遺伝学的に問題がないことを証明したい方へ|結婚前の不安に対する診断書発行サポート
遺伝学的に問題がないことを証明したい方へ
当院で遺伝子検査を受け、結果をお伝えした後でも、結婚を考えている相手やそのご家族から反対を受け、
「遺伝学的に問題がないことを証明してほしい」「書面で説明してほしい」というご相談をいただくことがあります。
遺伝という言葉は、正確な理解がないまま不安だけが先行しやすい分野です。
ミネルバクリニックでは、臨床遺伝専門医が検査結果と医学的根拠を整理し、必要に応じて遺伝学的診断書を発行することで、
感情論ではなく科学的エビデンスに基づいて説明・説得できるようサポートします。
サービス概要
本ページのサービスは、当院で実施した遺伝子検査の結果について、第三者(結婚相手・ご家族など)へ医学的に説明する必要がある場合に、
検査内容と結果の解釈を専門医が整理し、書面(遺伝学的診断書)として発行するものです。
診断書は「保証」や「断言」を目的とするものではなく、当院で実施した検査の範囲と結果に基づく医学的評価を示す文書です。
不安や誤解が生じやすいテーマだからこそ、科学的根拠に基づく説明が重要になります。
このような方が対象です
- 当院で遺伝子検査を受けた方
- 検査結果について、結婚相手やご家族など第三者への医学的説明が必要な方
- 口頭説明だけでは不安が解消されず、書面での説明を求められている方
- 科学的根拠に基づく正式な評価書を希望される方
※本サービスは当院で遺伝子検査を受けた方のみが対象となります。
なぜ診断書が役立つのか
遺伝的な話題は、情報が断片的に伝わったり、誤解が生まれたりしやすい領域です。
また、遺伝医学では「ゼロか100か」といった二分法ではなく、検査の範囲・結果の意味・将来リスクの考え方を総合的に評価します。
そのため、第三者へ説明する際には、医学的に整理された文章(診断書)があることで、
①検査の範囲と限界が明確になる ②結果の解釈が一貫する ③不必要な不安が増えにくい、というメリットがあります。
なお、遺伝的変化が確認された場合でも、医学的な対処・選択肢(例:出生前診断・着床前診断など)が議論できるケースもあります。
重要なのは、事実を正確に理解し、医学的根拠に基づいて将来設計を考えることです。
診断書に記載される内容
遺伝学的診断書には、一般的に以下の内容を記載します(ケースにより調整します)。
- 当院で実施した遺伝子検査の種類(検査名・検査方法など)
- 検査対象(対象遺伝子・領域など)と検査の範囲
- 検査結果の要約と医学的解釈(臨床的意義の評価を含む)
- 遺伝形式・将来リスクの考え方(必要に応じて)
- 臨床遺伝専門医としての総合的見解
重要な注意点
- 詳しくはこちら
-
1)「保証」や「断言」を目的とする文書ではありません
医学において将来リスクを完全にゼロと断言することはできません。診断書は、当院で実施した検査の範囲と結果に基づく医学的評価を示します。
2)検査の範囲外の事項は評価できません
遺伝子検査には種類があり、対象遺伝子・対象領域・検出できる変化には限界があります。診断書では、検査の範囲と限界を明確にしたうえで評価します。
3)第三者への提出はご本人の意思が最優先です
診断書は個人の重要な医療情報です。提出先や共有範囲はご本人の意思を尊重し、プライバシー保護に配慮します。
4)社会的・価値的判断を行うものではありません
診断書は医学的評価書であり、結婚の可否などの判断を行うものではありません。あくまで科学的根拠に基づく情報提供です。
料金
16,500円(税込)
※本サービスは診断書発行費用です。
※当院で遺伝子検査を受けた方のみ対象です。
※本サービスにおいて、遺伝カウンセリング料金は不要です(必要な確認が生じる場合は別途ご案内します)。
お申し込みの流れ
- 当院へご連絡(お問い合わせフォームまたはお電話)
- 対象の遺伝子検査(当院実施)と受検者情報の確認
- 診断書に記載してほしい目的・提出先(任意)の確認
- 発行・お渡し(方法は個別にご案内)
提出目的や記載内容のご希望がある場合は、事前にお知らせください(医学的妥当性の範囲で調整します)。
よくあるご質問
- どのような場合に診断書を発行してもらえますか?
- 当院で遺伝子検査を受けた方が対象です。検査結果について第三者への医学的説明が必要な場合、臨床遺伝専門医が評価を行い、遺伝学的診断書を発行します。
- 「遺伝的に問題がない」と断言してもらえますか?
- 医学において将来リスクを完全にゼロと断言することはできません。診断書では、当院で実施した検査の範囲と結果に基づく医学的評価と、現在の科学的知見に基づく説明を記載します。
- 遺伝的変化が見つかっている場合でも発行できますか?
- はい。遺伝的変化が確認されている場合でも、臨床的意義の解釈やリスクの考え方、医学的に議論できる選択肢(出生前診断・着床前診断など)を含めて整理した評価書として発行できます。
- 他院で検査を受けた場合も対象になりますか?
- 本サービスは当院で遺伝子検査を受けた方のみが対象となります。他院検査結果のみでの診断書発行は行っておりません。
- 費用はいくらですか?
- 診断書発行費用は16,500円(税込)です。
- 診断書にはどのようなことが書かれますか?
- 当院で実施した検査の種類・対象範囲・結果の要約・医学的解釈・必要に応じた遺伝形式やリスクの考え方・専門医としての総合的見解などを記載します。
- 診断書を出せば必ず理解してもらえますか?
- 診断書は医学的事実を示す文書であり、相手方の理解や判断を保証するものではありません。ただし、科学的根拠に基づいた説明資料として、誤解や不安を減らす助けになります。
- 結婚相手や家族に直接説明してもらうことはできますか?
- ご本人の同意がある場合に限り、オンラインまたは対面で医学的説明を行うことは可能です。詳細はお問い合わせください。
この記事の監修・執筆者:仲田 洋美
(臨床遺伝専門医/がん薬物療法専門医/総合内科専門医)
ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得後、
臨床遺伝学・内科学・腫瘍学を軸に診療を続けてきました。
のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医です。
出生前診断(NIPT・確定検査・遺伝カウンセリング)においては、
検査結果の数値そのものだけでなく、
「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、
一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。
ハイティーンの時期にベルギーで過ごし、
日本人として異文化の中で生活した経験があります。
価値観や宗教観、医療への向き合い方が国や文化によって異なることを体感しました。
この経験は現在の診療においても、
「医学的に正しいこと」と「その人にとって受け止められること」の両立を考える姿勢の基盤となっています。
また、初めての妊娠・出産で一卵性双生児を妊娠し、
36週6日で一人を死産した経験があります。
その出来事は、妊娠・出産が女性の心身に与える影響の大きさ、
そして「トラウマ」となり得る体験の重みを深く考える契機となりました。
現在は、女性を妊娠・出産のトラウマから守る医療を使命の一つとし、
出生前診断や遺伝カウンセリングに取り組んでいます。
出生前診断は単なる検査ではなく、
家族の未来に関わる重要な意思決定です。
年齢や統計だけで判断するのではなく、
医学的根拠と心理的支援の両面から、
ご家族が後悔の少ない選択をできるよう伴走することを大切にしています。
日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/
日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。
2025年には APAC地域における出生前検査分野のリーダーとして国際的評価を受け、
複数の海外メディア・専門誌で特集掲載されました。