遺伝医学用語さ行 スクリーニング

スクリーニング検査とは?

文責:仲田洋美
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号

スクリーニング検査とは、
「迅速に実施可能な検査・手技を用いて無自覚の疾病または障害を暫定的に識別すること」 を言います。
The CCI Conference on Prevention Aspects of Chronic Disease, 1951

 

迅速に実施可能な検査その他の手技(視診・聴診・触診・打診・問診)により、無自覚の疾病罹患者または異常所見がある者を暫定的に識別すること。
したがって、スクリーニング検査だけでは疾病の診断はできません。
スクリーニング検査で正常の範囲にないと識別された個体に対する精密検査によって、最終診断を確定し、早期治療に役立てる(二次予防)や、ハイリスクの人たち(群)を検出する(一次予防)ことを意図しています。

よいスクリーニング検査の条件

有効性Validity

感度と特異度が高いこと
感度Sensitivity(ST):罹患している者を陽性または異常と判定する確率
特異度Specificity(SP):罹患していない者を陰性または異常なしと判定する確率

信頼性Reliability

検査方法による変動、測定者による変動、複数回の検査の不一致が少ないこと

簡易性Simlicity

簡単で短時間に実施可能。

費用Cost

費用対効果がよいこと。

感度・特異度の求め方

 疾患陽性疾患陰性
検査陽性ab
検査陰性cd

感度 a/(a+c)
特異度 d/(b+d)
陽性的中率 a/(a+b)
陰性的中率 c/(b+d)

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