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運動失調リピート伸長遺伝子パネル検査

運動失調リピート伸長遺伝子パネル検査では、運動失調症に関連する遺伝子におけるリピートの伸長を検査します。この診断テストは、2つの独立したアルゴリズムを用いて、まず全ゲノムデータからリピートが伸長しているかをスクリーニングし、次に遺伝子特異的単一遺伝子リピートプライムPCRテストによってリピート拡張が陽性となった遺伝子を確認します。

この検査は誰のためのものですか?

運動失調の家族歴がある、もしくはその疑いがあり、遺伝性運動失調と一致する症状を示す患者さん。運動失調の症状には、歩行、手、足、目の動きの協調性の欠如が含まれます。このアッセイの範囲は、指定された遺伝子の反復拡大解析に限定されます。遺伝子配列の決定や欠失・重複解析は含まれません。

患者にとってどのような利点がありますか?

特定の遺伝的病因の同定は、臨床診断の確認及び/又は患者の医学的管理の決定に役立つことがあります。また、疾患の臨床経過に関する情報を提供し、患者の近親者の潜在的なリスクを明らかにすることができます。

運動失調リピート伸長遺伝子パネル検査の対象となる遺伝子

ATN1, ATXN1, ATXN10, ATXN2, ATXN3, ATXN7, ATXN8OS, BEAN1, CACNA1A, FMR1, FXN, NOP56, PPP2R2B, TBP ( 14遺伝子 )

Sequencing(塩基配列の決定)とDel/Dup(欠失/重複)が検査対象となります。

検査に必要な検体

検査に必要な検体は以下の通りです。

  • 血液
  • 唾液*
  • 口腔粘膜ぬぐい液*

*唾液・口腔ぬぐい液の場合、遠隔地の方でもオンライン診療(ビデオスルーでの診察の事をいいます)で遺伝カウンセリングをしたのち、検体を当院にお送りいただく形で、当院にお越しにならずに検査が可能です。遠方の方でもお受けいただけます。

検査の限界

本アッセイは、指定された遺伝子の反復拡大解析に限定されます。遺伝子シークエンスや欠失・重複解析は本アッセイに含まれません。本解析には、特に指定がない限り、メチル化解析は含まれません。検査対象遺伝子座における非典型的または予期せぬ変化は、本法による陽性シグナルを生成しない場合があります。

結果が出るまでの期間

2-3週間

検査費用

385,000円(税込)遺伝カウンセリング料金は別途30分16,500円(税込)かかります。

※単一遺伝子のリピート伸長検査に関しては、関連記事をご覧ください。関連記事:ハンチントン病など単一遺伝子のリピート伸長検査

プロフィール

この記事の筆者:仲田 洋美(臨床遺伝専門医)

ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得後、臨床遺伝学・内科・腫瘍学を軸に、 のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医です。 出生前診断・遺伝学的検査においては、検査結果そのものだけでなく 「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、 一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。

日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/ 日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。
2025年、国際誌『Global Woman Leader』および『Medical Care Review APAC』の2誌で立て続けに表紙(Cover Story)に抜擢。 「日本のヘルスケア女性リーダー10名」や「アジア太平洋地域のトップ出生前検査サービス」として、世界的な評価を確立しています。

▶ 仲田洋美の詳細プロフィールはこちら

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