セントロメア

セントロメアとは

セントロメア(Centromere) とは染色体の長腕と短腕が交差する部位をいいます。
染色体の構造
染色体のほぼ中央に位置するためこの名称になっていますが、短腕が凄く短くてセントロメアが中心にない染色体も実はたくさんあります。
セントロメアは細胞分裂するときには紡錘体が結合する大事な部分となっています。
凝集したクロマチン構造(ヘテロクロマチン)をとり、遺伝子発現自体は構造的に抑制されています。
DNA塩基配列はセントロメア特有の繰り返し配列になっています。

細胞分裂において、複製した姉妹染色体を分配のするときに紡錘体が動原体を介して結合するのがセントロメアです。ところが、セントロメア領域のDNA配列に特異性はなく、どの領域が当該染色体のセントロメア領域なのかについてはエピジェネティックに決定されています。
セントロメアのエピジェネティックマーカーとしてヒストンH3のバリアントであるCENP-Aがありますが、CENP-A単独で動原体活性を発揮できません。詳しくは動原体の項目をご覧ください。

 

この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号