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サイレンシング

サイレンシング

遺伝子サイレンシングは、遺伝発現を制御して細胞の運命を決定する負のフィードバック機構である。遺伝子サイレンシングとは、一般に、それまで活性化していた個々の遺伝子やより大きな染色体領域を不活性化する、遺伝子発現のエピジェネティックな修飾と定義される。遺伝子抑制のメカニズムには、DNAメチル化レベルの変化やヒストン蛋白の共有結合修飾の変化が含まれ、これらはクロマチン圧縮につながり、遺伝子に転写機構がアクセスできないようにする。

遺伝子サイレンシングは、mRNAの分解や翻訳の抑制により、転写後に起こることもある。これらの効果は、低分子干渉RNA(small interfering RNAs;siRNA)、マイクロRNAmiRNA)、Piwi-associated RNAs(piRNA)など、細胞内に蓄積した様々な形態の二本鎖RNA(dsRNA)から生成される低分子RNAレギュレータによって媒介されることが多い。小分子RNA、特にsiRNAは、転写レベルで遺伝子のサイレンシングに関与することもある。

 

この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

仲田洋美のプロフィールはこちら

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