SPG11
遺伝子名 | SPG11 |
遺伝子座MIM番号 | 610844 |
遺伝子座 | 15q21.1 |
遺伝形式 | 常染色体劣性 |
疾患名 | 遺伝性痙性対麻痺 |
疾患頻度 | 人口 10 万人あたり約 0.2 の有病率であると推定されている |
症状 | 遺伝性痙性対麻痺(Hereditary Spastic Paraplegia: HSP)は,臨床的には緩徐進行性の下肢の痙縮と筋力低下を主徴とし,病理学的には脊髄の錐体路,後索,脊髄小脳路の系統変性を主病変とする疾患群である。随伴症状の有無により,純粋型と複合型に分類される。前者は通常,痙性対麻痺のみを呈するが,時に膀胱直腸障害,振動覚低下,上肢の腱反射亢進を伴うことがあり,後者は精神発達遅滞,痙攣,難聴,網膜色素変性症,魚鱗癬,脳梁の菲薄化などを伴う。遺伝形式により,常染色体優性遺伝性(ADHSP),常染色体劣性遺伝性(ARHSP),X連鎖性劣性遺伝性(XRHSP)に分類される。頻度的には ADHSP が多く,ARHSP は少なく,XRHSP はまれである。純粋型,複合型ともいずれの遺伝形式もとりうるが,純粋型はADHSP において最も一般的であり,複合型は主に ARHSP や XRHSP に見られる。 |
表現型MIM番号 | 604360 |
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