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KCTD13遺伝子

KCTD13遺伝子

遺伝子名; Potassium channel tetramerisation domain containing 13
別名: FKSG86, PDIP1, POLDIP1, hBACURD1
染色体:16
遺伝子座: 16p11.2
関連する疾患: 
遺伝カテゴリー:Rare single gene variant–Functional

omim.org/entry/608947

機能

KCTD13遺伝子差物はシナプス伝達に必要なBCR(BTB-CUL3-RBX1)E3ユビキチンリガーゼ複合体の基質特異的アダプターである(PMID 19782033)。BCR(KCTD13) E3ユビキチンリガーゼ複合体は、RHOAのユビキチン化を仲介し、プロテアソームによる分解を導く(PMID 19782033) RHOAの分解は、アクチン細胞骨格を制御し、シナプス伝達を促進する。

発現

KCTD13は、分子量36.4kDの329アミノ酸と予測されるタンパク質をコードしており、TNF(191160)の初期応答遺伝子であるB12(TNFAIP1; 191161)と62%のアミノ酸の同一性を示している。ノーザンブロット解析では、1.8kbのKCTD13転写産物がユビキタス発現しており、肝臓と腎臓で最も高い発現量を示した。

自閉症スペクトラムASDとの関係

KCTD13遺伝子をゼブラフィッシュで過剰発現させると、16p11.2重複に伴う小頭症の表現型が誘発され、KCTD13の発現を抑制すると、16p11.2欠失に伴う大頭症の表現型が誘発された(Golzio et al, 2012)。この報告では、KCTD13遺伝子のエクソン3-5を含むde novoの欠失を持つ自閉症のプロバンドも同定された。

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

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