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中心体

中心体

中心体とは?

中心体 centrosome とは、動物細胞の細胞小器官の一つで、短い微小管から構成されています。
長さ0.4μm、9対の三連微小管が環状に組まれたもの(中心小体)が二個一組になり、相互に直角にL字形となっています。

中心体は普段は核の近辺に配置されていて、細胞分裂に先立ってS期頃に複製されて計4つになります。
細胞が分裂期に入ると、それぞれ2つの中心小体からなる中心体が細胞の両極に移動します。
中心体を基点として微小管の重合がなされて、細胞分裂の際には星状体(aster)および紡錘体の極となり、娘細胞に染色体を引っ張って分配します。

(A)イモリnewtの肺の細胞での有糸分裂(M期)の4つの時期を免疫蛍光法を用いて観察したもの。
1.2.分裂前期では分裂問期には顕微鏡下でも見えなかった染色体(青)が凝縮し始めて見えるようになり、細胞の両極にある中心体(淡緑)が集合し始めます。
3.分裂中期。染色体は細胞を二分する平面(赤道)に沿って整列。紡錘体(淡緑)の微小管線維に結合。同時に核膜は消失。
4.分裂後期。染色体の半分ずつ(染色分体)が紡錘体に引っ張られて細胞の反対極へと分離するsegregate
6.分裂終期。染色分体が2つの集合に集まる。直後に染色分体は分散して個々の染色分体の集合を取り囲む核膜が新しく形成。

【6】ゲノム情報伝達の仕組み:細胞周期

この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号

仲田洋美 医師(臨床遺伝専門医)

この記事の監修・執筆者:仲田 洋美

(臨床遺伝専門医/がん薬物療法専門医/総合内科専門医)

ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得後、 臨床遺伝学・内科学・腫瘍学を軸に診療を続けてきました。 のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医です。

出生前診断(NIPT・確定検査・遺伝カウンセリング)においては、 検査結果の数値そのものだけでなく、 「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、 一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。

ハイティーンの時期にベルギーで過ごし、 日本人として異文化の中で生活した経験があります。 価値観や宗教観、医療への向き合い方が国や文化によって異なることを体感しました。 この経験は現在の診療においても、 「医学的に正しいこと」と「その人にとって受け止められること」の両立を考える姿勢の基盤となっています。

また、初めての妊娠・出産で一卵性双生児を妊娠し、 36週6日で一人を死産した経験があります。 その出来事は、妊娠・出産が女性の心身に与える影響の大きさ、 そして「トラウマ」となり得る体験の重みを深く考える契機となりました。 現在は、女性を妊娠・出産のトラウマから守る医療を使命の一つとし、 出生前診断や遺伝カウンセリングに取り組んでいます。

出生前診断は単なる検査ではなく、 家族の未来に関わる重要な意思決定です。 年齢や統計だけで判断するのではなく、 医学的根拠と心理的支援の両面から、 ご家族が後悔の少ない選択をできるよう伴走することを大切にしています。

日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/ 日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。 2025年には APAC地域における出生前検査分野のリーダーとして国際的評価を受け、 複数の海外メディア・専門誌で特集掲載されました。

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