塩基配列 Nucleic acid sequence
塩基配列とは、DNA(GACT、グアニンアデニンシトシンチミンを使用)またはRNA(GACU、グアニンアデニンシトシンウラシル)分子内の対立遺伝子を形成するヌクレオチドの順序を示す5つの異なる文字のセットで示される塩基の連続のことをさす。
慣例的に、配列は通常5’末端から3’末端に向かって示される。DNAの場合、センス鎖を使用する。核酸は通常、分岐していない直鎖状のポリマーであるため、核酸の配列を指定することは、分子全体の共有結合構造を定義することに相当する。このため、核酸の配列のことを一次構造とも呼ぶ。
このように塩基配列には情報を表す能力がある。生物のデオキシリボ核酸は、生物の機能を指示する情報を表している。(遺伝暗号、アミノ酸コード)
この記事の著者:仲田洋美医師
医籍登録番号 第371210号
日本内科学会 総合内科専門医 第7900号
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 第1000001号
臨床遺伝専門医制度委員会認定 臨床遺伝専門医 第755号