推奨グレードとエビデンスレベル
エビデンスレベル
エビデンスレベル A 複数の無作為化臨床試験またはメタアナリシスから得られたデータ。
エビデンスレベル B 単一の無作為化臨床試験または大規模な非無作為化研究から得られたデータ。
エビデンスレベル C 専門家の意見の一致、および/または小規模な研究、レトロスペクティブな研究、登録。
推奨のクラス
クラス Ⅰ ある治療または処置が有益、有用、効果的であるという証拠および/または一般的な合意。 推奨される/指示される
クラス II 所与の治療又は処置の有用性/有効性について、相反する証拠及び/又は意見の相違がある。
クラス IIa エビデンスの重み/意見は、有用性/有効性を支持するものである。 検討すべきである
クラス IIb 有用性/有効性は、エビデンス/意見によってあまり確立されていない。 検討してもよい
クラス III 所定の治療または処置は有用性/有効性がなく、場合によっては有害であるという証拠または一般的な合意がある。 推奨されない
推奨グレードの見方
AIIaだとエビデンスレベルがA、推奨クラスがIIaで有用性・有効性が支持されていて当該治療を患者に適応することを検討すべである。
BIIaだとエビデンスレベルB、推奨クラスはIIaで有用性・有効性が支持されていて当該治療を患者に適応することを検討すべである。
CIIaだとエビデンスレベルC、推奨クラスはIIaで有用性・有効性が支持されていて当該治療を患者に適応することを検討すべである。
同じ推奨クラスでもエビデンスレベルの高いものが優先順位が高くなります。
この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号