, RPS28, RPS29, RPL9, RPL18, RPL27, RPL31, RPL35, GATA1, TSR2, EPO
※リボソームの構成タンパク質(40S小サブユニットのRPSタンパク質、60S大サブユニットのRPLタンパク質)をコードする遺伝子群と、赤血球分化に重要なGATA1転写因子の遺伝子が含まれます。
その他の重要な骨髄不全関連遺伝子:
・SBDS遺伝子:
Shwachman-Diamond症候群の原因遺伝子。リボソーム生合成に関与し、好中球減少、膵外分泌機能不全、骨格異常を引き起こします。
・ELANE遺伝子:
重症先天性好中球減少症の最も頻度の高い原因遺伝子。好中球エラスターゼをコードし、常染色体優性遺伝形式をとります。
・HAX1遺伝子:
常染色体劣性遺伝形式の重症先天性好中球減少症(Kostmann症候群)の原因遺伝子。
・GFI1遺伝子:
転写因子をコードし、重症先天性好中球減少症の原因となります。
・CSF3R遺伝子:
顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)受容体をコードし、重症先天性好中球減少症の原因となります。
・G6PC3遺伝子:
グルコース-6-リン酸カタラーゼ3をコードし、重症先天性好中球減少症の原因となります。心奇形や泌尿器系異常を伴うことがあります。
・GATA2遺伝子:
転写因子GATA2をコードし、MonoMAC症候群(単球減少・非定型抗酸菌感染症)の原因となります。骨髄異形成症候群や急性骨髄性白血病への進展リスクが高いです。
・MPL遺伝子:
トロンボポエチン受容体をコードし、先天性無巨核球性血小板減少症の原因となります。
・RUNX1遺伝子:
転写因子RUNX1をコードし、家族性血小板異常症/急性骨髄性白血病素因の原因となります。
・CXCR4遺伝子:
ケモカイン受容体をコードし、WHIM症候群(疣贅・低ガンマグロブリン血症・感染症・骨髄球増加症)の原因となります。
・SLC37A4遺伝子:
グルコース-6-リン酸トランスポーターをコードし、糖原病Ib型の原因となります。好中球減少を伴います。
・WAS遺伝子:
X連鎖遺伝のウィスコット・アルドリッチ症候群の原因遺伝子。血小板減少、湿疹、免疫不全を三徴とします。
・GBA遺伝子:
ゴーシェ病の原因遺伝子。グルコセレブロシダーゼ欠損により血小板減少、貧血を呈します。
・AP3B1遺伝子:
Hermansky-Pudlak症候群2型の原因遺伝子。眼皮膚白皮症、出血傾向を特徴とします。
・LYST遺伝子:
Chediak-Higashi症候群の原因遺伝子。部分的眼皮膚白皮症、易感染性、好中球機能異常を特徴とします。
・RAB27A遺伝子:
Griscelli症候群2型の原因遺伝子。色素希釈症、免疫不全を特徴とします。
・RAC2遺伝子:
好中球機能異常症の原因遺伝子。低γグロブリン血症を伴います。
・LAMTOR2遺伝子:
免疫不全と色素希釈症を特徴とする疾患の原因遺伝子。
・VPS13B, VPS45遺伝子:
Cohen症候群など、発達遅滞や好中球減少を伴う症候群の原因遺伝子。
・TAZ遺伝子:
X連鎖遺伝のBarth症候群の原因遺伝子。拡張型心筋症、骨格筋症、好中球減少を特徴とします。
・RMRP遺伝子:
軟骨毛髪低形成症の原因遺伝子。低身長、骨格異常、貧血を特徴とします。
・RBM8A遺伝子:
血小板減少・橈骨欠損症候群(TAR症候群)の原因遺伝子。両側橈骨欠損と血小板減少を特徴とします。
・SRP72遺伝子:
骨髄不全と膵外分泌機能不全を特徴とする疾患の原因遺伝子。