生検
病理学者(病理医)による検査のために細胞や組織を取り出すことを生検といいます。病理医は、組織を顕微鏡で観察したり、細胞や組織に対して他の検査を行ったりします。
生検の種類
生検にはさまざまな種類があります。最も一般的なものは以下の通りです。
- (1)切開生検
- 組織の一部をサンプルとして切開採取する方法。
- (2)切除生検
- しこりや疑わしい部分全体を採取する方法。
- (3)針生検
- 針を使って組織や液体を採取する方法。太い針を使用する場合はコアバイオプシーcore biopsyと呼ばれ、細い針を使用する場合は細針吸引生検fine needle aspirationと呼ばれます。
- (4)鉗子生検
- 内視鏡から鉗子を通して組織採取する方法。
- (5)迅速生検
- 手術中に採取した標本に悪性疾患がないかどうかをみるのが一般的です。この場合は凍結切片で診断がなされます。センチネルリンパ節生検の迅速生検結果はどの範囲を手術するかという術式に影響を及ぼします。
この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号
この記事の監修・執筆者:仲田 洋美
(臨床遺伝専門医/がん薬物療法専門医/総合内科専門医)
ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得後、
臨床遺伝学・内科学・腫瘍学を軸に診療を続けてきました。
のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医です。
出生前診断(NIPT・確定検査・遺伝カウンセリング)においては、
検査結果の数値そのものだけでなく、
「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、
一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。
ハイティーンの時期にベルギーで過ごし、
日本人として異文化の中で生活した経験があります。
価値観や宗教観、医療への向き合い方が国や文化によって異なることを体感しました。
この経験は現在の診療においても、
「医学的に正しいこと」と「その人にとって受け止められること」の両立を考える姿勢の基盤となっています。
また、初めての妊娠・出産で一卵性双生児を妊娠し、
36週6日で一人を死産した経験があります。
その出来事は、妊娠・出産が女性の心身に与える影響の大きさ、
そして「トラウマ」となり得る体験の重みを深く考える契機となりました。
現在は、女性を妊娠・出産のトラウマから守る医療を使命の一つとし、
出生前診断や遺伝カウンセリングに取り組んでいます。
出生前診断は単なる検査ではなく、
家族の未来に関わる重要な意思決定です。
年齢や統計だけで判断するのではなく、
医学的根拠と心理的支援の両面から、
ご家族が後悔の少ない選択をできるよう伴走することを大切にしています。
日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/
日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。
2025年には APAC地域における出生前検査分野のリーダーとして国際的評価を受け、
複数の海外メディア・専門誌で特集掲載されました。