症候群とは

症候群と病のちがいとは?

たとえばパーキンソン病とパーキンソン症候群。
言葉が違えば意味も違うのかなと思いますが、この違い気になりませんか?

症候群とは

症候群は英語で syndrome といいます。
a number of symptoms occurring together が英語で表現したsyndrome です。
1540年代から使われるようになりました。
syn-「with」+dromos「a running, course」で、同時にいろいろなものが同じコースを走る、という意味から、同時に起きる一連の症候のことをさすようになりました。
医学的には原因不明ではあるが共通の病態(症状や検査、画像所見など)を呈する患者がいる場合に、そうした症状の集合体に診断名をつけたものです。
シンドロームの原義は「同時に走る」であることから、社会現象など医学以外の場面でも使われます。

病とは

症候群に対し、病気の原因が明らかになったものを「病」とあらわします。
つまり、パーキンソン症候群はいろんな原因でおこる似たような症状(身体が動きにくい、動こうとしたら手足が震える、動作がおそくなる、筋肉が緊張する、表情が乏しくなる、など)のある状態をさしますが、その一部である脳の特定の部位の神経が変性してしまうことで起こる疾患がパーキンソン病です。

この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号