(更新日:2024/01/16)
たとえばパーキンソン病とパーキンソン症候群。
言葉が違えば意味も違うのかなと思いますが、この違い気になりませんか?
症候群とは
症候群は英語で syndrome といいます。
a number of symptoms occurring together が英語で表現したsyndrome です。
1540年代から使われるようになりました。
syn-「with」+dromos「a running, course」で、同時にいろいろなものが同じコースを走る、という意味から、同時に起きる一連の症候のことをさすようになりました。
医学的には原因不明ではあるが共通の病態(症状や検査、画像所見など)を呈する患者がいる場合に、そうした症状の集合体に診断名をつけたものです。
シンドロームの原義は「同時に走る」であることから、社会現象など医学以外の場面でも使われます。
病とは
症候群に対し、病気の原因が明らかになったものを「病」とあらわします。
つまり、パーキンソン症候群はいろんな原因でおこる似たような症状(身体が動きにくい、動こうとしたら手足が震える、動作がおそくなる、筋肉が緊張する、表情が乏しくなる、など)のある状態をさしますが、その一部である脳の特定の部位の神経が変性してしまうことで起こる疾患がパーキンソン病です。
この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医 制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号
この記事の監修・執筆者:仲田 洋美
(臨床遺伝専門医/がん薬物療法専門医/総合内科専門医)
ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得 後、
臨床遺伝学・内科学・腫瘍学を軸に診療を続けてきました。
のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医 です。
出生前診断(NIPT・確定検査・遺伝カウンセリング)においては、
検査結果の数値そのものだけでなく、
「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、
一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。
ハイティーンの時期にベルギーで過ごし、
日本人として異文化の中で生活した経験があります。
価値観や宗教観、医療への向き合い方が国や文化によって異なることを体感しました。
この経験は現在の診療においても、
「医学的に正しいこと」と「その人にとって受け止められること」の両立を考える姿勢の基盤となっています。
また、初めての妊娠・出産で一卵性双生児を妊娠し、
36週6日で一人を死産した経験があります。
その出来事は、妊娠・出産が女性の心身に与える影響の大きさ、
そして「トラウマ」となり得る体験の重みを深く考える契機となりました。
現在は、女性を妊娠・出産のトラウマから守る医療を使命の一つとし、
出生前診断や遺伝カウンセリングに取り組んでいます。
出生前診断は単なる検査ではなく、
家族の未来に関わる重要な意思決定です。
年齢や統計だけで判断するのではなく、
医学的根拠と心理的支援の両面から、
ご家族が後悔の少ない選択をできるよう伴走することを大切にしています。
日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/
日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。
2025年には APAC地域における出生前検査分野のリーダーとして国際的評価を受け 、
複数の海外メディア・専門誌で特集掲載 されました。