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アップレギュレーション

アップレギュレーション

生物の遺伝子産物生産において、細胞が外部からの刺激に応答してRNAタンパク質などの細胞成分の量を増加させる過程をアップレギュレーションという。

受容体をアンタゴニスト(拮抗物質、阻害薬)に慢性的に暴露するとアップレギュレーションがおこり、受容体の数が増加することが報告されている。

アップレギュレーションの例としては、外界からの有害物質にさらされた肝細胞の反応がある。この場合、細胞はチトクロームP450酵素の産生を増加させ、その結果、これらの分子の分解を増加させる。

RNAやタンパク質のアップレギュレーションは、エピジェネティックな変化によって生じることもある。このようなエピジェネティックな変化により、RNAまたはタンパク質の発現が外部からの刺激に応じた変動をしなくなり、これが薬物中毒や抗腫瘍薬への耐性獲得においてみられる。

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

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