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エカルディ・グティエール症候群(Aicardi-Goutieres症候群)遺伝子検査|ミネルバクリニック

エカルディ・グティエール症候群(Aicardi-Goutieres症候群)遺伝子検査|ミネルバクリニック

エカルディ・グティエール症候群とは

エカルディ・グティエール症候群(Aicardi-Goutières Syndrome:AGS)は、主に脳、免疫系、皮膚に影響を及ぼす稀な遺伝性疾患です。通常、乳幼児期に発症する早発性の炎症性疾患であり、進行性の神経学的障害を特徴とします。

本疾患は1984年にフランスの小児神経科医Jean AicardiとFrancoise Goutièresによって初めて報告され、家族性の進行性脳障害として記載されました。大脳基底核の石灰化、脳の白質異常、びまん性の脳萎縮、および脳脊髄液中のリンパ球増多が特徴的な所見です。

エカルディ・グティエール症候群は小児慢性特定疾病に認定されており、適切な遺伝学的検査により原因を特定することで、患者さんとご家族にとって重要な医学的情報を提供できます。臨床的特徴は子宮内感染症(TORCH症候群)に類似しているため、偽TORCH症候群とも呼ばれます。また、一部の特徴は自己免疫疾患である全身性エリテマトーデスとも重複します。

遺伝形式と原因遺伝子

エカルディ・グティエール症候群は、核酸代謝や免疫調節に関与する遺伝子の変異によって引き起こされます。これまでに複数の原因遺伝子が同定されており、主に常染色体劣性遺伝形式をとりますが、一部の遺伝子変異では常染色体優性遺伝形式も報告されています。

当検査パネルでは、最も頻度の高い5つの原因遺伝子(TREX1、RNASEH2A、RNASEH2B、RNASEH2C、SAMHD1)を対象としています。これらの遺伝子は、DNAやRNAの代謝に重要な役割を果たしており、その機能障害により細胞内に不要なDNAやRNAが蓄積し、自己免疫反応が引き起こされます。

症状と病態

エカルディ・グティエール症候群では、I型インターフェロンの過剰産生により、脳、免疫系、皮膚などに広範な炎症が生じます。発症時期や症状の重症度は様々ですが、多くの患者さんでは生後1年以内に症状が現れます。

神経学的症状

  • 早期発症型脳症(生後数ヶ月から1年以内)
  • 精神運動発達遅滞または発達退行
  • 小頭症(頭囲の成長低下)
  • けいれん発作
  • 筋緊張異常(痙縮や低緊張)
  • ジストニア(不随意運動)
  • 易刺激性(機嫌が悪い、泣きやすい)
  • 哺乳困難

画像所見と検査所見

頭部CTやMRIで特徴的な所見が認められます:

  • 頭蓋内石灰化(特に大脳基底核)
  • 白質ジストロフィー変化(白質の変性)
  • 大脳萎縮
  • 脳脊髄液中のリンパ球増多(慢性的な髄液細胞数増加)
  • 脳脊髄液中のインターフェロンα(IFN-α)の上昇
  • 脳脊髄液中のネオプテリンの上昇

皮膚症状

約40%の患者さんで以下の皮膚症状が認められます:

  • 凍瘡様皮疹(手指、足趾、耳などに出現する紫斑性病変)
  • 寒冷刺激で増悪する皮膚病変

全身症状

生下時や新生児期に以下の症状を呈することがあります:

  • 肝脾腫(肝臓と脾臓の腫大)
  • 肝逸脱酵素の上昇
  • 血小板減少
  • 間欠的な無菌性発熱
  • 関節痛
  • 血球減少

自己免疫症状

一部の患者さんでは、全身性エリテマトーデス(SLE)様の自己免疫症状を呈することがあります:

  • 抗核抗体陽性
  • 抗DNA抗体陽性
  • 関節症状
  • 皮膚症状

発症パターン

エカルディ・グティエール症候群は、発症時期により大きく2つのパターンに分類されます:

1. 子宮内発症型(約23%)
出生時から神経学的異常、肝脾腫、血小板減少などの全身症状を認め、TORCH症候群に類似した病像を示します。

2. 出生後発症型(約69%)
生後数ヶ月間は正常に発達しますが、その後亜急性に脳症を発症し、獲得していた発達能力の退行が見られます。易刺激性、間欠的な発熱、頭囲成長の低下などが特徴的です。

近年では、より軽症な非典型例や成人発症例も報告されており、臨床的に幅広いスペクトラムを持つ疾患であることが明らかになってきています。

ミネルバクリニックのエカルディ・グティエール症候群遺伝子パネル検査の特徴

「エカルディ・グティエール症候群 NGSパネル検査」とは、現在エカルディ・グティエール症候群の原因として報告されている5つの遺伝子(RNASEH2A、RNASEH2B、RNASEH2C、SAMHD1、TREX1)に異常があるかどうかを、一度に調べられる検査方法です。

従来の検査方法の場合、複数の関連遺伝子を調べるために、A遺伝子の検査をして異常がなければ次にB遺伝子を検査する、というように何度も検査する必要がありました。もちろん、検査のたびに高額な料金がかかります。

何度も検査することでかかる費用や手間は、患者さんにとって大きな負担になります。ミネルバクリニックではそうした不便を解消するために、エカルディ・グティエール症候群に関連する主要な遺伝子を一度に調べられる「エカルディ・グティエール症候群 NGSパネル検査」を採用しています。

一般的な遺伝子検査のメリットとデメリットについてはこちらのページをご覧ください。

1.費用がリーズナブル

一般的な医療機関でエカルディ・グティエール症候群の遺伝子検査を行う場合、単一遺伝子ごとに数万円から数十万円の費用がかかることが多く、複数の遺伝子を調べる場合は非常に高額になります。

当院では、エカルディ・グティエール症候群に関係するとされる5つの遺伝子を一度に調べられる「エカルディ・グティエール症候群 NGSパネル検査」をリーズナブルに受けられます。(費用はページの一番下をご確認ください。)

2.結果が出るまでがはやい

一般的な医療機関で行えるエカルディ・グティエール症候群の遺伝子検査の場合、結果が出るまでには通常数週間から数ヶ月かかることがあります。また、単一遺伝子の検査で異常が見つからなかった場合、追加の遺伝子検査が必要になることもあります。

当院で行う「エカルディ・グティエール症候群 NGSパネル検査」の場合、主要な5つの遺伝子を、2~3週間程度で一度に調べることが可能です。

3.一気にまとめてできる

臨床症状からエカルディ・グティエール症候群を疑って単一遺伝子検査を行っても、病的変異が見つからないことがあります。また、他の遺伝子に変異があるかどうかまでは分かりません。

当院で行う「エカルディ・グティエール症候群 NGSパネル検査」ならば、最も頻度の高い5つの原因遺伝子を同時に検査できるという利点があります。

オプション

塩基配列 (料金に含まれる)
欠失・挿入 (料金に含まれる)
至急:結果が出るまでの期間が約7日短くなります。 33,000円
VUS除外 *VUS(variant of unknown significance)とは病的意義がよく分かっていない変異の事を指します。(無料)

検査内容

「エカルディ・グティエール症候群 NGSパネル検査」では、エカルディ・グティエール症候群に関係するとされる5種類の遺伝子(RNASEH2A、RNASEH2B、RNASEH2C、SAMHD1、TREX1)をまとめて検査します。これらは国際的に報告されている主要な原因遺伝子です。

「エカルディ・グティエール症候群 NGSパネル検査」は、エカルディ・グティエール症候群の遺伝的原因をお持ちの方を見つける可能性を高められると同時に、現在および将来的に活用できる情報を提供します。

どんな人が受けたらいいの?

【エカルディ・グティエール症候群の個人歴または家族歴のある方】に
「エカルディ・グティエール症候群 NGSパネル検査」を受けることをおすすめします。

この検査は以下のような方に適しています:
・生後1年以内に進行性の脳症を発症した方
・精神運動発達遅滞または発達退行がある方
・小頭症や頭囲成長の低下がある方
・けいれん発作を繰り返す方
・画像検査で頭蓋内石灰化や白質病変が認められる方
・脳脊髄液検査で慢性的なリンパ球増多がある方
・凍瘡様皮疹(手指、足趾、耳などの紫斑性病変)がある方
・先天感染症(TORCH症候群)が疑われたが否定された方
・全身性エリテマトーデス様の自己免疫症状がある方
・エカルディ・グティエール症候群の家族歴がある方
・将来子どもを持つことを考えている保因者の方で、リスク評価を希望される方

このパネル検査は、血液、抽出DNA、頬粘膜スワブ、または唾液検体で実施可能です。モザイク現象の検出は目的としておらず、腫瘍組織での検査は適応外です。

検査で得られる患者さんの潜在的利益は?

遺伝子検査により原因が判明すると、エカルディ・グティエール症候群の診断確定や、適切な治療・管理方針の決定に役立ちます。また、リスクが判明した場合には、予防的治療や対症療法、定期的なモニタリングを行うことができます。

遺伝子検査により以下の利益が期待できます:
・適切な診断の確立または確認
・不要な検査や治療の回避
・対症療法の最適化(けいれん発作の管理など)
・炎症管理の指針
・リハビリテーションの早期開始
・合併症の予防と管理
・追加の関連症状のリスクの特定
・関連リソースやサポートへの患者の接続
・より個別化された治療と症状管理
・家族の危険因子に関する情報提供
・家族計画のためのオプション提供
・出生前・着床前診断の選択肢提供

患者さんで病原性変異が同定された場合、主に常染色体劣性遺伝形式のため、兄弟姉妹が同じ疾患を発症するリスクは25%、保因者となるリスクは50%です(一部の遺伝子変異では常染色体優性遺伝もあります)。家族を検査することでそのリスクを明らかにすることが重要です。

対象遺伝子

詳しくはこちら

RNASEH2A, RNASEH2B, RNASEH2C, SAMHD1, TREX1 ( 5遺伝子 )

各遺伝子の詳細:
・TREX1遺伝子(AGS1型):
DNA 3’→5’エキソヌクレアーゼをコードする遺伝子。細胞質内の不要なDNAを分解する重要な酵素で、この遺伝子の変異により細胞内にDNAが蓄積し、自己免疫反応が誘発されます。TREX1変異は全AGS患者の約17%を占め、優性遺伝形式も報告されています。凍瘡様皮疹との強い関連が日本のコホート研究で示されています。

・RNASEH2A遺伝子(AGS4型):
RNase H2酵素複合体のサブユニットAをコードする遺伝子。DNAに混入したリボヌクレオチドを除去する酵素で、ゲノムの完全性維持に必須です。この遺伝子の変異により、DNA中のRNA残基が蓄積し、ゲノム不安定性と炎症反応が引き起こされます。

・RNASEH2B遺伝子(AGS2型):
RNase H2酵素複合体のサブユニットBをコードする遺伝子。AGSの原因遺伝子の中で最も頻度が高く、全患者の約35%を占めます。この遺伝子変異による症例では、比較的緩やかな進行を示すことがあります。

・RNASEH2C遺伝子(AGS3型):
RNase H2酵素複合体のサブユニットCをコードする遺伝子。RNASEH2A、RNASEH2Bと共にRNase H2複合体を形成し、DNA代謝に重要な役割を果たします。この遺伝子の変異も、不要なRNA残基の蓄積により炎症反応を引き起こします。

・SAMHD1遺伝子(AGS5型):
デオキシヌクレオシド三リン酸加水分解酵素(dNTPase)をコードする遺伝子。細胞内のヌクレオチドプールを調節し、ゲノムの安定性維持に重要な役割を果たします。SAMHD1変異は、Rループ(DNA-RNAハイブリッド構造)の異常蓄積を引き起こし、ゲノム不安定性とI型インターフェロン産生亢進につながります。もやもや病や悪性腫瘍との関連も報告されています。

カバレッジ

カバレッジとは、遺伝子検査においてDNA配列がどの程度正確に読み取られたかを示す指標です。「20x」は同じ部位を20回読み取ることを意味し、読み取り回数が多いほど検査の精度が高くなります。

≥99% at 20x(読み取り深度20回以上)
これは、検査対象遺伝子の99%以上の領域を、20回以上の高い精度で読み取ることができることを示しています。

検体

血液(EDTAチューブ4ml×2本、紫色キャップ)、抽出DNA(EBバッファー中3μg)、頬粘膜スワブ、唾液(要請により採取キット提供)

※唾液・口腔粘膜擦過組織・血液いずれもオンライン診療が可能です。
 ほとんどの検査は唾液・口腔粘膜擦過組織で実施できます。
 血液検体の場合は、全国の提携医療機関で採血をお願いします。
 オンライン診療(ビデオ通話での診療)で遺伝カウンセリングを行った後、検体を当院にお送りいただく流れとなります。
 検体採取キットは検査料金をお支払いいただいた後にお送りいたします。ご自身で勝手に検体を採取しないでください。

検査の限界

詳しくはこちら

すべての配列決定技術には限界があります。この分析は次世代シーケンシング(NGS)により実施され、コード領域とスプライス接合部の検査を目的として設計されています。次世代シーケンシング技術と当院のバイオインフォマティクス分析により、偽遺伝子配列やその他の高度に相同な配列の寄与は大幅に減少しますが、これらは配列決定および欠失/重複分析の両方において病原性変異体対立遺伝子を同定するアッセイの技術的能力を時に妨げる可能性があります。

低品質スコアの変異確認および被覆標準を満たすためにサンガー配列決定が使用されます。注文された場合、欠失/重複分析は、1つの完全な遺伝子(頬粘膜スワブ検体および全血検体)および2つ以上の連続するエキソンサイズ(全血検体のみ)のゲノム領域の変化を同定できます。単一エキソンの欠失または重複が時に同定される場合がありますが、この検査では日常的に検出されません。同定された推定欠失または重複は、直交法(qPCRまたはMLPA)により確認されます。

この検査では、疾患を引き起こす可能性がある特定のタイプのゲノム変化は検出されません。これには、転座や逆位、反復伸長(例:三塩基またはヘキサ塩基)、ほとんどの調節領域(プロモーター領域)または深部イントロン領域(エキソンから20bp以上)の変化が含まれますが、これらに限定されません。この検査は体細胞モザイクまたは体細胞変異の検出を目的として設計または検証されていません。

※この検査パネルでは、最も頻度の高い5つの原因遺伝子を対象としています。ADAR遺伝子(AGS6型)、IFIH1遺伝子(AGS7型)、LSM11遺伝子、RNU7-1遺伝子など、他の原因遺伝子の検査が必要な場合は、別途ご相談ください。

結果が出るまでの期間

2~3週間
※至急オプションを利用すると、結果が出るまでの期間が約7日短くなります。

料金

税込み275,000円
遺伝カウンセリング料金は別途30分16,500円(税込)

よくあるご質問

どのような症状があれば検査を受けるべきですか?
生後1年以内に進行性の脳症を発症した方、精神運動発達遅滞または発達退行がある方、小頭症や頭囲成長の低下がある方、画像検査で頭蓋内石灰化や白質病変が認められる方、脳脊髄液検査で慢性的なリンパ球増多がある方、凍瘡様皮疹がある方におすすめします。また、エカルディ・グティエール症候群の家族歴がある場合も検査をご検討ください。
検査はどのように行いますか?
血液採取(4ml×2本)または唾液・頬粘膜スワブで検査可能です。唾液や頬粘膜の場合はオンライン診療も可能で、遠方の方でもクリニックにお越しいただかずに検査を受けられます。
家族も検査を受ける必要がありますか?
エカルディ・グティエール症候群は主に常染色体劣性遺伝形式をとるため、患者さんの兄弟姉妹が同じ疾患を発症するリスクは25%、保因者となるリスクは50%です。ご両親は通常無症候性保因者です。ご家族の検査により、将来の家族計画に重要な情報を提供できます。
検査で異常が見つからなかった場合はどうなりますか?
この検査では5つの主要な原因遺伝子のみを対象としています。検査で病原性変異が検出されなくても、ADAR(AGS6型)、IFIH1(AGS7型)、LSM11、RNU7-1など他の原因遺伝子の可能性があります。主治医と相談して、必要に応じて追加の遺伝子検査を受けることが重要です。
保険は適用されますか?
当検査は自費診療となり、保険適用外です。費用は税込み275,000円、別途遺伝カウンセリング料金(30分16,500円)が必要です。ただし、診断確定後は小児慢性特定疾病制度により医療費助成を受けられる可能性があります。
結果はどのように説明されますか?
検査結果は遺伝カウンセリングにて詳しくご説明いたします。結果の意味、今後の対応、ご家族への影響、治療選択肢などについて、専門的な観点から分かりやすくお伝えします。
子どもや将来の妊娠への影響はありますか?
エカルディ・グティエール症候群は主に常染色体劣性遺伝形式をとるため、保因者同士のカップルの場合、お子さんが疾患を発症する確率は25%です。検査結果により、出生前診断や着床前診断など、将来の家族計画についてもご相談いただけます。
エカルディ・グティエール症候群の治療はどのように行われますか?
現在、根治療法は確立されていませんが、対症療法により症状の軽減を図ります。けいれん発作に対する抗てんかん薬、痙縮に対する筋弛緩薬、リハビリテーション、栄養管理などを総合的に行います。近年、逆転写酵素阻害薬(RTI)による治療研究も進められています。
予後はどうですか?
重症例では約25%が小児期に死亡すると報告されています。多くの患者さんでは重度の精神運動発達遅滞、痙縮、ジストニアなどの後遺症が残ります。ただし、近年では軽症例や成人期まで生存する例も報告されており、症状の程度には幅があります。早期診断と適切な管理により、生活の質の向上が期待できます。
TORCH症候群との違いは何ですか?
エカルディ・グティエール症候群は、臨床的にTORCH症候群(先天性トキソプラズマ、風疹、サイトメガロウイルス、ヘルペス等の感染症)に類似した症状を呈するため、偽TORCH症候群とも呼ばれます。しかし、感染症検査で陰性であり、遺伝子変異が原因である点で異なります。遺伝子検査により両者を鑑別することが重要です。


プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、1995年に医師免許を取得して以来、のべ10万人以上のご家族を支え、「科学的根拠と温かなケア」を両立させる診療で信頼を得てきました。『医療は科学であると同時に、深い人間理解のアートである』という信念のもと、日本内科学会認定総合内科専門医、日本臨床腫瘍学会認定がん薬物療法専門医、日本人類遺伝学会認定臨床遺伝専門医としての専門性を活かし、科学的エビデンスを重視したうえで、患者様の不安に寄り添い、希望の灯をともす医療を目指しています。

仲田洋美のプロフィールはこちら