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ORF open reading frame オープンリーディングフレーム

ORF open reading frame オープンリーディングフレーム

遺伝子発現の段階 mRNAスプライシングからタンパクまで

タンパク質をコードしているDNAの領域は、まずメッセンジャーRNAmRNA)に転写され、次にタンパクに翻訳されます。DNAの塩基配列を調べるだけで、最終的なタンパク質に含まれるアミノ酸の配列がわかります。

翻訳コドンは、3つのヌクレオチドで構成されており、タンパク鎖の中で次にどのアミノ酸を加えるかを決定します。翻訳を開始するヌクレオチドと停止するヌクレオチドを決定することが重要であり、この間の読み込まれる部分をオープンリーディングフレームと呼びます。

遺伝子塩基配列が決定されたら、正しいオープンリーディングフレームORF)を決定することが重要となります。DNAの各領域には、各方向に3つずつ、計6つのリーディングフレームが存在することになります。どのリーディングフレームを使用するかによって、遺伝子がコード化するアミノ酸が決まります。真核生物の場合、遺伝子の翻訳には通常1つのリーディングフレームしか使用されず、これが最長のオープンリーディングフレームであることが多くなっています。オープンリーディングフレームがわかれば、そのDNA配列を対応するアミノ酸配列に翻訳することができます。 オープンリーディングフレームは、ほとんどの生物種ではatg(Met)で始まり、停止コドン(taa、tag、tga)で終わります。

この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

仲田洋美のプロフィールはこちら

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